トッケイヤモリの飼育方法、特徴や飼育に必要な設備を紹介

トッケイヤモリの飼育方法、特徴や飼育に必要な設備を紹介トッケイ

トッケイヤモリは東南アジアに広く分布しているとても有名なヤモリです。ペットとしても人気のヤモリでワイルド個体はとても安い値段で販売されています。今回の記事ではトッケイヤモリの特徴と飼育方法を紹介します。

トッケイヤモリはとても人気のヤモリで以前は壁ちょろ系ヤモリの代表のようなヤモリでした。最近では色々な壁ちょと系のヤモリが販売されているので、他の種類のヤモリに人気は奪われていますが、今でも人気のヤモリの一つです。

見た目も美しくサイズも大きく成長するので迫力もあるので飼ってみたいと思う方も多いとお思います。

気性が荒いのでハンドリングしようとすると噛みつかれてしまいます。サイズにもよりますが噛みつかれると血が出ることもあります。噛みつかれる危険もありますが、繁殖個体で人に慣れていればハンドリングをすることもできます。

今回の記事ではトッケイヤモリの特徴と飼育方法を紹介するので、トッケイヤモリを飼育してみたいと思う方はぜひ読んでみてください。

ペットにオススメのヤモリは、下記の記事で紹介しているのでそちらも読んでみてください。ヤモリを飼いたい人へ!ペットに人気のヤモリの種類を紹介!!

それではトッケイヤモリの特徴と飼育方法を紹介します。

1、トッケイヤモリの特徴

トッケイヤモリは東南アジアに広く分布していて、カンボジア、インド、タイ、中国南部、ネパールインドネシア、ベトナム、中国などなど、色々なところに生息しています。広く生息しているヤモリで、現地では家の中や家の壁などで見つけることができます。

東南アジアにたくさんいるヤモリなのでワイルド個体がとても安い値段で販売されています。ワイルド個体はとても安価でだいたい3000円ぐらいで販売されています。

最近ではCB個体も流通し始めていて、アルビノ個体などが販売されていますがアルビノ個体などは値段が高いです。最近ではホワイトキャリコなど模様が変異した個体の人気も高いです。

ノーマルの個体でも模様がとても綺麗で、体の色は温度や明るさによってすごく変わります。夜間はグレーの色が強いですが、日中の暑い時は水色やオレンジの色がとても明るくなります。

トッケイヤモリは鳴くことで有名なヤモリです。トッケイ、トッケイと鳴くのでトッケイヤモリと呼ばれています。地域によってはトッケイヤモリの鳴き声を7回連続で聞くことができると幸運が舞い込むという言われているそうです。

日本に生息しているニホンヤモリのように民家の近くに生息していて、人に愛されている爬虫類です。寿命が5年ほどと言われていますが、ちゃんと飼育すれば5年以上生きることもあるので、飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えて飼育するようにしましょう。

トッケイヤモリはとても大型のヤモリで、最大で35センチぐらいまで成長することがあるそうです。ただ、飼育下では30センチまで成長させるのも大変なので35センチまで成長させるのは難しいと思います。

性格は気象が荒く怒りっぽいので飼育する際には十分注意が必要です。またワイルド個体は人になれずらいので、飼育ケージ内の掃除などはヒョウモントカゲモドキなどのおとなしい爬虫類に比べて手間がかかります。

繁殖個体であれば人に慣れていることも多いので、ハンドリングをしたり、落ち着いた個体を飼育したいと思う場合は繁殖個体を選ぶのがいいと思います。

2、トッケイヤモリを飼育するために必要な物

トッケイヤモリを飼育するために必要なものはは他の樹上棲ヤモリと同じです。詳しくはヤモリの飼育方法で紹介しているので、そちらも読んでみてください。ただ、体長が大きなヤモリなので、飼育する場合は大きめの飼育ケージを使用するようにしましょう。

飼育ケージの高さは身長の2倍あった方がいいと言われていますが、トッケイヤモリはあまり動き回らないので、高さが45センチの飼育ケージでも飼育することができます。

大きく育てたい場合は高さが90センチ以上の大きな飼育ケージで育てるのがいいでしょう。30cm程度まで成長することを考えると30cmサイズの飼育ケージだと手狭になってしまうので60cm以上の飼育ケージを使用するのがいいと思います。

トッケイヤモリは壁を登ることができるので、飼育ケージに隙間があると脱走してしまうことがあります。掃除などの管理のしやすさと脱走の心配がない点から爬虫類用の飼育ケージで飼育するのがいいと思います。

また、多湿の環境を好みますが、蒸れてしまうと体調を崩してしまうので、風通しの良い飼育ケージが必要です。爬虫類用の飼育ケージは通気性も良いのでおすすめです。

トッケイヤモリは東南アジアの暖かい地域に生息しているため、飼育にはヒーターが必要になります。ヒーターは暖突などの遠赤外線ヒーターとパネルヒーターの2種類を用意して置くのがいいでしょう。

遠赤外線ヒーターは室温を温めるために使い、パネルヒーターは飼育ケージの側面にセットして体を温めるためのバスキングスポットとして使用します。

バスキングライトを使うとヤモリがライトに飛びついてしまって火傷をしてしまうことがあるので、パネルヒーターを使って部分的に暖かい場所を作るようにしましょう。

レイアウトも樹上棲のヤモリと一緒で、コルク片を立てかけたり、流木や太めの枝などをセットしましょう。

また、観葉植物があったほうが隠れ家になったり、霧吹きをした時、葉っぱに水滴がついて水飲み場になったりするので設置したほうがいいでしょう。

昼行性のヤモリを飼育する場合は、照明を設置する必要がありますが、トッケイヤモリは夜行性なので紫外線ライトは必要ありませんが、観葉植物を設置する場合は光合成のために照明を設置する必要があります。簡単なものでいいので、ライトを用意して昼間は明るくしておくようにしましょう。

3、トッケイヤモリの飼育方法

トッケイヤモリはワイルド個体が多く人にあまり慣れないのでその分飼育は大変ですが、体が弱いわけではないので、ちゃんと飼育していれば簡単に病気になったりするのとはありません。

簡単にトッケイヤモリの飼育方法を紹介します。

温度と湿度

温度は28度前後が適温です。夏場などはもっと温度が上がってしまうと思いますが、34度ぐらいだったら全然平気です。直射日光が当たっていたり飼育ケージの風通しが悪かったりすると室温が上がりすぎてしまうので注意してください。

室温は60%前後で安定させるようにしましょう。夏場は1日一回、冬場など乾燥しやすい季節は1日2回霧吹きを拭くようにしましょう。

霧吹きをして壁に水滴をつけておくと、トッケイヤモリの飲み水になります。水入れに水を入れていてもほとんど水を飲んでくれないので、ドリップ式の水入れを使用するか、毎日ちゃんと霧吹きをするようにしましょう。

毎日霧吹きをするのが大変な場合はタイマー式のミストシステムを使用するのが良いと思います。

エサ

エサはコオロギやミルワームなどの昆虫を与えるのが一般的でが、トッケイヤモリのサイズが大きくなったら冷凍のピンクマウスを与えるのもいいと思います。

ただ、トッケイヤモリは個体によってピンセットからエサを食べないことがあります。その場合はピンクマウスを与えるのは難しいです。

トッケイヤモリがピンセットからエサを食べない場合は、生きたエサを飼育ケージに入れて様子を見ましょう。ヤモリの餌は何がいい?ヤモリにオススメの餌や餌の保存方法について紹介!!

飼育ケージ内の掃除をしている時に脱そうされたりなどのトラブルが多いので、トッケイヤモリを飼育する場合はそういった点にも十分注意してください。コオロギの飼育方法を紹介!!

 

トッケイヤモリも他の爬虫類と同様にカルシウムが不足するとクル病になってしまいます。なので、餌を与える時は2回に1回程度カルシウム剤をまぶしてから洗えるようにしましょう。生き餌の他にはガーゴイルフードで飼育することができます。

 

個体によっては人工餌で飼育することができるので、人工餌を食べるようであれば人工餌で飼育するのが良いと思います。

 

 

トッケイヤモリを飼育するときの注意点

 

 

最初にも紹介しましたがトッケイヤモリは気性が激しいので、掃除の時など飼育ケージ内に手を入れる時は注意してください。

 

噛まれると結構痛いので、飼育ケージ内に手を入れる時は手袋をしておくのが良いと思います。

 

また、販売されているトッケイヤモリのほとんどはワイルド個体です。値段も安いので、購入しやすいですが、輸送で体調を崩していることがあるので、購入する時は状態の良いものを選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

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爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

ヤモリの飼育方法

Posted by hachuarium