ヒョウモントカゲモドキの種類(モルフ)の分け方について紹介

ヒョウモントカゲモドキの種類(モルフ)の分け方について紹介

ヒョウモントカゲモドキには色々な種類があります。飼ってみようかなとは思うけど、種類が多すぎて迷ってしまっているって人も多いんじゃないでしょうか?今回はヒョウモントカゲモドキの種類について紹介します。

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキにはたくさんの種類(モルフ)があります。

 

今まで多くのブリーダーがヒョウモントカゲモドキを繁殖させてたくさんの種類(モルフ)を作ってきました。ヒョウモントカゲモドキにはちょっと詳しいんだって人でも聞いたことない名前のヒョウモントカゲモドキがいると思います。

 

様々なモルフがこれほどまでに出回っていると、ヒョウモントカゲモドキを飼い始めようお思う人は、何がなんだかわからないですよね。ヒョウモントカゲモドキのモルフは様々な特徴の組み合わせによって決まっています。

 

今回の記事では、ヒョウモントカゲモドキの種類について紹介したいと思います。ヒョウモントカゲモドキを飼ってみたいけど、どの種類にしようか迷っている場合はぜひ読んでみてください。

 

それではヒョウモントカゲモドキの種類の分け方について紹介します。

 

モルフとは

ヒョウモントカゲモドキは様々な品種改良が行われています。ある特徴を持った個体を選別して交配したり突然変異などで、体色、模様、大きさなどの特徴が表れて、固定化されたものがモルフと呼ばれています。

 

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも繁殖が盛んに行われているので、とても多くのモルフが存在します。特に有名なハイイエローは黄色の強い個体で最初に作られたモルフです。ハイイエローが作られたのは1970年代で、それから様々なモルフが作られていて、今では100以上のモルフが存在しています。

 

1つの特徴を持ったモルフを単一モルフを呼ばれていて、単一モルフ同士を掛け合わせて、複数の特徴がでたモルフを複合モルフやコンボモルフと呼びます。

 

 

 

目の形によって分けられる種類

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキは目の形によって種類が分けられます。

 

ヒョウモントカゲモドキの目には、ノーマル・アルビノ・スネークアイ・ソリッドレッドアイ・ソリッドブラックアイ・マーブルアイの6種類があります。

 

もちろんノーマルが1番安く、ソリッドレッドアイやマーブルアイなどのヒョウモントカゲモドキは高い値段で販売されています。

 

ノーマルアイは黒い瞳孔が白く縁取られていて、その周りの虹彩は金とグレー系の色になっています。アルビノの場合、瞳孔は赤く虹彩は白〜金色っぽくなっています。ぱっと見、瞳孔は黒く見えるのですが、暗い場所で瞳孔が開いたときなどは赤く見えます。

 

スネークアイは名前の通り蛇のような目をしています。ノーマルでもかっこいいですが、個人的に1番かっこいいのがスネークアイだと思います。

 

ソリッドレッドアイは黒に近い赤から完全な赤まであり、透き通るような赤の場合ルビーアイと呼ばれ高額で取引されます。ソリッドアイ、ソリッドレッドアイは全てが瞳孔のようになっていて、ソリッドアイの場合は目全体が真っ黒になっていて、ソリッドレッドアイの場合は目全体が赤くなっています。

 

マーブルアイはマーブル状の模様が入っています。マーブルアイも独特な見た目をしていてかっこいい種類です。

 

 

 

カラーによって分けられる種類

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキは体のカラーによって種類が分けられます。現在では100種以上のモルフがあると言われています。

 

モルフとは、特徴をもったもの同士交配させていくことで、出来上がった特徴のことを言います。

 

たとえば、オレンジ色の強いヒョウモントカゲモドキ同人を交配させていくとこで、オレンジ色が強くでる子供が生まれます。こうして作られた種類のことをモルフと言います。ハイイエローはオレンジ色の強い個体を交配させて作られた爬虫類になります。

 

オレンジ色の発色の弱いもの同士を交配させたのがマックスノーなどの色の白い個体です。

 

ヒョウモントカゲモドキには原産地によってカラーが違います。色々なヒョウモントカゲモドキを交配させてカラーを作っていくのもヒョウモントカゲモドキを飼育する楽しさの一つです。

 

 

 

尻尾や頭の色で分けられる種類

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキにはキャロットテールと呼ばれるものやキャロットヘッドと呼ばれる種類があります。

 

キャロットテールやキャロットヘッドと言われる種類のヒョウモントカゲモドキは尻尾や頭にオレンジ色が強く出ている種類になります。複数の特徴を持ったモルフをコンボモルフや複合モルフと呼ばれています。

 

コンボモルフは単一のモルフを組み合わせることで生まれます。さらに複合モルフを掛け合わせることで、生まれてくるモルフは膨大な数になります。ヒョウモントカゲモドキは繁殖が簡単でブリーディングが盛んに行われているので、現在も様々なモルフが作り出されています。

 

ヒョウモントカゲモドキを飼ってみたいと思うひとは、爬虫類の販売店や販売イベントなどにいって、様々なモルフを探してみるのがいいと思います。

 

 

ヒョウモントカゲモドキの有名なモルフ

 

全てのモルフを紹介するのは大変なので、簡単に有名なモルフを紹介します。

 

ハイイエロー

 

最初にも紹介しましたが、ヒョウモントカゲモドキの最初に作られたモルフです。黄色の強い個体同士を交配することで作られたモルフです。

 

流通量の多いモルフなので値段も安く5000円前後で販売されているので初めてヒョウモントカゲモドキを飼育する人にオススメです。

 

タンジェリン

 

頭かた体までオレンジ色の発色が強いのがタンジェリンです。ハイイエローの中でもオレンジ色の発色が強いもの同士を交配させることで生まれたモルフです。

 

タンジェリンはハイイエローなどに比べて黒いスポット模様が少なくなっています。販売価格はハイイエローよりは高いですが、そこまで高くはありません。

 

ショップにもよりますが1万円前後で購入することができます。

 

マックスノー

 

マックスノーは白い肌が特徴的なモルフです。

 

黒い豹紋柄はノーマルと一緒ですが、肌が白くなっているのでとても綺麗です。マックスノーは成長するにつれて黄色味が出てくることがあります。マックスノー同士を掛け合わせて作られた、スーパーマックスノーだと黄色味がほとんど出ません。

 

マックスノーも昔からあるモルフで流通量も多いので、値段が安く1万円前後で購入することができます。

 

 

アルビノ

 

アルビノはベルアルビノ、レインウォーターアルビノ、トレンバーアルビノの3つの系統があり、種類によって見た目が違います。

 

ベルアルビノはクリーム色の肌をしていて、茶色い模様をしています。レインウォーターアルビノの場合は黄色っぱいクリーム色の肌に、ピンクや紫色っぽい模様をしています。トレンバーアルビノは肌の色がオレンジっぽくなっていて、バンド模様が残ることが多いです。

 

アルビノは他のモルフと掛け合わされて、コンボモルフとして販売されていることが多いです。また、眼が悪いことが多く、餌を見つけられないことがあるので、アルビノを飼育する場合は気をつけてください。

 

アルビノの値段もそれほど高くなく、1万円前後で販売されていることが多いです。

 

 

メランステック

 

 

メランステックは全身が黒くなっているモルフです。

 

完全に黒いわけではなく、黄色味が残っている場合が多いです。ただ、現在もメランステックのモルフを改良が進んでいるので、これからより黒い個体が出回ってくると思います。

 

個体の黒さによって値段が違い流通量も少ないので、値段の幅が広いです。安いものであれば3万円前後で購入することができます。

 

 

 

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法は、下記の記事でも紹介しているので、そちらも読んでみてください。

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法や特徴、飼育に必要な設備を紹介!!

 

 

ヒョウモントカゲモドキのモルフについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、そちらも確認してみて下さい。

モルフって何?ヒョウモントカゲモドキの種類(モルフ)を紹介!!

ヒョウモントカゲモドキがなりやすい病気と病気にさせない飼育方法を紹介!!

 

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。