タランチュラの種類について!人気種と毒性の強さを紹介!!

タランチュラの種類について!人気種と毒性の強さを紹介!!

タランチュラは毒性が強いイメージがありますが、毒性は種類によって違い、ペットとして飼育しやすい種類も多いです。今回の記事では、タランチュラの種類と毒性について紹介します。

タランチュラは見た目もカッコよくて、飼育もそれほど難しくないので、実はペットとしても飼育がしやすいです。

タランチュラというと毒性が強いイメージがあり、飼育するのが大変だと思われるかもしれませんが特別な許可や申請をする必要はなく一般家庭でも飼育することができます。

毒性もペットとして一般的な種類はかなり弱く、人間の死亡例もほとんどなく、少し炎症を起こしたりする程度です。毒性は弱いですが、噛まれると痛いので、扱いには注意が必要です。ペットにオススメのタランチュラはこちらの記事でも紹介しているので、そちらも読んでみてください。

今回の記事では、タランチュラの種類と毒性について紹介するので、タランチュラを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。

タランチュラについて

タランチュラはオオツチグモ科に分類されるクモのことを指します。

タランチュラはアメリカ・東南アジア・南米・アフリカなど地球の温暖な地域に生息している大型のクモです。

全身に怪我生えているのが特徴で危険なイメージがあるかもしれませんが、毒性はそれほど強くなくペットとしても人気です。

近年ペットとして飼育されることが増えてきていて、爬虫類専門店などで取り扱われていることが多いです。まずはタランチュラの基本的な情報について紹介します。

タランチュラの毒性について

日本で販売されているタランチュラのほとんどは毒性が弱く刺されても死んだりすることはありません。

刺されたとしても少しヒリヒリと痛くなったり、少し肌が荒れる程度です。また、刺激毛が体に刺さると痒くなることがあるので注意してください。

人間の死亡例はほとんどありませんが、アナフィラキシーショックを発症して死亡した例が1件あります。

ペットとして飼育する場合は扱いに注意が必要です。種類によっては毒性が強い種類もいるので、マニアックなタランチュラを購入する場合は毒性について調べてから購入するようにしましょう。タランチュラの毒性についてはこちらの記事でも消化しています。

タランチュラの寿命について

タランチュラの寿命は種類にもよりますが、平均でオスが3年ほど、メスだと10年ほどになります。

メスの方が長生きするので、タランチュラを購入する場合はメスを選ぶようにしましょう。オスとメスは脱皮した殻を見ることで判別することができます。

お店によってはオスメスを判断してくれるので、購入する際は聞いてみてください。

タランチュラの販売価格について

タランチュラは値段の高いイメージがあるかもしれませんが実は販売価格が安い種類も多いです。

販売価格の安い種類だと1,000円ほどで購入することができます。

繁殖がしやすい種類は幼体の流通量が多く安価で販売されていることが多いです。1,000円ほどから購入することができるタランチュラですが、希少種になると値段は跳ね上がり数十万円で販売されていることもあります。

爬虫類の販売イベントなどでタランチュラも販売されていることがあるので、タランチュラの購入を考えている場合は販売イベントに行ってみるのがいいと思います。

タランチュラの種類

タランチュラはオオツチグモ科のクモで、タランチュラと一言に行ってもいくつかの種類に分類されます。

まずは簡単にタランチュラの分類について紹介します。

バードイーター

バードイーター大型の種類のタランチュラで、鳥も食べてしまいそうなことから、その名前がついています。

鳥を食べるほど大きという意味でつけられているだけで実際に鳥を捕食することはほとんどありません。野生では昆虫やネズミ、トカゲやカエルなどの爬虫類を捕食しています。

南北アメリカに生息しているタランチュラの総称でペットとしても人気の高い種類が多いです。ローズへアーやメキシカンレッドニーなどがバードイーターに分類されます。

ローズヘアーやメキシカンレッドニーは性格が温厚で初心者向けと言われていますが、危険を感じる腹部にある刺激毛を飛ばすことがあるので、扱いには注意が必要です。

飼育する場合はコオロギなどの昆虫やピンクマウスを与えて飼育することができます。食事をするときはとてもダイナミックですが、性格はおとなしくハンドリングすることができます。ただ、お腹に刺激毛を持っているので、怒らせないように注意しましょう。タランチュラの餌は何?タランチュラを飼育するときにオススメのエサを紹介!!

バブーン

アフリカ大陸に生息しているタランチュラの総称をバブーンと言います。

バブーンは土の中に巣を作って、巣の中から餌が通るのを待ち構え、近くを通った小動物などを捕食します。

気性が荒い種類が多く、威嚇をするときは牙を鳴らします。見た目が綺麗な種類も多いので、人気の高い種類が多いです。

バートイーターに比べて毒性が強いので扱いには注意が必要です。また、動きも早いので、飼育する場合は脱走されないように注意してください。

気性が荒く動きも早いので、タランチュラの飼育に慣れてからお迎えするのがオススメです。

ツリースパイダー

樹上棲のタランチュラのことをツリースパイダーと言います。木を登る種類なので、バードイーターに比べて足が長い種類が多いです。

樹上に巣を作り獲物を捕食するタランチュラで、種類によっては激しく獲物を追いかけて捕食します。

ツリースパイダーは気性が荒い種類が多いので、初心者には飼育が難しい種類です。飼育は難しいですが、非常に見た目の美しい体色を持っている種類がいて人気の高いです。

アースタイガー

アジアに生息しているタランチュラで、樹上棲でないものをアースタイガーと呼びます。

直訳すると地中のトラという意味で、名前の通り性格が荒くて動きも速く、毒性が強い種類が多いです。獰猛で毒性も強いので、上級者向きのタランチュラです。

見た目が美しいコバルトブルータランチュラはとても人気が高いです。ただ、この種類も毒性が強くて性格も荒いので飼育する場合は注意してください。

ペットに人気のタランチュラ

それではペットに人気のタランチュラについて紹介します。

初心者でも飼いやすいタランチュラについて紹介するので、タランチュラを飼ってみようと思う方はぜひ読んでみてください。

ローズヘアータランチュラ

ローズヘアー

生息地 アルゼンチン・チリ・ボリビア
大きさ 6〜7cm
寿命 オス約2年 メス約10年
毒性 弱い
販売価格 1,000〜5,000円

タランチュラの中でも性格がおとなしく、丈夫な種類なので初心者でも飼いやすいタランチュラです。

チリアンコモンとも呼ばれることがあるタランチュラで、赤みの強いレッドモルフという品種もいます。

値段も安くて1,000から高くても5,000円程度で購入することができます。寿命も長くメスであれば10年近く生きることがあります。餌はコオロギで飼育することができます。

この種類のタランチュラは、長い期間絶食をすることがあるので、餌を食べないようであったら、飼育ケージから餌を取り出すようにしましょう。

コオロギを飼育ケージの中に入れっぱなしにしていると、タランチュラがコオロギに噛まれてしまうことがあるので気をつけてください。ローズヘアータランチュラの特徴と飼育方法について紹介!!

メキシカンレッドレッニー

メキシカンレッドニー

生息地 メキシコ・パナマ
大きさ 6〜7cm
寿命 オス約5年 メス約10年
毒性 弱い
販売価格 5,000〜10,000円

タランチュラの中でも人気が高くペットとしてよく飼われている種類です。

毒性も弱いので初心者でも安心して飼育することができます。足が長い種類なので、ほかのタランチュラに比べてかっこいいです。

性格がおとなしく、毒性も弱く、体も丈夫で見た目も綺麗なので、タランチュラの中でも特に人気が高い種類です。

ロースヘアーに比べると値段は高く5000〜15000円前後で販売されていることが多いです。

飼育のしやすい種類ですが、バードイーターなので刺激毛を持っていて、刺激すると刺激毛を飛ばすので扱いには注意してください。

ブラジリアンブラック

ブラジリアンブラック

生息地 ブラジル・パラグアイ
大きさ 6〜8cm
寿命 オス約3年 メス約10年
毒性 弱い
販売価格 8,000〜30,000円

サイズが大きく、全身が真っ黒でとてもかっこいい種類のタランチュラです。レッグスパンは17cm程度まで成長します。

足が短く体が丸く、真っ黒でフワフワの毛がとても可愛らいです。バードイーターの中でも特に性格が大人しいと言われていて、乾燥にも強いので飼育がしやすい種類です。

販売価格が8,000〜30,000と幅が広いのは、個体によっては販売価格によって幅があるからです。美しい個体になると値段が跳ね上がるのでブラジリアンブラックを購入する際はちゃんと個体を確認するようにしましょう。

お尻が大きくと可愛いのでタランチュラの中でも人気が高いです。値段は生態のメスだと2〜3万円程度ですが、ベビーであれば5000円で購入することができます。

タランチュラを飼おう!ペットにオススメのタランチュラの種類と飼育方法を紹介

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。