イグアナを飼うのは大変?イグアナの飼育方法と飼うときの注意点を紹介

イグアナを飼うのは大変?イグアナの飼育方法と飼うときの注意点を紹介Iguana_Costa_Rica

イグアナはペットとしてはあまりポピュラーじゃありませんが、イグアナは頭が良く、飼い主にも慣れやすいので、爬虫類好きの中ではペットとして人気があります。今回の記事ではイグアナををペットにするときの注意点と飼育方法を紹介します。

イグアナはペットとしては一般的ではありませんが、特別な許可や申請をしなくても飼育することができます。

イグアナは安いものなら5000円程度で購入することができます。高い種類のイグアナでも2万円前後なので、値段的には飼いやす種類の爬虫類です。

イグアナの性格はおとなしく頭も良いので飼い主を覚えることができたり、簡単な言葉なら覚えることができます。ただ、爪や歯は鋭くて噛む力も強いので噛まれて怪我をしたりすることがあります。発情期のオスは性格が凶暴になってしまうので飼い主以外の人間に襲い掛かることがあるので飼育する際は注意も必要です。

今回の記事ではイグアナをペットにするときの注意点と飼育方法を紹介するので、イグアナを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。

それではイグアナをペットにするときの注意点と飼育方法を紹介します。

イグアナについて

グリーンイグアナ

イグアナは砂漠や熱帯雨林などに生息している爬虫類です。

広い地域に生息していますが、共通して暖かい場所に生息しています。暖かい場所に生息している爬虫類なので、飼育する場合はエアコンなどで室温を管理するだけでなく、バスキングライトを設置して日向ぼっこができる場所を作る必要があります。

イグアナの種類について

一言にイグアナといっても様々な種類がいます。

ペットとして一般的なのはグリーンイグアナですが他にもコーンヘッドイグアナ、サバクイグアナ、カメレオンイグアナなどがいます。

ペットとして販売されることの多いグリーンイグアナであればベビーで3,000円ほどヤングで5,000円ほどで販売されていることが多いです。

イグアナの性格について

イグアナは見た目は少し怖いですが、性格はおとなしく温厚です。また、非常に頭がいいことで知られていて、飼い主の顔や自分の名前を覚えることができると言われています。

とても頭のいい動物なので、飼い主とコミュニケーションを取ることができます。

爪と歯が鋭いので飼育する時には注意が必要です。性格はおとなしいので、発情期のオスでなければ噛み付いたりすることはありませんが、あまり触りすぎてストレスを与えすぎたりすると引っ掻いたり、噛み付いたりすることがあるので注意してください。

子供がいる家庭では子供が怪我してしまうこともあるので注意してください。また、温厚な性格をしていますが、発情期の雄は気性が激しくなるので、雄を飼育する場合は注意が必要です。

イグアナの平均寿命

イグアナの平均寿命は10〜15年と言われています。長生きな爬虫類なので、飼育する場合にはちゃんと飼いきれるか考えてから飼育するようにしましょう。

イグアナを飼育する際の注意点

グリーンイグアナ

イグアナは頭が良く性格も温厚なので、飼育が簡単そうに思われますが体長が大きく力も強いので、飼育する場合は注意も必要です。

1、イグアナは大きく成長するので注意が必要

ペットショップで販売されているイグアナはだいたいがベビーです。

小さいサイズのイグアナであれば60センチ水槽で飼育することができますが大きくなると水槽では飼育ができなくなってしまいます。

イグアナは尻尾まで入れると最大で180センチぐらいまで成長します。180センチまで成長すると水槽などの飼育ケージでは飼育することができないので、自宅で放し飼いにするか、大型犬用のケージを用意する必要があります。

ベビーの頃には安い値段で販売されているので、安易に購入してしまい大きくなってしまって飼いきれなくなってしまう人が多いです。イグアナを飼う場合は大きくなることも理解してちゃんと飼いきれるかしっかり考えてから購入しましょう。

イグアナは力が強いので注意が必要

イグアナは大きく成長すると力がものすごく強くなります。

爪や歯も鋭くなって背中の棘も鋭くなります。

噛まれたり引っかかれたりしたら皮膚が裂けてしまいます。力も強いので尻尾で叩かれたらミミズ腫れになることもあります。

イグアナのオスは繁殖期になると凶暴になるので、飼育する場合は注意が必要です。

イグアナは顎の力も強いので、噛まれたら大変な怪我になってしまいます。飼っているイグアナに悪気がなくても間違って人間に怪我をさせてしまうことがあります。

無理に触ったりスキンシップをとったりするのは控えて、ちゃんと飼育するイグアナの特徴を理解して飼育するようにしましょう。

生後1年半ぐらいからイグアナのオスは発情期になります。

グリーンイグアナの場合は基本的には温厚な性格をしていて頭もいいので、飼い主に襲いかかることはありませんが、発情期になると非常に攻撃的になってしまうので、飼い主に飛びかかってしまったり、交尾ができずにストレスがたまってしまって他の動物に襲いかかったりしてしまうことがあります。

小型犬などと一緒に飼育していると小型犬が襲われて怪我をしてしまったりすることがあるので注意してください。

イグアナの飼育にはお金がかかる

イグアナは草食の生き物なので、野菜や果物を食べます。

イグアナを飼育する場合はできれば毎日新鮮な野菜や果物を与える必要があります。イグアナフードも食べますが、イグアナフードでだけで飼育することはできません。

大人になると結構な量の餌を食べるので、普通に飼育していても餌代だけでも結構な値段になります。イグアナを飼育する場合は経済的なこともしっかり考えてから購入するようにしましょう。

餌代の他にも飼育設備に色々とお金がかかってしまいます。室温を管理するためにエアコンをつけっぱなしにしなければいけなかったり、紫外線ライトをつけておかなければいけなかったりします。

爬虫類は頭もいいので飼い主の顔を覚えることができたり、簡単な言葉を覚えたりすることができるので、ペットとしては魅力的ですが、力も強く体も大きくなるので飼育が大変です。

イグアナを飼ってみたいと思う人は多いと思いますが、飼育する前にちゃんと飼いきれるかしっかり考えてから飼うようにしましょう。

イグアナの餌について

レッドイグアナ

イグアナは草食性なので、野菜や果物を食べます。ただ、ベビーの頃は冷凍マウスやコオロギなどの動物性の餌を食べます。イグアナ用の人口餌も販売されているので、野菜や果物と混ぜて与えることができます。

餌を与える時はなるべく彩がカラフルにしてあげてください。爬虫類は色を理解するので、鮮やかは方が食欲を感じるのでよく食べてくれます。イグアナは餌をあまり噛まずに食べてしまうので、餌を与える時は喉に詰まらないように小さく切って与えるようにしましょう。

イグアナの飼育に必要なもの

それではイグアナを飼育する際に必要な設備について紹介します。

イグアナは飼育するのは大変ですがとても魅力的なペットなので飼ってみたい方はちゃんと飼育設備を整えるようにしましょう。

飼育ケージ

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体調が1メートル未満であればケージで飼育することができます。ベビーの頃は爬虫類用の飼育ケージで飼育することができます。爬虫類用の飼育ケージでも飼育することができますが、大きな観賞用植物用の温室でも飼育することができます。

イグアナは成長が早いので、半年から1年ぐらいすると飼育ケージも手狭になってしまうので、150cmぐらいの大きな温室やアクリル水槽を用意する必要があります。イグアナは上から掴まれるとストレスになってしまうので、水槽よりも大きな温室の方がイグアナの世話がしやすくてオススメです。

止まり木

イグアナが休むためには止まり木が必要になります。安定感のある流木などをイグアナが移動できるように立体的に組み合わせるようにしましょう。

止まり木を用意することでケージ内でも立体的に移動することができるので、運動不足を予防することができます。

水浴びようの容器

イグアナは水浴びが好きなので、水浴び用の容器を入れてください。体が入るぐらいの大きさの容器を用意しましょう。水浴びができないと脱皮ができなくなってしまうことがあります。

脱皮ができないと体が黒ずんでくることがあるので、注意してください。

床材

床材はクッションになるので、床材を設置しておきましょう。保湿性が高い床材の方がいいので、イグアナを飼育する場合はミズゴケやピートモスなどの床材を使用するのがオススメです。

紫外線ライト

イグアナに限らず昼行性の爬虫類を飼育する場合は紫外線を放射することができる紫外線ライトが必要になります。

紫外線ライトがないとビタミンを作り出すことができないので、クル病になってしまうことがあります。紫外線ライトは必須の設備なので、ぜひ用意してください。

バスキングライト

体温が低いと代謝が下がってしまいます。

体温が低いと動きもゆっくりになります。バスキングライトを設置することによって体温が低いときに体を温めて体温をあげることができます。

朝に日向ぼっこをして体温をあげてから餌を食べるなどの活動を始めるので、バスキングライトを設置してください。

保温器具

イグアナは熱帯地域に生息しているので、飼育する場合は温度を28〜35度前後で安定させる必要があります。温度が20度を下回るとイグアナが肺炎になってしまうことがあるので注意してください。夜間でも室温が25度以上になるようにして、日中はバスキングライトを使って1部分だけ35〜40度になるようにしてください。

また、イグアナを飼育する場合は湿度は60度前後に保つようにしましょう。湿度が足りないと脱皮不全になってしまうことがあるので注意してください。

イグアナを室内飼育する場合は冬場は温度や湿度が下がらないようにしましょう。

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Posted by hachuarium