グリーンイグアナの飼育方法は?飼育に必要な設備や餌、注意点を紹介!
グリーンイグアナはイグアナの中でも値段も安く販売されているので、飼ってみようと思う人も多いんじゃないでしょか。ただ、イグアナは体長も大きく、飼育が大変な生き物なのでイグアナを飼う場合は注意が必要です。今回の記事ではグリーンイグアナの飼育方法と飼育する時の注意点を紹介します。
グリーンイグアナは見た目も可愛いのでとても人気な爬虫類です。グリーンイグアナのベビーはペットショップなどで安い値段で販売されています。
ベビーであれば5000円ぐらいで購入することがで、60センチ水槽で飼育することができます。ただ、グリーンイグアナは体が大きく成長してしまうので大人になると大きな飼育ケージが必要になり、飼育するのは大変です。
軽い気持ちで飼育を始めてしまうと飼いきれなくなってしまうので注意が必要です。
今回の記事ではグリーンイグアナの飼育方法と飼育する時の注意点を紹介するので、グリーンイグアナを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。
それでは、グリーンイグアナの飼育方法を飼育する時の注意点を紹介します。
グリーンイグアナについて
グリーンイグアナはイグアナ科イグアナ属に分類されているトカゲです。イグアナには様々な種類がいますが、イグアナというとグリーンイグアナを指していることが多いです。
グリーンイグアナはコロンビアやメキシコに広く生息しています。本来はメキシコを中心に生息しているイグアナでしたが、最近では沖縄にも生息するようになっています。
名前の通り緑色の体色が特徴的で、ベビーのことはとても綺麗な緑色をしています。ベビーの頃は綺麗な緑色をしていますが、成長につれて赤褐色や茶褐色などに色合いが変わっていきます。
グリーンイグアナには赤色が強い個体を交配させて赤色を定着されたレッドイグアナや青色の強い個体を交配して青色を定着させたブルーイグアナがいます。
グリーンイグアナの体長について
全長は最大で180cmほどまで成長する大きなトカゲです。平均でも150cmほどまで成長するので、飼育する場合は部屋で放し飼いにするか、大型犬用のケージを使って飼育する必要があります。
グリーンイグアナの性格について
グリーンイグアナは臆病で神経質な性格をしています。
樹上で生活をしているイグアナですが、泳ぐのも得意て危険を感じると水に飛び込んで逃げます。野生のグリーンイグアナは攻撃的な性格をしているので、飼育する場合はちゃんと人に慣れさせておく必要があります。
グリーンイグアナのオスは発情期になると気性が荒くなりまあす。縄張り意識が強くなり、縄張りに侵入すると攻撃をしてくることがあるので、飼育する場合は注意が必要です。
グリーンイグアナは頭がいい?
グリーンイグアナは頭が良いと言われています。
グリーンイグアナは他の爬虫類に比べて頭がよく、トイレの場所を覚えたり飼い主の顔を覚えたりすることが出来ます。
自分の名前も覚えることができるとも言われています。犬の様に懐くことはありませんが、自分の名前を覚えることができるので、名前を呼べば近づいてきてくれることもあります。
グリーンイグアナの販売価格について
最初にも紹介しましたが、グリーンイグアナのベビーは3000〜5000円程度で販売されています。
ベビーは3000円ほど、ヤングだと5000円ほどで販売されていることが多いです。販売価格の安いイグアナですが、アルビノやアダルトになっても緑色が綺麗な個体は数万円で販売されることがあります。
安い値段で販売されているイグアナなので、大きくなることを知らずに購入してしまい、飼いきれなくなってしまうことが多いです。
グリーンイグアナは体の丈夫な爬虫類で環境への適応力も高いので、日本で野生下してしまっています。特に沖縄ではグリーンイグアナが野生下して問題になっています。なのでグリーンイグアナを購入する場合はしっかりと飼育環境を整えて、最後まで飼いきれるかよく考えてから飼育するようにしましょう。
グリーンイグアナの寿命について
グリーンイグアナの寿命は10年ほどだと言われています。ただ、20年近く生きた例もあるので、しっかりと飼育して長生きさせてあげるようにしましょう。
爬虫類は犬や猫などに比べて体の異変がわかりずらいことが多いので、グリーンイグアナを飼育する場合は定期的に病院で健康診断をしてもらう様にしましょう。
急に具合が悪くなってしまうこともあるので、飼育する場合は爬虫類を診察してくれる獣医さんを探しておくのがオススメです。
グリーンイグアナの飼育に必要な設備
グリーンイグアナは体が大きいので、飼育する場合はしっかりと飼育スペースを用意して、ストレスの少ない環境で飼育する様にしましょう。
まずはグリーンイグアナを飼育する際に必要な設備について紹介します。
飼育ケージ
グリーンイグアナは樹上棲なので、高さのある飼育ケージが必要です。
ケージの大きさは奥行きと横幅が体長と同じぐらい、高さが体長の1.5倍ほど必要です。狭い飼育ケージだと不足になるだけでなく、ストレスも溜まってしまいます。
ベビーの頃は爬虫類用の飼育ケージや水槽で飼育することができますが、大人になって体長が大きくなってきたらケージ内で飼い続けることが難しくなります。体が大きくなって飼育ケージが手狭になってしまうとガラスを割ってしまうことがあるので注意が必要です。
イグアナを飼育する場合は高さのあるアクリル水槽で飼育するのがオススメです。アクリル水槽はガラス水槽に比べて衝撃に強く販売価格が安いです。ある程度大きくなるまではアクリル水槽で飼育をして、アクリル水槽が手狭になったら大型犬用のサークルや猫用のケージなどを使用して飼育するのがオススメです。
登り木
イグアナは樹上棲なので、ケージ内には登り木を設置して立体的に移動ができる様にしてください。しっかり固定しておかなと流木が倒れてしまう注意してください。
室内で放し飼いをする場合もラックにネットを張ったりして立体的に移動ができる様にしましょう。
床材
床材は保湿性の高いミズゴケやピートモスがオススメです。湿度が低いと脱皮不全になってしまうことがあるので注意が必要です。
グリーンイグアナは樹上でフンをすることが多いので、掃除を楽にしたいならペットシートや新聞紙などを使用するのがオススメです。
水入れ
グリーンイグアナは水辺に近い樹上で生活をしていて、水浴びをすることもあります。
水を飲むだけでなく、水入れに入ることもあるので、体が入るぐらいのサイズの水入れを用意しておきましょう。
水入れを設置しておくことで、脱皮不全を予防することができます。室内で放し飼いをするようになってもたまに温浴をさせてあげるようにしてください。
紫外線ライト・バスキングライト
イグアナは他の爬虫類と同様に変温動物なので、飼育ケージにはバスキングライトを設置して35〜40度程度のホットスポットを作るようにしてください。
また、昼行性なので、紫外線ライトが必要になります。紫外線ライトとバスキングライトは1つでは足りなくなることも多いので、グリーンイグアナのサイズに合わせて、2〜3個ほど用意しておくのが良いと思います。
紫外線が不足すると骨の成長に影響を与えてしまいます。骨が変形してしまいうまく歩くことができなくなってしまったり、餌をちゃんと食べれなくなってしまうことがあるので、注意してください。
グリーンイグアナの飼育方法について
グリーンイグアナは熱帯雨林に生息しているトカゲなので、生息環境に合わせた飼育環境を作る様にしましょう。
温度について
温度は昼と夜で適切に設定しましょう。
イグアナを飼育する場合は、日中は28〜35度前後で安定させて、夜間は25〜28度前後で安定させてください。
一年間この温度で安定させるため、大きくなったグリーンイグアナを室内で放し飼いをして飼育する場合はエアコンを使って室温を管理するため、光熱費だけで相当な金額になります。
ベビーを水槽などのケージなどで飼育する場合はスポットライトを設置して一部分を40度前後で安定させてください。
スポットライトを設置して、ホットスポットを作ることで、体温が下がった時にホットスポットで自分の体温を上げることができます。
室内で放し飼いする場合も部屋の一部分にはホットスポットを作るようにしてください。体が大きくなっても体温調節はホットスポットを使って行うので、ホットスポットがないと上手く体温調節をすることができないので注意してください。
湿度について
また、グリーンイグアナは熱帯雨林に生息しているので、飼育する場合は湿度の高い環境で飼育する必要があります。
湿度が50〜70%ぐらいの環境で飼育する必要があるので、加湿器などを設置して湿度が下がりすぎない様に注意してください。
温浴について
湿度が低いと脱皮不全などになってしまうことがあります。湿度が下がる冬場脱皮不全にならない様に温浴をさせるのがオススメです。
温浴をすることで水分を補給することができる以外にも、活性も上がり食欲も出ます。体がすっぽり入るぐらいの水入れを設置しておくと水浴びをすることもあります。
温浴する際は38度前後のぬるま湯に5〜10分ほど入れてあげてください。起床直後は体温が下がっているので、急に温浴をすると急激に体温が上がってしまいストレスを感じてしまったり、体調を崩してしまうことがあるので、温浴は起床してからしばらくたってから行う様にしましょう。
グリーンイグアナの餌について
グリーンイグアナは草食性の爬虫類です。
個体によっては冷凍のマウスやコオロギを食べることもありますがタンパク質を摂取しすぎると病気になってしまう恐れもあるので与えないようにしましょう。
グリーンイグアナにオススメの野菜
野菜はタンポポやチンゲンサイ、大根やかぶの葉、サラダ菜、モロヘイヤなどの葉野菜の他に、ニンジンやカボチャなども食べます。野菜の他にはバナナやリンゴなどの果物も食べます。
同じ餌ばかりだと起きてしまうので、なるべく多くの野菜を用意して彩りが綺麗な方が食欲を刺激することができます。
タンポポなどの野草には農薬は排気ガスがついていることがあるので、野草を与える場合や排気ガスがかかっていない場所から採取して、よく洗ってから与えるようにしてください。
人工餌について
イグアナ用の人工餌を販売されています。彩があったほうがよく餌を食べるので、葉野菜に人工餌を少しまぜて与えるのがオススメです。
イグアナフードは野菜と違い季節や天候によって値段が左右されないので使いやすい餌です。野菜は値段が上がってしまうことがあるので、用意しておくと便利です。人工餌を与える際は水でふやかしてから与える様にしましょう。
餌の与え方について
イグアナは餌を丸呑みするように食べるので、餌を与えるときは小さく切って餌皿に入れて与えるようにしましょう。餌の回数は1日に1〜2回与えるのが良いと思います。
餌の量は腹八分目を目安に与える様にしてください。最初は難しいと思いますがイグアナの食いつきを見ながら調整してください。
サプリメントについて
グリーンイグアナを飼育する場合もサプリメントが必要です。
カルシウムが不足するとくる病になってしまうので、餌にはカルシウム剤のサプリメントを添加して与える様にしてください。
グリーンイグアナの餌についてはこちらの記事で紹介しているので、こちらの記事も読んでみてください。
グリーンイグアナの餌は何が良い?グリーンイグアナにおすすめの餌を紹介
グリーンイグアナを飼育する時の注意点
グリーンイグアナは尻尾まで入れると最大で180センチぐらいまで成長します。
力も強く爪や歯は成長とともの鋭くなっていくので注意が必要です。
繁殖期を迎えたオスは性格が凶暴になるので、飼育する場合は注意が必要です。グリーンイグアナに悪気はなくても、爪が引っかかっただけで怪我をしてしまったり、尻尾で叩かれただけでミミズ腫れになってしまう場合があります。
繁殖期になっても交尾することができないとストレスが溜まって人や他の動物などに襲いかかる場合があります。
グリーンイグアナを飼育する場合はちゃんと生き物の特徴を理解して飼育するようにしましょう。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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