ワニって飼育できる?ワニの飼育に必要な手続きや設備を紹介!!

ワニって飼育できる?ワニの飼育に必要な手続きや設備を紹介!!ワニ

ワニは爬虫類の中で最も大きな生き物です。爬虫類が好きな人は1度は飼ってみたいと思ったことがあるんじゃないでしょうか。ワニを飼育するにはどんな手続きがいるのかやどんな設備が必要なのかわからないことも多いと思います。今回の記事では、ワニの飼育方法と必要な手続きについて紹介します。

ワニは爬虫類の中で1番大きく、知能も高くて、飼い主を見分けることができるそうです。

凶暴なイメージがあり、飼育することは難しそうですが、しっかりと飼育環境と整えて、手続きをすれば実は一般家庭でも飼育することができます。

飼育するには広いスペースと専用の飼育ケージが必要になるので、飼育することは大変です。また、餌代も高額になるので、飼育するには大変な覚悟が必要になります。

今回の記事では、ワニの飼育方法と飼育するための手続きについて紹介するので、ワニを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。

ワニを飼育するために必要な手続きについて

ワニは特定動物に指定されているので、飼育する場合は住んでいる都道府県の知事の許可が必要になります。

保管許可を得るには、飼育するワニの写真と生体販売証明を販売店でもらい、都道府県の動物保護管理センターで飼育許可の申請をする必要があります。

自治体によって値段は違いますが、手続きには17000円ほどかかります。

申請をすると、飼育施設を担当の職員が飼育設備を確認しにきます。飼育施設に問題がなければ、「特定動物飼養・保管飼育書」と「特定動物の飼養または保管の許可を受けたことを示す座標」がもらえます。

それから数日すると承認か批評認の判断が下ります。承認されると保管許可書がもらえます。

保管許可書がもらえたら、保管許可書とケージを持って販売店に行くことで、生体を受け取ることができます。

住んでいる地域によって多少異なるので、詳しくは住んでいる地域の保健所や動物保護センターへ問い合わせてください。

飼育しやすいワニはいる?

コビトカイマンなどの小さい種類のワニでも1メートぐらいまで成長するので、どの種類のワニも簡単には飼うことはできません。

また、力も強く噛めば簡単に人を殺すこともできる生き物です。体長の小さなワニでも噛まれれば大怪我をするので、どの種類のワニも飼いやすいとは言えません。

ただ、本当に飼育する場合は体長の小さいコビトカイマンなどが現実的な選択になるでしょう。

小さいワニでも運動量が多く広いスペースが必要になるので、ワニを飼育する場合はしっかりと飼育スペースが取れるかも考えましょう。

ワニの販売価格はどのぐらい?

ワニの中で流通量の多いメガネカイマンで15万円程度になります。コビトカイマンは少し高くて20万円程度で販売されていることが多いです。

ブラジルカイマンも20万円前後で販売されていることが多いです。

30cm程度で販売されていることが多いですが大きくなると1〜2メートルぐらいまで成長するので注意してください。

ワニの寿命について

ワニの寿命は種類にもよりますが、中には70年以上生きたい記録もあります。とても長生きな爬虫類なので、飼育する場合は相当な覚悟が必要になります。

飼い主よりも長生きする可能性もあるので、飼育する場合は引き取り先も確保しておく必要があります。

ワニは飼い主に慣れる?

飼い主に慣れているワニがテレビやYouTubeなどで紹介されていますが、全てのワニが飼い主に慣れるわけでなく、飼い主に慣れるワニは例外と考えておきましょう。

ワニは知能が高い生き物と言われていますが、必ず飼い主に慣れるという保証はなく、噛まれて怪我をしてしまうこともあるので、扱いには十分注意が必要です。

ワニの口の中に頭を入れるショーが東南アジアで昔から行われていますが、毎年事故が起きています。飼いなされたワニを使用したショーでも事故が怒るので飼育する際には細心の注意が必要です。

飼育環境について

飼育する場合はワニが十分に運動できるように広いスペースが必要になります。また、飼育ケージ内には陸地と水場を用意する必要があります。

ワニの大きさが1〜2メートル程度ある場合は飼育環境は8〜10畳ぐらいあるのが理想です。

飼育環境は自治体によって定められているので、自治体に確認して、しっかりと飼育環境を整えるようにしましょう。

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ワニが小さい時は冷凍のピンクマウスやウズラなどを与えることができます。大きくなったら、鶏やウサギ、豚などの冷凍の餌を与える必要があります。

スーパーなどで売っている鶏肉なども食べますが、それだけでは栄養価が偏ってしまうので、骨や内臓まで食べられる餌を用意してあげてください。

餌の量はワニの体重の5%ほどが望ましいと言われています。体重が10キロほどであれば1回の給餌に500グラムほどの餌が必要になります。

餌の頻度は子供であれば2〜3日に1回、大人であれば週に1〜2回ほど与える必要があります。

紫外線ライトが必要

爬虫類は紫外線を浴びることでビタミンを作り出します。なので、ワニを飼育する場合も紫外線ライトが必要になります。

毎日日光浴することができる場合は必要ありませんが、一応用意しておくのがいいと思います。紫外線ライトの正しい使い方を紹介

保温器具について

ワニのほとんどは熱帯や亜熱帯に生息しています。中国に生息しているヨウスコウワニは珍しく温帯に生息していて低温にも強いですが、ほとんどのワニは低温に弱く飼育する場合は暖かい環境で飼育する必要があります。

まだ体長が小さく水槽で飼育することができるのであれば爬虫類用の保温器具などを使用して温度を管理することができますが、大きくなって水槽には入りきらなくなったらエアコンや保温器具をいくつか用意して室温が下がらないようにする必要があります。

水温や室温は年間を通して30度前後に保つ必要があり、大きな温室のような環境が必要になります。

 

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。