イモリを飼いたい人へ!!イモリの飼育方法とオススメのイモリを紹介!!

イモリを飼いたい人へ!!イモリの飼育方法とオススメのイモリを紹介!!イモリ

イモリは水辺に住んでいる生き物で、ペットとしても人気も高いです。最近はペットとして色々な種類のイモリが輸入されているので、飼ってみたい方も多いと思います。今回の記事ではイモリの飼育方法について紹介します。

イモリとヤモリは名前が似ているので、混合されがちですが、生息している場所も違い、見た目も違います。イモリはヤモリと違って水生の生き物です。

ヤモリは家に住み着く昆虫を食べて、家を守ってくれることが由来でヤモリと呼ばれています。イモリは井戸の近くに住み着いて、井戸に住み着く昆虫を食べてくれるので、井戸を守るって意味でイモリと呼ばれています。

ペットとして輸入されるイモリの種類も豊富で、見た目も綺麗なので、とても人気のペットです。今回の記事では、イモリの飼育方法について紹介するので、イモリを飼ってみようと思う方はぜひ読んでみてください。

それでは、イモリの飼育方法を紹介します。

イモリについて

イモリはヤモリと混合されることがありますが、イモリは水辺に生息している生き物で、カエルやウーパールーパーと同じ両生類です。

日本には日本固有種のアカハライモリがいます。イモリというとアカハライモリを想像する人も多いと思います。名前の通りお腹が赤くなっているイモリで、ホームセンターなどでも販売されていて、ペットとして飼育されることが多いです。

アカハライモリの他にも日本にはオキナワシリケンイモリやアマミシリケンイモリなどが生息しています。

イモリの再生能力について

イモリは高い再生能力を持っています。

爬虫類であるトカゲは尻尾が切れても再生することができますが、骨までは再生することができません。

イモリは尻尾が切れてしまっても骨まで再生することができ。手足や目、心臓などの臓器や脳でさえも再生することができます。

イモリの毒性について

イモリは毒を持っています。

フグと同じテトロドトキシンという毒を持っています。耳の後ろにあるコブから毒を分泌します。ペットとして人気のあるファイアサラマンダーは毒を的に向かって噴射することで知られています。

毒を持っていると言われると危険なイメージがあるかもしれませんが、毒の量はとても微量なので人間の命を奪うようなことはないので、安心して飼育することができます。

素手で触ると手がかぶれたり、触った手で目を擦ったりすると目が腫れてしまうことがあるので、イモリを触ったら必ず手を洗うようにしましょう。

ペットに人気のイモリについて

イモリにも様々な種類があります。種類が豊富で様々な見た目のイモリがいるので、イモリを飼ってみたい方は爬虫類専門店などで色々と見てみると楽しいと思います。

アカハライモリ

アカハライモリ

イモリの中で1番流通量が多く、人気なのがアカハライモリです。値段も安くて飼いやすいので、初めてイモリを飼おうを思う方にはオススメです。

名前の通りお腹が赤くなっているのが特徴で、日本に生息しているイモリです。値段は安いところでは200円程度で販売されていることもあります。水が綺麗な川や田んぼなどにも生息しているので、自分で捕まえることもできます。アカハライモリってどうやって飼うの?アカハライモリの飼育方法を紹介!!

シリケンイモリ

シリケンイモリ

シリケンイモリも日本固有のイモリです。

シリケンイモリにはオキナワシリケンイモリとアマミシリケンイモリがいます。シリケンイモリはアカハライモリに比べて暑さに強いので、アカハライモリよりも飼育が簡単です。

黒い体に金粉をまぶしたようなまだら模様が特徴的なイモリです。個体によって模様が様々なので、購入する場合は色々な個体を確認するのがおすすめです。

アカハライモリよりも体長が大きく15cmぐらいまで成長します。値段は1000円程度で販売されています。シリケンイモリの特徴を飼育方法を紹介!!

コイチョウハナダイモリ

中国原産のイモリで、アカハライモリの近縁種のイモリです。

アカハライモリの近縁種なので、コイチョウハナガイモリも飼育がしやすい種類のイモリです。

体長もアカハライモリと同じで10cm程度まで成長します。値段も安くて1500円ぐらいで販売されています。

雄は成長すると尻尾が淡い青色になりとても綺麗なイモリです。流通量は少ないですが、イモリの中では人気の高い種類です。

ファイアサラマンダー

 

ファイアサラマンダーはヨーロッパに生息しているイモリです。

黒い体に黄色い斑点模様が綺麗なイモリです。ファイアサラマンダーという名前は毒液を発射させる特徴から名付けられています。炎のファイヤーではなく、発射のファイアです。

販売価格は国産のヤモリに比べて高く、1万円前後で販売されていることが多いです。

マダライモリ

マダライモリ2

フランスなどに生息していて、緑と黒のまだら模様が特徴的なイモリです。

マダライモリは幼生の頃は水中で生活しますが、成体になると上陸して陸上で生活します。繁殖期になるまで水中に入ることはなく、成体は泳ぐのが苦手なので、溺れてしまうこともあります。

オスは繁殖期になるとクレストと言って背中のオレンジ色のラインが隆起し、魚の背びれのようになります。

販売価格はファイアサラマンダーに比べてば少し安いですが、5,000〜1万円ほどと他のヤモリに比べると少し高額です。

イモリの飼育に必要なもの

アカハライモリ

イモリを飼育する際に必要になる設備について紹介します。イモリの種類によって、水棲を好む種類と陸棲を好む種類がいるので、飼育するイモリに合わせて飼育設備を整えるようにしてください。

飼育ケース

イモリは両生類なので、水場に近い場所に生息しています。

イモリは種類によって水棲を好む種類と陸生を好む種類がいます。アカハライモリなどの水棲を好むイモリを飼育する場合は水量を多く取るようにして、陸棲を好むイモリを飼育する場合は陸地を広くとるようにしましょう。

アカハライモリを飼育する場合は、水槽に水を張ったら、水草を入れたり陸地を作ってあげてください。水棲の強いアカハライモリもたまには陸地に上がります。流木や浮島などを設置して陸地を作ってください。

水槽の水は汚れやすいので、水棲を好むイモリを飼育する場合は少し大きめの45cm以上の水槽を用意するのがいいと思います。

また、イモリは水槽の壁に張り付いて登ってくることがあるので、ちゃんと蓋も用意しましょう。蓋をしていなかったり、隙間があったりすると脱走してしまうことがあるので注意してください。

見た目を気にしない場合はプラケースで飼育するのがいいと思います。プラケースであれば値段も安くて、蓋もついているので、脱走される心配がありません。

床材

水棲を好むイモリを飼育する場合は特に必要はありません。

見た目をきにする場合は目の荒い川砂や砂利などを1cmぐらい引いておくとレイアウトもかっこよくなります。厚く敷きすぎると床材の掃除が大変になります。

見た目を気にしないのであれば、床材を設置する必要はないので、飼育の手間を省きたいのであれば床材は設置しない方がいいと思います。

陸棲を好むイモリを飼育する場合は床材が必要になります。陸生のイモリを飼育する場合は赤玉土や水苔などを使用することが多いです。

床材はフンなどで汚れやすいので、フンを見つけたら小まめに取り除く、1ヶ月に1回ほど全て交換するようにしましょう。

イモリは皮膚から水分を吸収するので、水質の悪化や飼育環境の悪化によって体調を崩してしまうのでケージ内は常に清潔にしておきましょう。

水草

水草も絶対に必要なものではありません。

かっこいいレイアウトで飼育したい場合は設置するのがいいと思います。水草を設置する場合は、水草を植えるために床材を設置する必要があります。

水中に浮かせておくタイプの水草を設置してもいいとおもいます。底砂に植えるのは面倒だなと思う方は、水中に浮かせておくタイプの水草を入れておきましょう。

また、イモリは産卵する時は水草に卵を産みます。なので、繁殖をさせたい場合は水草を設置する必要があります。

陸地

かっこいいレイアウトで飼育したい場合は底砂を盛り上げて敷いて陸地を作るのがいいと思いますが、そうすると水槽に入る水の量が減って、水質の管理が難しくなります。

なので、初めてヤモリを飼育する場合はカメ用の浮島や流木を設置して陸地を作るのがおすすめです。水の量が多いほど水は汚れづらく、水質が安定しやすくなります。

ろ過装置

普通に飼育する場合はろ過装置は必要なく、こまめに水換えをするだけで飼育することができますが、水草をレイアウトしていたり、底砂で陸地を作っていたりしている場合はこまめに水換えをするのも大変なので、ろ過装置を使うのがおすすめです。

イモリは水流が強い環境は好まないので、ろ過装置を設置する場合は水流が強くならないように工夫して設置してください。

イモリの飼育に必要な餌

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イモリはメダカやイトミミズなどを食べます。

生き餌の方がイモリもよく食べるので、生き餌で飼育するのがベストですが、生き餌は保存も面倒で値段も高いので、人工フードで飼育するのがおすすめです。

ペットショップやホームセンターで、イモリ用の餌が売っています。イモリ用の餌じゃなくてもカメ用の餌も食べるので、イモリ用の餌が売っていない場合はカメ用の餌で代用することもできます。

マダライモリなど陸棲のイモリを飼育する場合は赤虫などをピンセットでつまんで、顔の前に置いてあげると食べてくれます。

餌を与える頻度について

餌を与える場合は餌の与えすぎに注意しましょう。餌を与えすぎは水質の悪化の1番の原因です。夏場は代謝も高いので、餌をよく食べますが、冬になると代謝も下がって餌を食べなくなります。

イヤモリの様子を見ながら、食べきれる量を1日に1回与えるようにしましょう。冬場水温が下がっていると食欲が落ちるので、餌を食べる量も少なくなります。

食欲が落ちているのに今まで通り餌を与えていると食べ残しが増えてしまい水質が悪化してしまうので、餌を与える際はよく観察して適量を与えるようにしましょう。

イモリを飼育するときの注意点

最後にイモリを飼育する際の注意点について紹介します。

アカハライモリは飼育が簡単だと言われますが、飼育環境が悪かったり、水が汚れていると病気になってしまうので、飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えるようにしましょう。

水質と水温を安定させる

アカハライモリは水質と水温に気をつけていれば、問題なく飼育することができます。

水質は餌の与えすぎに気をつけて、こまめに水換えをすれば水質は安定します。

夏場は水温は上がりすぎないように気をつけてください。水温が30度を超えてしまうとイモリの命に関わってくるので、夏場の水温には十分注意しましょう。

夏場は涼しくて風通しの良い場所に水槽を設置してください。

温度の変化が激しすぎると体を壊してしまうので、冬は水温が下がりすぎないようにして、夏場は水温が上がりすぎないように注意してください。

寿命が長い

ヤモリは寿命が長いので、飼育しする場合は最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えしましょう。ヤモリの寿命は10年ぐらいなので、飼う前にちゃんと飼いきれるかを考えてから購入するようにしましょう。

アカハライモリは日本固有のイモリだから逃がしても大丈夫かなって思う方もいると思いますが、採取地以外に逃がしてしまうと、遺伝子汚染を起こしてしまいます。日本固有のイモリでも1度飼ったら逃さないようにしましょう。

脱走に注意

最初にも少し紹介しましたが、イモリはツルツルした場所でも張り付いて登って行ってしまいます。高さのある水槽で飼育していても、平気で登ってしまうので注意してください。

イモリは水場から離れてしまうと乾燥してし、死んでしまうことがあります。なので、イモリを水槽で飼育する場合はちゃんと蓋をして飼育するようにしてください。蓋にも隙間があるとそこから逃げ出してしまうので、隙間がでにないようにしてください。

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爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

イモリの飼育方法

Posted by hachuarium