爬虫類の飼育設備について!飼育ケージや保温器具など必要な設備について紹介!!

爬虫類の飼育設備について!飼育ケージや保温器具など必要な設備について紹介!!イグアナ

爬虫類は鳴くこともなく静かで、匂いも少ないので、近年ペットとして人気です。これから爬虫類を飼育しようと思っても何が必要かわからないですよね。今回の記事では爬虫類の飼育に必要な飼育設備について紹介します。

近年爬虫類はペットとしてとても人気が高くて、色々な種類の爬虫類がペットショップで販売されています。

以前は流通が少なかった種類の爬虫類が近年では流通が増えていて、ペットショップなどで取り扱われることが増えています。爬虫類は販売しているお店も増えてペットとして身近になって来ましたが、爬虫類についてよく分からないことも多いと思います。

爬虫類を飼育しようと思ったら、まずは飼育する爬虫類に合わせて飼育設備を準備しておく必要があります。

今回の記事では爬虫類の飼育に必要な飼育設備について紹介するので、爬虫類を飼ってみたい方は読んでみてください。

ペットにオススメの爬虫類についてか下記の記事で紹介しているのでそちらも読んでみてください。

ペットにオススメの爬虫類の種類を紹介

爬虫類を飼育する前に

ヒョウモントカゲモドキ

爬虫類には様々な種類がいますが、使用する飼育設備はそれほど変わりません。種類によっては必要な飼育設備も少なくなるので初心者でも飼育がしやすい種類も多いです。

爬虫類の中には長生きする種類も多いので飼育する場合はしっかりと最後まで飼育するようにしましょう。

爬虫類はペットとして人気が高く飼育している方も多いですが、無責任に飼育して自然に捨ててしまうと社会問題にもなるので注意してください。

安全に飼育するためにも生体を購入する前に飼育設備を整えて、お迎えしたらすぐに飼育ケージに入れられるように準備しておきましょう。

爬虫類の飼育に必要な設備について

寝てるレオパ

それでは爬虫類を飼育する際に必要な設備について紹介します。飼育する爬虫類の種類によっては必要じゃないものもあるので、飼育する爬虫類の特徴に合わせて必要な設備を揃えるようにしましょう。

飼育ケージについて

爬虫類の飼育でまず必要になるのが飼育ケージです。

大型のイグアナやリクガメを飼育する場合は大型犬用の飼育ケージを使用されることがありますが、爬虫類の飼育では基本的に水槽や爬虫類用の飼育ケージが使われます。

飼育ケージの種類によってメリットとデメリットがあります。飼育環境に合わせて使いやすい方を選ぶようにしましょう。

アクリル・プラスチック製

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アクリル製、プラスチック製の飼育ケージはガラス製の飼育ケージに比べて値段が安く、軽くて丈夫です。

軽いので、ガラス製の飼育ケージに比べて丸洗いがしやすくメンテナン性がいいというメリットがあります。また、割れる心配がないので大型で力の強い爬虫類を飼育する場合はアクリル製の飼育ケージが使用されることが多いです。

また、重ねて使うことができるので、爬虫類を複数匹飼育する場合にも管理がしやすくてオススメです。

デメリットとしてはガラス製に比べて傷がつきやすいので、爬虫類の爪などで細かい引っ掻き傷がつき、白く濁ってしまいます。使用していると傷がついてしまうので、使っていると鑑賞製が悪くなってしまいます。

ガラス製

ガラス製の飼育ケージには爬虫類用のものと水槽があります。アクリルやプラスチック製のケージに比べて傷が付きづらいので鑑賞製が高いです。ただ、重量があるので掃除をする際などメンテナンスが少し大変です。

前開きになっている飼育ケージなら給餌や掃除などのメンテナンスが楽になるので、ガラス製の飼育ケージを選ぶ場合は水槽よりも爬虫類用の飼育ケージがオススメです。

爬虫類用の飼育ケージにはコードを通すための穴やライトを設置するためのステーなどが付いています。

飼育ケージの大きさについて

爬虫類の種類によって必要になる飼育ケージの大きさは違います。運動量が多い爬虫類を飼育する場合はそれだけ大きな飼育ケージが必要になります。また、樹上製のヤモリやカエルを飼育する場合は立体的に移動することができるように高さのある飼育ケージが必要です。

必要な飼育ケージの大きさの目安を紹介するので、飼育する爬虫類に合わせて飼育ケージを用意してください。

爬虫類の種類 大きさ
地表棲のヤモリ 幅が体長の1.5倍、奥行・高さが体長と同じ
樹上棲のヤモリ 幅が体長の1.5倍、高さが体長との2倍
地表棲のトカゲ 体長の2倍、奥行・高さが体長と同じ
地表棲のヘビ 床面積がとぐろの3倍
リクガメ 幅が体長の5倍、奥行きが体長の3倍

爬虫類の飼育ケージについて!!オススメの飼育ケージと選び方を紹介

保温器具について

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爬虫類は変温動物なので室温を管理する必要があります。なので保温具を使って室温を管理するようにしましょう。保温器具はパネルヒーターや保温球を使うのが一般的です。

冬場の寒い時期は保温器具ひとつだけでは室温が上がりきらないことがあります。なので、設置面を温めるパネルヒーターと空間全体を温めてくれる保温級や暖突などを組み合わせて使うようにしましょう。爬虫類の保温器具には『暖突』がおすすめ!暖突を勧める理由を紹介!!

保温器具の選び方について

保温器具は飼育ケージのサイズに合わせて選ぶようにしましょう。

飼育ケージ全体を温めてしまうと暑い時に逃げ場がなくなってしまうので、パネルヒーターを購入する際は飼育ケージの半分ほどのサイズのものを選んでください。

紫外線ライトについて

紫外線には波長によって種類が分けられていて、UBAは代謝を上げて脱皮を促したり、食欲が促進する効果があると言われていて、UBVは浴びることでビタミンDを作り出します。

ビタミンDが少ないとカルシウムを吸収することができなくなるので、カルシウム不足になってしまいクル病という病気になってしまいます。

病気の予防の他にも脱皮を促したり食欲を増進する効果もあるので、昼行性の爬虫類を飼育する場合は用意しましょう。ヒョウモントカゲモドキなどの夜行性の爬虫類を飼育する場合は紫外線ライトは必要ありません。

紫外線ライトの選び方について

爬虫類を飼育する際に大切なのでUVBです。

爬虫類用の紫外線ライトにはUVBに強さが「2.0」「5.0」「10.0」などの数値で表記してることが多いです。これは紫外線ライトの光の中にUVBが何%含まれているかを示していて、2.0なら2%、5.0なら5%ということになります。

砂漠に生息している爬虫類と熱帯雨林に生息している爬虫類では必要な紫外線量が違います。フトアゴやリクガメなど紫外線の強い環境に生息している爬虫類を飼育する場合は10. 0、熱帯雨林や森の中などあまり日の当たらない場所に生息している爬虫類を飼育する場合は2.0を選ぶようにしましょう。

紫外線ライトの交換頻度について

紫外線ライトは使用していると少しずつ照射される紫外線量が減少します。

気づいたらほとんどUVBが照射されていないこともあるので紫外線ライトが必要な爬虫類を飼育する場合は注意してください。

紫外線ライトのパッケージには有効期限が記載されているので、有効期限を守って定期的に交換するようにしましょう。トカゲの飼育に必要な紫外線ライトの正しい使い方を紹介

サーモスタット

サーモスタットは温度を管理するための道具です。

設定している温度よりも低くなれば保温器具のスイッチを入れて、高くなればスイッチを切ってくれるので、気温の変化が激しい季節でも温度を一定に保つことができます。

保温器具の種類によってはサーモスタット機能がついているものもあります。サーモスタットが無いとケージ内の温度が上がりすぎてしまい、生体が体調を崩してしまうことがあるので注意してください。

サーモスタットにはタイマー機能がついていて、紫外線ライトのオンオフも管理することができるものがあります。紫外線ライトを使用する場合はタイマー機能がついているものがオススメです。

値段の高いサーモスタットであれば昼と夜で温度を切り替えることができます。昼と夜で温度を変えなければいけない場合は昼と夜で温度を設定できるサーモスタットを用意するようにしましょう。

サーモスタットの選び方について

サーモスタットを選ぶ際は爬虫類用のものかよく確認してください。

サーモスタットには爬虫類用の物だけでなく、熱帯魚やウサギ、デグーなどの小動物用のものがあります。鳥や小動物用のものでも使用することはできますが、爬虫類用のサーモスタットに比べて細かく温度の設定ができないことがあります。

爬虫類は小動物と違い変温動物なので細かい温度設定が必要になります。レオパなど温度の変化にも強い爬虫類を飼育する場合は小動物や鳥用のサーモスタットでも問題なく飼育することができますが、温度の管理がシビアな爬虫類を飼育する場合は爬虫類用のサーモスタットを使用するようにしましょう。

爬虫類用のサーモスタットは何がいい?サーモスタットの選び方を紹介!!

バスキングライトについて

バスキングライトは爬虫類が日光浴をして体温を上げるために必要な設備です。

バスキングライトを設置してケージ内の一部分だけ暖かい場所を作る事で、爬虫類が自由に日光浴をすることができます。

爬虫類は変温動物なので、日光浴をする事で体温をあげて代謝をあげます。朝起きて体温をあげてから餌を食べるので、昼行性のトカゲを飼育する場合はバスキングライトを設置してください。

ヘビやヤモリ、ヒョウモントカゲモドキにはバスキングライトは必要ありませんが昼行性のトカゲやリクガメには必要な設備なので、忘れないで用意してください。

温度・湿度計について

サーモスタットで温度を管理していてもセンサーには誤差があるので、若干設定温度と違うことがあります。なので温度計を設置してしっかりと温度を管理するようにしましょう。

また、爬虫類を飼育するときは湿度の管理も大切です。多湿の環境を好む爬虫類を飼育する場合は湿度が下がりすぎないように霧吹きを使って湿度を上げる必要があります。

湿度が低すぎると脱皮不全を起こしてしまうこともあるので注意してください。

温度湿度計の選び方について

温度湿度計にはアナログとデジタルの2種類があります。

アナログは電池が不要なので手軽に温度と湿度を測定することができますがデジタルに比べて正確な数値は把握しずらいです。

デジタルは電池が必要で値段も高いですが正確な数値を確認しやすいです。デジタルの温度湿度計にはスマホで確認することができる商品もあります。

サーモガンもあると便利

バスキングライトが必要な爬虫類を飼育する場合はサーモガンも用意するのがオススメです。

爬虫類を飼育する場合はケージ内に温度勾配を作る必要があります。サーモガンは飼育ケージ内の部分的な温度を測ることができるので、ケージ内の温度勾配を確認することができます。

サーモガンがあることで温度計が間違っていないか確認することもできるのであると便利です。

床材について

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床材を敷いていないと足を滑らせてしまってうまく移動できないので床材を敷いてください。

また、床材を入れておくと排泄物を吸着してくれたり、保湿機能があったりなどするので爬虫類の飼育もしやすいです。

床材の選び方について

使う床材は飼育する爬虫類に合わせて選びましょう。乾燥した環境を好む爬虫類を飼育する場合はサンド系の床材がいいと思います。湿度の高い環境を好む爬虫類を飼育する場合はミズゴケやヤシガラなどの保湿性の高い床材を使うのがオススメです。

シェルターについて

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自然下では爬虫類は木陰などに身を潜めています。なので、飼育する場合はシェルターを設置しておきましょう。

紫外線ライトを照射している場合でも、過剰に浴びた場合は害になってしまいます。そういった時でもシェルターがあることで隠れることができます。

飼育する爬虫類のサイズに適したサイズのシェルターを用意しましょう。

餌入れ・水入れ

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餌や水を安定して与えるために餌入れや水入れが必要になります。爬虫類は水浴びをする種類もいるので、飼育する爬虫類に合わせて選びましょう。

カメレオンなどの水切れに弱い爬虫類を飼育する場合は自動のミストシステムを導入されることが多いです。

爬虫類を飼育するときの注意点

フトアゴヒゲトカゲカゲ

爬虫類は簡単に飼育することができる種類も多いですが、飼育する場合は注意も必要です。簡単に爬虫類を飼育するときの注意点を紹介します。

生き餌が必要な場合がある

ヒョウモントカゲモドキなどの飼育が簡単な爬虫類でも生き餌を与えなければいけな場合があります。

ヒョウモントカゲモドキなどは人工餌が販売されていますが、個体によっては人工餌を食べないことがあります。蛇などを飼育する場合は冷凍のピンクマウスなどを与えなければいけません。

冷凍のピンクマウスであれば冷蔵庫で保管することができるので、簡単に保管することができますが、コオロギやデュビアなどは生きたまま保管しなければいけません。

人によっては冷凍のピンクマウスや昆虫が苦手な人もいると思います。なので、昆虫などが苦手な人には爬虫類の飼育は大変だと思います。

人になつかない

爬虫類はまず人には懐きません。

飼育していると人に慣れて、人が近ずくと餌がもらえると思って近づいて来ますが、人に懐いている訳ではありません。

爬虫類は犬や猫などのように人とのスキンシップが好きなわけではありません。手に乗せてハンドリングを楽しくこともできますが、長時間ハンドリングしているとストレスになってしまい、拒食になってしまうことがあるので、気をつけてください。

一緒に遊びたい人やスキンシップを楽しみたい人は違いペットを探して見るのがいいと思います。

電気代が高い

飼育する爬虫類にもよりますが、保温器具やバスキングライトなどを設置していると電気代が高くなります。

大きな爬虫類を飼育する場合は使用する保温器やバスキングライトの量も増えるので、電気代も高くなります。保温器具だけでは温度が上がらない場合はエアコンを使用する必要も出て来ます。

ヒョウモントカゲモドキやコーンスネークなどであれば電気代はそれほど高くありません。月に1000円ほど電気代が高くなる程度です。

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

飼育設備について

Posted by hachuarium