カナヘビの赤ちゃんの飼育方法について!幼体の餌や飼育方法について紹介!!

カナヘビの赤ちゃんの飼育方法について!幼体の餌や飼育方法について紹介!!餌を食べるカナヘビ

春先になるとカナヘビの赤ちゃんを見かけることがあります。カナヘビの幼体は見た目も可愛らしく飼ってみたい方も多いと思います。幼体は可愛らしいですが、飼育は成体に比べて難しいので注意が必要です。今回の記事ではカナヘビの幼体の飼育方法について紹介します。

カナヘビの幼体は大人のカナヘビと同様の方法で飼育することができますが、温度の管理とちゃんと痩せすぎないようにちゃんと餌を与える必要があります。カナヘビは飼育の簡単な爬虫類ですが、カナヘビの幼体を飼育する場合はしっかりと室温を管理して飼育をするようにしましょう。

今回の記事ではカナヘビの幼体の飼育方法について紹介するので、カナヘビの幼体を飼育しようと思う方はぜひ読んでみてください。

カナヘビの幼体の飼育環境について

カナヘビ赤ちゃん

大人のカナヘビと同様の設備で飼育することができます。簡単に飼育環境について紹介します。

飼育ケース

シェルターや水入れ、登り木などを設置するのでなるべく大きな飼育ケージを用意しましょう。カナヘビはヤモリのように壁を登ることができないので、水槽で飼育することもできます。

カナヘビの幼体は体長が小さいのでプラケースで飼育することもできます。

床材

爬虫類用の床材や赤玉土や黒土を使用することができます。爬虫類用の床材の方が掃除が楽なのでオススメです。

床材は2〜3cmほど敷いてください。庭の土などを使用するとダニがいつ可能性があるので、市販のものを使用するようにしましょう。

水入れ

カナヘビが水が飲めるように忘れないで設置するようにしましょう。

深いものは溺れてしまうので浅いもので、軽いとひっくり返ってしまうので重量のあるものを使用してください。爬虫類用の水入れが販売されているのでそういったものがオススメです。

餌皿

置き餌をする場合は餌皿を用意しましょう。100均で販売している小皿や爬虫類用の餌皿がオススメです。爬虫類用の餌皿は返しが付いているのでミルワームなどの生き餌を入れても逃げづらい作りになっています。

シェルター

割れた植木鉢などを使用することができます。

カナヘビは普段は暗い場所に隠れているので、落ち着けるようにシェルターを用意してください。

バスキングライト

カナヘビは昼行性のトカゲで、日光浴をすることで代謝が上がるので、食べた餌が消化されたり食欲が増進されます。直射日光で日光浴をさせるのは大変なので、バスキングライトを設置して日光浴ができるようにしましょう。

紫外線ライト

昼行性のトカゲを飼育する場合はバスキングライトの他に紫外線ライトが必要になります。

紫外線を浴びることによって体内でビタミンDを作ったり脱皮の促進に効果があります。ビタミンDはカルシウムを吸収するために必要な栄養素です。幼体は体を作るために必要な栄養素も多いので紫外線ライトをちゃんと設置するようにしましょう。

ガラスは紫外線をカットしてしまうので、紫外線ライトを設置する場合はガラス越しに照射しないようにしてください。

サーモスタット

サーモスタットを設置することで温度の管理が楽になります。また、時間によってオンオフをしてくれるので、バスキングライトや紫外線ライトのオンオフが自動で行うことができます。

毎日サーモスタットと紫外線ライトのオンオフをするのは大変なので、昼行性のトカゲを飼育する場合は時間で電源のオンオフを管理できるサーモスタットを用意しておきましょう。

ピンセット

ピンセットは餌を与える際に使用します。ピンセットから生き餌を与え、ピンセットからの給餌に慣れさせると人工餌を与えることができます。

餌だけでなくフンを取り除くときにも使用するので、用意しておきましょう。

霧吹き

ケージ内を乾燥させないように毎日霧吹きする必要があります。個体によっては水入れから水を飲まないことがあるので、霧吹きでケージ内に水滴をつけておきましょう。

温度湿度計

カナヘビを飼育する場合は室温は25度前後、ホットスポットは35〜40度で安定させる必要があります。幼体を飼育する際は室温が下がりすぎないように注意が必要なので用意しておきましょう。

カナヘビの飼育方法について!カナヘビの餌や飼育設備について紹介!!

カナヘビの幼体を飼育する際の注意点

カナヘビ孵化

カナヘビの幼体を飼育する際の注意点について紹介します。

日光浴をさせる

ちゃんとバスキングライトと紫外線ライトを設置して日光浴をさせるようにしましょう。

日光浴をすることで脱皮や餌の消化が促進されます。昼行性のトカゲは日光浴をいて体温を上げてから餌を食べるので、ちゃんと日光浴をさせないと餌の食いが悪くなってしまいます。

カナヘビの幼体は必要な栄養素も多く、健康的に育てるにはしっかりと餌を食べてもらう必要があるので日光浴がちゃんとできるようにしておきましょう。

水切れに注意する

カナヘビはよく水を飲むので水切れに注意してください。カナヘビは水入れから水を飲まないことがあるので、水入れを設置していても霧吹きを忘れないようにしましょう。

また、水入れが深いと溺れてしまうことがあるので、カナヘビの幼体を飼育する場合は溺れない深さの水入れを用意してください。あまりにカナヘビが小さい場合はペットボトルの蓋などを使用するのがオススメです。

単独で飼育する

カナヘビは喧嘩をすることがあるので、幼体を飼育する場合は単独で飼育するのがおすすめです。

幼体同士であれば一緒に飼育することができますが、体長の大きなカナヘビと一緒に飼育すると喧嘩をして怪我をしてしまったり、食べられてしまうことがあるので気をつけてください。

サプリメントを忘れないようにする

生き餌を与える際はサプリメントを忘れないようにしましょう。爬虫類用のサプリメントが販売しているので忘れないで用意してください。

生き餌を与えているとカルシウムが不足してしまいます。生き餌を与える場合は3匹に1匹ぐらいの割合でカルシウム剤を添加してから与えるようにしましょう。

カルシウムが不足するとクル病という病気になってしまいます。幼体の時ほどなりやすい病気なので、カナヘビの赤ちゃんを飼育する場合はカルシウム不足に気をつけてください。爬虫類用のサプリメントの選び方と使い方を紹介!!

カナヘビの幼体の餌について

カナヘビの赤ちゃんは生まれた時はヨーサックがついているので、ヨーサックがなくなるまでは餌を食べません。

1週間ぐらいするとヨーサックがなくなるので餌を食べ始めます。カナヘビの赤ちゃんは一度に沢山の餌を食べることができないので、毎日3〜5回ほど小まめに餌を与えるようにしましょう。

カナヘビの赤ちゃんに与える餌のサイズは、カナヘビの頭の半分ほどのサイズを目安にしてください。カナヘビの赤ちゃんは小さい餌しか食べないので餌を調達するのが大変だと思います。

自分で小さい餌を探すのは大変なのでペットショップなどで購入するようにしましょう。

カナヘビの幼体にオススメの餌

カナヘビの幼体にオススメの餌について紹介します。ペットショップなどで販売されているので、カナヘビの赤ちゃんと飼育する場合は小さい餌を販売しているお店を見つけておきましょう。カナヘビの餌について!カナヘビにオススメの餌と餌の与え方を紹介!!

コオロギ

コオロギにはフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギが販売されています。

サイズ別に販売されているので、1番小さいSSサイズのコオロギを用意しましょう。当たり前ですがコオロギも成長するので、割高でも小まめに購入するのがオススメです。

サシ

サシは釣り具屋さんで販売されている釣り餌です。

ハエの幼虫で1パック数百円で販売されていて、冷蔵庫で保存することができるのでカナヘビの幼体にも使いやすい餌です。

餌皿に入れて与えることもできるので、カナヘビの赤ちゃんが小まめに餌を食べることができるのでオススメです。

人工餌

人工餌に慣れてくれれば同じ昆虫食の爬虫類用の人工餌で飼育することができます。

人工餌であれば生き餌を飼育する必要がなくコスパもいいので、ピンセットからの給餌に慣れさせて人工餌に慣れさせるのがオススメです。

レオパ用の人工餌であればカナヘビに与えることができるので、人工餌で飼育したい方は用意しておきましょう。カナヘビはかつおぶしを食べる?カナヘビに人工餌を与える方法を紹介!!

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。