カナヘビの飼育方法について!カナヘビの餌や飼育設備について紹介!!
カナヘビは日本のどこにでも生息しているトカゲです。子供の頃はカナヘビを捕まえたことがある人も多いですよね。飼育のしやすい爬虫類で見た目も可愛らしいのでペットとして人気があります。今回の記事では、カナヘビの飼育方法を紹介します。
子供の頃は学校や公園でトカゲを捕まえて遊んだりしましたよね。カナヘビは自宅の庭や小さな草むらにも生息しているので、都市部などでもよく見かける事ができる生き物です。
見た目も可愛いので捕まえて飼ってみたいと思う人も多いんじゃないでしょうか?でも、いざ捕まえたとしてもどうやって飼えばいいかってわからないですよね。
今回の記事ではカナヘビの飼育方法を紹介するので、カナヘビを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。
それではカナヘビの飼育方法を紹介します。
カナヘビの特徴
日本にはニホントカゲやニホンヤモリなど様々な爬虫類が生息しています。ニホンカナヘビは中でも見かけることが多いトカゲです。
ニホンカナヘビは塀の上や木の上などで日光浴をしていることが多いです。カナヘビは蛇という名前がついていますが、当たり前ですが蛇ではありません。カナ=可愛い、ヘビ=蛇という意味で、カナヘビという名前がつけられたと言われています。
日本ではニホンカナヘビが有名ですが、ニホンカナヘビの他にもミヤコカナヘビやサキシマカナヘビ、アオカナヘビなどがいます。
体長 | 15〜25cm |
寿命 | 10年前後 |
販売価格 | 数百円 |
カナヘビの体長について
体長は15〜25cm程度です。ただ、体の3分の2が尻尾なのでそれほど大きなトカゲではありません。身の危険を感じるとカナヘビは尻尾を自切します。
切れても再生しますが、傷口が化膿してしまうこともあるので、無理やり触ったりはしないようにしましょう。
カナヘビの寿命について
寿命は7年ほどと言われていますが、ちゃんと飼育すれば10年ほど生きることがあります。なので、カナヘビを飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えて飼育するようにしましょう。
カナヘビの販売価格について
カナヘビは野生の個体を捕まえることもできますが、ペットショップでも販売されていることがあります。あまり販売されていないので、カナヘビを購入したい場合は爬虫類専門店を探してみるのがいいと思います。
カナヘビの捕まえ方について
野生の個体は雑木林などや原っぱに行くと簡単に捕まえることができます。
草の下や枯葉や枯れ木の周りにいることが多いので、カナヘビを捕まえようと思ったら、そう言った場所を探してみるのが良いと思います。午前中は塀の上や枯れ木の上などで日光浴をしているとこが多いので午前中に探すのがオススメです。
体温が低いと動くのも遅いので、捕まえる場合は午前中に探しに行って、体温が上がりきっていない時の方が捕まえやすいです。
どうしても捕まえられない場合はペットボトルトラップを作り、中に行き餌を入れて草陰などに設置しておくとカナヘビを捕まえることができます。カナヘビ以外の生き物も捕まることがあります。
カナヘビの飼育に必要なもの
カナヘビを飼育する場合はしっかりと飼育設備を用意しましょう。飼育設備をちゃんと用意することで、長期飼育をすることができます。
- 飼育ケージ
- 紫外線ライト
- バスキングライト
- パネルヒーター
- シェルター
- 流木・レンガ
- 水入れ
- 温度湿度計
飼育ケージ
カナヘビが運動不足にならないように、なるべく大きな飼育ケージを用意しましょう。
ちゃんと飼育しようと思う場合は最低でも30センチぐらいのガラス水槽や爬虫類用の飼育ケージを用意する必要があります。
カナヘビは運動量が多いので、運動不足にならないように設置するスペースがあるなら、幅が60cm以上の飼育ケースがオススメです。
ケージ内に流木などを入れているとそこからジャンプして脱走してしまうことがあるので、水槽を使う場合は脱走に気をつけてください。
金網の蓋も販売されているので、水槽を使用する場合はちゃんと蓋を設置しましょう。爬虫類用の飼育ケージだと紫外線ライトやパネルヒーターも設置しやすいので、爬虫類用の飼育ケージもオススメです。
爬虫類の飼育ケージについては、こちらの記事で紹介しているので、飼育ケージは何がいいの?爬虫類の飼育にオススメのケージを紹介こちらの記事も読んでみてください。
紫外線ライト
カナヘビなどの昼行性の爬虫類は日光浴をすることで、体温をあげたり、体内でビタミンを作り出します。
紫外線をちゃんと浴びないとビタミン不足になってしまい、くる病という病気になってしまいます。なので、飼育する際は紫外線ライトを設置しましょう。
バスキングライト
紫外線ライトの他には体温をあげるためにバスキングライトが必要になります。
トカゲは変温動物なので、自分で体温をコントロールすることはできません。なのでトカゲは、ご飯を食べた後や朝起きた時などに日光浴をして体温を上げます。
紫外線ライトとバスキングライトが一体になったものも販売されています。設置するスペースがない場合は一体のものを使用するのがいいと思います。
バスキングライトを設置すると、光が当たっている所が高温になります。プラケースを使用しているとプラケースが変形してしまうので、注意してください。
パネルヒーター
日本に生息している生き物なので、温度や湿度の管理も必要ありませんが、長く飼いたいと思ったり、なるべく安全に飼育したいと思う場合は冬場の寒い時期だけパネルヒーターを設置しておきましょう。
バスキングライトを設置しておくと室温を上げてくれる効果がありますが、夜は気温が下がってしまうので、冬場の気温の低い時期は気をつけてください。
カナヘビは自然界では冬眠をします。飼育下では冬眠する時にお腹に糞が残っていて、それが冬眠中に腐ってしまって死んでしまうことがあります。
安全に飼育しようと思ったらパネルヒーターなどの保温器具を用意して冬眠しないようにパネルヒーターを設置しましょう。飼育ケージ全体を温めてしまうと、暑い時に涼む場所がなくなってしまうので、パネルヒーターは飼育ケージの半分具くらいのサイズのものを使用してください。
シェルター
隠れられるものがあった方がカナヘビも落ち着くことができるのでシェルターを設置しておきましょう。バスキングライトの熱などから涼むためにも必要なので、シェルターはホットスポットから離して設置してください。
床材
床材は腐葉土や赤玉土が使われることが多いです。床材を厚さは3cm程度で大丈夫です。あまり厚く敷くとパネルヒーターの熱が伝わらなくなってしまうので気をつけてください。
自然下では落ち葉の下に隠れていることが多いので、床材を敷いたら落ち葉を少し入れておくとカナヘビが隠れられることができます。
床材を入れていないとガラス面などでツルツルと足を滑らせてしまい、体力を消耗してしまったり足腰が悪くなってしまうので注意してください。
キッチンペーパーを使用することもできますが、ニホントカゲは穴を掘る習性があるので穴が掘れるように腐葉土などの土系の床材がオススメです。
流木・レンガ
立体的に移動をすることができると、運動不足を解消することができるので、流木やレンガなどを設置して起きましょう。
レンガをバスキングライトで温めておくとレンガの上に乗ってお腹を温めることができます。かっこいいレイアウトで飼育したい場合はレンガの代わりに石を設置するのがオススメです。
水入れ
水が飲めるように飲み水を設置しておきましょう。水入れが深いと水入れの中から出られなくなってしまうことがあるので、爬虫類用に販売されている水入れを使用するのが良いと思います。
水は2日に1回は交換するようにして、水入れには水カビがつかないようにしましょう。
温度湿度計
温度や湿度が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように温度・湿度計を設置しておきましょう。
湿度が下がりすぎると脱皮不全を起こしてしまいます。また、温度が下がると消化不良になってしまうことがあるので、注意してください。
カナヘビの飼育方法
飼育環境さえしっかりと揃えれば飼育自体はそこまで難しくありません。
カナヘビは気温が下がると代謝が下がってしまい、消化不良を起こしてしまうことがあるので、温度は25度前後で安定させるようにしましょう。バスキングスポットが35度前後で、ケース内は20〜27度前後の温度で勾配を作ってください。
暖かい場所と涼しい場所があることで、自分で適温の場所で休むことができます。
また、1日に1回は霧吹きをして、ケース内の湿度を高めておきましょう。カナヘビは水入れから水を飲まないことがあります。
水入れから水を飲まない場合は飼育ケースの側面に霧吹きで水滴をつけてください。水入れから水を飲まない個体でも、水滴が滴ると水だと認識して飲んでくれます。
カナヘビの餌について
カナヘビは肉食なのでコオロギやレッドローチ、ミルワームなどの昆虫を与えてください。
カナヘビが小さい場合は大きな餌は食べられないので、Sサイズのコオロギやレッドローチを与えるようにしましょう。
生き餌はカルシウムの吸収を妨げるリンが含まれていて、栄養バランスがあまりよくありません。なので、爬虫類に生き餌を与える場合はカルシウム剤を添加してから与える必要があります。爬虫類用のサプリメントが販売されているので、サプリメントを用意しておきましょう。
カナヘビの餌とは?カナヘビを飼育する時にオススメの餌を紹介!!
餌の与え方について
餌のサイズは飼っているカナヘビの頭の半分ぐらいのサイズにしてください。
カナヘビの幼体を飼育する場合は毎日餌をあげて、大きくなったら週に2〜3回ぐらい餌を与えてください。
餌をあげるのが面倒だと思う場合はカナヘビを飼育している飼育ケージに適量のコオロギを入れておきましょう。コオロギを入れておけばお腹が減った時に適当に食べます。ただ、入れすぎるとカナヘビがいじめられてしまう場合があるので注意してください。
ピンセットからも餌を与えることができます。ピンセットからの給餌に慣れれば人工餌も食べてくれるようになります。
トカゲを飼うときの注意点とペットにオススメのトカゲはこちらの記事で、トカゲを飼おう!!トカゲ飼育するときの注意点とオススメのトカゲを紹介!!こちらの記事も読んでみてください。
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