爬虫類用のサプリメントの選び方と使い方を紹介!!

爬虫類用のサプリメントの選び方と使い方を紹介!!爬虫類 サプリ

爬虫類の飼育では餌にサプリメントを添加して与えます。爬虫類もカルシウムやビタミンが不足すると病気になってしまいます。今回の記事では爬虫類用にサプリメントの選び方を紹介します。

爬虫類を飼育する場合はサプリメントを与える必要があります。人工餌だけで飼育できる爬虫類を除いて、ほとんどの種類の爬虫類を飼育する際はサプリメントを添加して栄養を補給する必要があります。

飼育環境では餌が偏ってしまうので栄養も偏ってしまいます。人間と同様に爬虫類も栄養バランスが偏れば病気になってしまったり、最悪死んでしまうこともあります。

サプリメントは各メーカーから様々なものが販売されていて、種類も豊富なので何を使えばいいかわからない方も多いと思います。

今回の記事では、爬虫類用のサプリメントの選び方を紹介するので、爬虫類を飼育している方は読んで見てください。

爬虫類の飼育に必要な栄養素

餌を食べるレオパ

簡単に爬虫類の飼育に必要な栄養素を紹介するので、飼育している爬虫類に合わせてサプリメントを選ぶようにしてください。

カルシウム

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カルシウムは骨を作るために大切な栄養素です。飼育下ではカルシウムが不足することが多く、リクガメなどの亀は甲羅がちゃんと成長せずに凸凹になったり、ヤモリやトカゲは骨の形が変形してしまったりすることがあります。

症状が悪化すると顎が外れて餌を食べることができなくなって、最悪死んでしまうこともあります。

カルシウム不足は時間をかけて体調を崩していきます。気付いたら足腰が立たなくなっていたりすることがあるので、定期的にサプリメントを添加して餌を与えるようにしましょう。ヒョウモントカゲモドキにカルシウムを与える理由とはオススメのサプリを紹介!!

ビタミンD3

カルシウムを摂取しただけでは体内に吸収されるわけではありません。カルシウムはたんぱく質と結合することで体内に吸収されます。

そのたんぱく質とカルシウムを結合してくれるのがビタミンD3です。ビタミンD3は日光浴をすることで体内で生成することもできますが、飼育下では十分に日光浴することができない場合もあるので、昼行性の爬虫類を飼育する場合はビタミンD3入りのサプリメントが必要になります。

カルシウムの場合は過剰に摂取しても体外に排出されますがビタミンD3は摂取しすぎると悪影響になるので、与えすぎには注意が必要です。ビタミンD3はカルシウムと一緒に配合されているものが販売されています。

マルチビタミン

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ビタミンD3以外のビタミン類が配合されているサプリメントです。爬虫類のベビーはビタミンが欠損すると目に疾患ができてしまうことがあります。

ビタミンはピンクマウスの内臓などにも含まれています。ヒョウモントカゲモドキなどの夜行性の爬虫類などを飼育する場合はたまにビタミンを添加して与えるのが良いと思います。

サプリメントの選び方

ギリシャリクガメ

サプリメントを選ぶときは飼育している爬虫類に合わせて選ぶようにしましょう。

まずはカルシウムはほとんどの爬虫類に必要なサプリメントです。カルシウム剤には主にリン酸カルシウムを使っているものと炭酸カルシウムをつかっているものがあります。

爬虫類の飼育にはリンも必要ですが、リンは昆虫から摂取することもできるので、昆虫食のトカゲやヤモリを飼育している方は炭酸カルシウムが主成分のサプリメントがオススメです。

ビタミンDに関しては昼行性の爬虫類を飼育する場合には必要になります。

夜行性の爬虫類を飼育する場合はカルシウムだけのサプリメント、昼行性の爬虫類を飼育する場合はカルシウムとビタミンD3が配合されているサプリメントがオススメです。

どんなサプリメントを与えればいいのかわからない場合は購入したショップやブリーダーさんに相談してみるのがいいと思います。

サプリメントが必要ない爬虫類

サプリメントを与えなくても飼育できる爬虫類もいます。

ヒョウモントカゲモドキなどの人工餌だけで飼育することができる爬虫類は人工餌に必要な栄養素が含まれているので、サプリメントを与えなくても飼育することができます。

他にもピンクマウスを食べるヘビはサプリメントを与えなくても飼育することができます。ピンクマウスの内臓には必要なビタミンなどの栄養素が含まれているので、ピンクマウスを解凍してそのまま与えることで、必要な栄養素を補うことができます。

サプリメントを与えないとどうなる?

カルシウムの添加を怠るとクル病という病気になってしまいます。

特に昆虫を主食とする爬虫類を飼育する場合はカルシウムを添加しないでいるとクル病になってしまいます。

クル病とはカルシウムが不足することで引き起こる病気で、骨が変形したり、骨折しやすくなる病気です。症状が進行すると餌を食べるだけで顎の骨が折れてしまい餌が食べられなくなってしまいます。

サプリメントの使い方

基本的には餌にまぶして与えます。サプリメントには粉末状のものと液体状のものがあり、液体状のサプリメントは飲み水に混ぜて使用することができます。

簡単にサプリメントの使い方について紹介します。

餌にまぶす方法

サプリメントにはダスティングとガットローディングという使い方があります。

ダスティングとは袋などに生きたコオロギを入れて、その中に適量のサプリメントを入れて袋を振ってコオロギなどの昆虫にサプリメントをまぶす方法です。

ガットローディングは生きたコオロギに栄養価の高い餌を与えて生き餌の栄養価を高める方法です。生き餌を与える場合は基本的には栄養価を高めてよく太らせてから与えます。

生き餌を与える際は容器に生き餌とサプリメントを入れて、満遍なくサプリメントをまぶしてから与えるようにしてください。

野菜などを与える際は餌皿に餌を入れたら、その上からサプリメントをふりかけてください。サプリメントの量についてはパッケージの記載を守って与えるようにしてください。

飲み水に混ぜる方法

サプリメントには液体のタイプのものもあります。

液体のタイプのものは飲み水に混ぜて栄養を与えることができます。飲み水に混ぜるときは、水入れに数滴入れたり、霧吹きの水に数滴混ぜてケージ内に霧吹きを噴射してください。

爬虫類を飼育するときに必要なものについては、下記の記事で紹介しているので、そちらの記事も読んでみてください。

爬虫類の飼育には何がいる?爬虫類の飼育に必要な飼育設備を紹介!

 

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

飼育設備について

Posted by hachuarium