トカゲの餌は何がいい?トカゲの飼育にオススメの餌を紹介!!
トカゲを飼ってみたいと思う人は結構多いんじゃないでしょうか?トカゲはまぶたがあるので、表情もあって可愛いので、ペットとしても人気が高いです。でも、何を食べるのかなどよく分からないことも多いですよね。今回の記事では、トカゲは何を食べるのか、トカゲの餌を紹介します。
ニホントカゲやカナヘビなんかを捕まえて飼ってみたいと思っても、何を食べるのかわからないと飼育することはできないですよね。
ペットとして飼育されるトカゲには色々な種類がいます。
日本に生息しているニホントカゲやカナヘビなどの小さいトカゲや、フトアゴヒゲトカゲなどの体の大きなトカゲなどたくさんの種類がいます。
トカゲの種類によっては食べる餌も変わってくるので、飼育するトカゲに合わせて餌を用意する必要があります。
今回の記事では、トカゲが食べる餌を紹介するので、トカゲを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。
それではトカゲの食べる餌を紹介します。
トカゲの種類について
トカゲと一言に行っても食性は様々です。肉食性の種類もいれば植物を食べる草食性の種類のトカゲ。昆虫も野菜も両方食べる雑食性のトカゲもいます。
日本に生息しているニホントカゲやニホンカナヘビは肉食のトカゲなので、昆虫を与えて飼育することができます。
トカゲの中でもペットとして人気の高いフトアゴヒゲトカゲは若い時は昆虫を好んで食べますが大人になるにつれて植物を好むようになる雑食性のトカゲです。
また、グリーンイグアナは完全な草食生で植物性の餌だけで飼育することができます。
ニホントカゲやニホンカナヘビを飼育する場合は餌となる昆虫も一緒に飼育しなければいけなくなるので、昆虫が苦手な方は飼育するのは難しいと思います。飼育自体はとても簡単なので、子供の自由研究などにもいいと思います。
それではトカゲの飼育にオススメの餌を具体的に紹介します。
餌用の昆虫の種類について
肉食トカゲの餌は基本的に昆虫になります。
ほとんどのトカゲは昆虫を食べます。肉食のトカゲには昆虫を与えておけば問題ないです。
ニホントカゲやカナヘビなどの小さいトカゲも昆虫を食べるので、昆虫を与えて飼育することができます。
昆虫には乾燥した物や冷凍したものが販売されていますが、乾燥した餌や冷凍の餌はピンセットから給餌をしなければいけないので、飼育環境に慣れていないと怖がって餌を食べくれないことが多いです。
なので、野生のトカゲを飼育する場合や飼育環境に慣れていない場合は、生きている餌を選ぶのがいいと思います。
人工餌やドライフードで飼育することができる場合もありますが、個体によっては生きている昆虫しか食べない場合もなるので、昆虫を飼育したくない場合は野生のトカゲを捕まえて飼育するのはやめておきましょう。
簡単にトカゲの飼育にオススメの昆虫を紹介します。
コオロギ
コオロギには肉食性の爬虫類を飼育するときによく使われる餌です。栄養バランスも良くて飼育も簡単なので、トカゲの餌にもオススメです。
餌用として販売されているコオロギにはフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの2種類がいます。フタホシコオロギの方が動きが遅くて捕まえやすく、ヨーロッパイエコオロギの方が低温に強くて鳴き声があまりうるさくありません。
基本的にどちらでもいいので、近くのペットショップで販売しているなど入手が楽な方を選ぶのがいいと思います。ミルワームに次いで、流通が多く販売しているお店が多いので、用意しやすい餌です。
サイズ別に販売されているので、飼育しているトカゲに合わせて購入するようにしましょう。飼育もそれほど難しくはありませんが飼育ケース内が蒸れてしまうと全滅してしまうこともあるので注意してください。
夏場などは風通しがよくて蒸れずらい場所で飼育するようにしましょう。また、たんぱく質が不足すると共食いしてしまうので、コオロギ用の人工餌を用意して、しっかりと餌を与えてください。
コオロギの飼育方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので、生き餌を使う方はぜひ読んでみてください。
コオロギを飼育しよう!爬虫類の餌に最適なコオロギの飼育方法を紹介!!
デュビア
いわゆるゴキブリです。デュビアの他にレッドローチやマダガスカルローチなど様々な種類のゴキブリが餌用として販売されています。
デュビアは、日本に生息しているゴキブリよりも動きが遅いので扱いやすいです。栄養価も高く飼育も簡単なので、抵抗感がなければデュビアを使うのもいいと思います。
デュビアは草食なので、糞の匂いがほとんどしません。
コオロギは餌を食べる量も多く、匂いもデュビアに比べて臭いです。コオロギのように鳴くこともないので、見た目さえ気にしなけえば昆虫の中では飼育が簡単で、とても扱いやすい餌です。
ただ、デュビアは体長も大きいので、ニホントカゲやニホンカナヘビなど小型のトカゲを飼育する場合には小さいサイズを集めるのが大変です。
その点レッドローチは体長が小さく繁殖スピードも早いので、小型のトカゲを飼育する場合はレッドローチを与えるのがいいと思います。
ミルワーム
ミルワームはゴミムシダマシの幼虫です。
コオロギに比べてカロリーが高く、脂肪が多いので与えすぎると肥満になってしまうので注意してください。
コオロギは売っているお店が少ないですが、ミルワームは鳥用の餌としても販売されているので、売ってるお店が多くて入手は楽です。ただ、与えすぎると肥満になってしまうのでおやつ程度に与えるのがいいと思います。
他の餌に比べて皮が暑くて消化が悪いと言われています。与えすぎると消化不良になってしまうこともあるので、ミルワームを与える場合は注意してください。
ミルワームを与える場合は、脱皮したばかりで体が白くなっている個体から先に与えるのがいいと思います。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエは小型のカエルの飼育などによく使われる餌です。餌用に飛ぶことができないショウジョウバエが販売されています。
トカゲの幼体を飼育する場合や小型の樹上棲のトカゲを飼育する場合はショウジョウバエが使われることがあります。
ショウジョウバエは上に登っていく習性があります。上に登ると食べることができなくなってしまうので、ケージの上に登ってきたら、捕まえて下に放つようにしましょう。
ショウジョウバエは自分で繁殖させることもできます。繁殖はそれほど難しくないので、小型のトカゲや小型のカエルを飼育している場合は挑戦してみるのもいいと思います。
サシ
サシはカワハギ釣りなどで使われる釣り餌です。
赤サシなどと呼ばれて赤く着色されているものもあるので、餌用に使う場合は着色されていないものを選ぶのがいいと思います。サシはハエの幼虫で5mmほどしかなく小さいので、小型のトカゲを飼育するときに使いやすい餌です。
サシは冷蔵庫の野菜室に入れておけば1ヶ月ぐらい保存することができるので管理も楽です。常温で保存していると1週間ぐらいで成長してハエになってしまうので気をつけてください。
昆虫の与え方
餌皿を用意する方法
トカゲにミルワームやサシを与える場合は、トカゲの顔の半分ぐらいのサイズのものを用意して、容器に入れて飼育ケージ内においておきましょう。
容器はどんなものでもいいですが、昆虫が逃げないように返しがある形状のものが使いやすいです。爬虫類用の餌入れには返しがついているものも多いので、一つ用意しておくのがいいと思います。
トカゲが餌に気づけば勝手に食べます。ただ、顔より大きかったりすると食べることができなかったり、喉に詰まらせてしまったりすることがあるので注意してください。
ピンセットで与える方法
コオロギをあげる場合も顔の半分ぐらいのサイズのものを与えてください。与え方はピンセットでコオロギをつまみ、軽く揺らしながらトカゲの目の前に持って行くと食べます。
鉄製のピンセットだと餌に飛びついたときに怪我をしてしまうことがあります。トカゲが怪我をしないように竹製のものを使用するのがオススメです。
もし、ピンセットからだと食べないようなら、コオロギの後ろ足を切って飼育ケージ内に入れておきましょう。
トカゲの種類や個体によっては、コオロギを上手に食べることができない場合があります。コオロギの後ろ足を切っておくと、動きが遅くなるので、餌を取るのが下手な個体でもコオロギを食べられるようになります。
餌用に販売されているコオロギはフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの2種類がいます。ヨーロッパイエコオロギの方が動きが早いので、フタホシコオロギの方がオススメです。
コオロギなどの昆虫を与える場合はカルシウム剤をまぶしてから与える必要があります。
昆虫だけで飼育しているとカルシウム不足になってしまい、骨が脆くなり、くる病という病気になってしまいます。カルシウム剤については最後で紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。
マウス
小型のトカゲであれば昆虫で飼育することができますが、中型〜大型のトカゲを飼育する場合はマウスやラットなどを与えて飼育するのが一般的です。
マウスやラットは冷凍されて販売されていて、湯煎などで解凍してから与えることになります。
マウスやラットは内臓や血にはビタミンが、骨にはカルシウムが、肉の部分にはタンパク質が豊富に含まれているので栄養価も高いのでオススメです。
マウスも色々なサイズが販売されているので、飼育しているトカゲのサイズに合わせて購入することができ、餌としてとても使いやすいです。
冷凍で保存することができるので、トカゲのサイズが大きくなってきたら、ピンクマウスなどのサイズの小さいマウスを与えるのがいいと思います。
マウスは栄養価も高くカロリーも高いので、与えていると太ってしまうことがあります。
なので、与えすぎに気をつけてください。マウスを与える場合もピンセットでつかんで顔の前まで持っていって、軽く揺すって与えてください。
ちゃんと解凍できていないと消化不良になってしまうことがあるのでしっかりと解答してから与えるようにしましょう。
ピンクマウスやラットを解凍するときは袋に入れてお湯につけて解凍するのがオススメです。袋に空気が入っていると熱が伝わりづらいので、袋の中の空気をちゃんと抜いてお湯につけるようにしてください。
→ピンクマウスの解凍方法やピンクマウスを与える時の注意点を紹介
人工餌
イグアナ用の人工餌やフトアゴヒゲトカゲ用の人工餌、そのほかのトカゲ用の人工餌など様々なタイプの人工餌は販売されています。
人工餌は飼い主がピンセットを使って直接与えなければいけません。なので、飼い主に慣れていたりピンセットからの給餌に慣れていないと人工餌を食べることができません。
野生のトカゲを捕まえて飼育する場合は、飼育環境に慣れてなくストレスを感じているので、ピンセットから餌を食べることはないと思います。
なので、野生のトカゲを捕まえて飼育する場合は生き餌を与えて飼育して、飼育環境や飼い主に慣れてきたら人工餌になれさせるのがいいと思います。
ただ、人工餌よりもピンクマウスや生き餌の方が嗜好性が高いので、少し餌を抜いてから人工餌を与えないと食べないことがあるので、ゆっくり慣れさせるようにしましょう。
フトアゴヒゲトカゲやイグアナ用の人工餌は餌皿に入れてそのまま与えることができます。
フトアゴヒゲトカゲやイグアナはカラフルな方が良く食べるので、野菜をあまり食べない場合は人工餌を混ぜて色合いをカラフルにするのがいいと思います。
野菜
フトアゴヒゲトカゲなどの大型のトカゲは成長するにつれて野菜を好んで食べるようになります。
チンゲン菜や小松菜などの葉野菜とニンジンなどの根菜を細かく切って、お皿に入れて飼育ケージ内に入れておきましょう。
大人になっていくとどんどん野菜を食べるようになるので、なくならないようにお皿に野菜を入れておきましょう。野菜は高タンパク質、高カルシウムのものが理想的です。一般的にはチンゲンサイやモロヘイヤ、小松菜などがオススメです。
市販されている野菜の他にはタンポポやオオバコ、クローバーなどもオススメです。
ただ、野草には農薬や除草剤が付着していることがあるので、トカゲに与える前にしっかりと水洗いしてから与えるようにしましょう。
野菜はそれぞれ栄養価が違うので、一つのものを与えるのではなく、季節によって旬な野菜を使いながら色々と混ぜたり、メインの野菜をローテーションしながら与えるようにしましょう。
毎回野菜を用意するのが面倒だと思う人は、野菜に人工餌を混ぜて与えるのもいいと思います。トカゲ用の人工餌も販売されているので、なるべくお金をかけたくない場合や野菜を要しするのが面倒な場合は是非試してみてください。
サプリメントについて
トカゲを飼育する場合は、昆虫や野菜の他にサプリメントを与える必要があります。
トカゲは昆虫や野菜を与えているとビタミンとカルシウムが不足してしまいます。なので、トカゲに餌を与える場合はパウダー状のサプリメントを餌にまぶして与えてください。
毎回サプリメントをまぶさなくてもいいので、3回に1回ぐらいは与える餌にサプリメントをまぶして与えてください。
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