カナヘビの餌はバナナでもいい?代用できるものがあるかや虫以外の餌について紹介!
カナヘビは身近な爬虫類でペットとして飼育したことがある人も多いと思います。子供がカナヘビを捕まえて飼ってみようと思ってもどんな餌を与えればいいのかわからないことも多いと思います。今回の記事ではカナヘビの餌について紹介します。
カナヘビの餌については他の記事でも紹介しているのですが、よくカナヘビはバナナを食べるのかやかつおぶしを食べるのか聞かれることが多いです。
結論から言えばニホンカナヘビはバナナやかつおぶしを食べることはありません。ピンセットからの給餌に慣れていれば食べることはあるかもしれませんが、栄養価が悪いためバナナやかつおぶしを与えて長期的に飼育することはできません。
今回の記事ではカナヘビの餌について紹介するので、カナヘビを飼育してみたい方はぜひ読んでみてください。
カナヘビの食性について
カナヘビは肉食の爬虫類です。
トカゲの中には雑食性の種類や草食性の強い種類のトカゲもいますが、日本に生息しているニホンカナヘビは完全な肉食で、主に昆虫を食べています。
肉食のトカゲなので、飼育する場合は肉食性の餌を与えて飼育する必要があります。カナヘビの餌について!カナヘビにオススメの餌と餌の与え方を紹介!!
カナヘビはバナナを食べる?
最初にも紹介しましたがカナヘビはバナナを食べません。
カナヘビは肉食のトカゲで主に昆虫を食べます。バナナなどの草食性の餌を与えても必要な栄養素を補うことができないので、長期的に飼育することができません。
ヒルヤモリやクレステッドゲッコーなどは果物を食べることがありますが、日本に生息しているニホンカナヘビはバナナなどの果物や野菜を食べることはできません。
家にあるもので代用できるものはある?
他にも家にあるものでカナヘビの餌として代用できるものがないか聞かれることが多いです。
結論から言えば家にあるものでカナヘビの餌として代用できるものはありません。鳥肉や豚肉はピンセットで与えれば食べてくれることもありますが、栄養価が足りないので長期的に飼育することはできません。
スーパーで販売されている鶏肉や豚肉は血抜きがされていて骨や内臓も含まれていません。ビタミンやカルシウムは骨や内臓に含まれているので、精肉されたものを与えていると栄養価が不足してしまいます。
他にもかつおぶしやソーセージやチーズなどの動物性の食べ物を食べることはできません。
カナヘビは数日餌が食べられなかったからと言ってすぐに死んでしまう訳ではありません。また、飼育を始めて2〜3日は餌を食べないことも多いので、無理に鶏肉などを与えようとせずにコオロギやレッドローチを用意して与えるのがオススメです。
虫以外に与えてもいい餌について
カナヘビは昆虫食の爬虫類なので、飼育する場合は昆虫を与えて飼育する必要があります。
昆虫を与えて飼育する場合はコオロギやレッドローチなどの生き餌を飼育して餌をストックしておく必要があります。カナヘビを飼ってみようと思う方の中には昆虫が苦手な方も多いと思います。
虫が苦手な場合は同じ昆虫食の爬虫類用の人工餌を代用して与えるのがオススメです。
人工餌であれば生き餌をストックしておく必要や餌を自分で捕まえる必要もないので、飼育の難易度はとても低くなります。カナヘビはかつおぶしを食べる?カナヘビに人工餌を与える方法を紹介!!
レオパブレンドフード
レオパ用の人工餌です。同じ昆虫食なので、カナヘビの餌として代用することができます。
乾燥餌なので、与える際は霧吹きで湿らせてふやかしてから与える必要があります。水に直接入れると柔らかくなりすぎてボロボロになってしまうことがあるので、霧吹きで湿らせるのがオススメです。
レオパゲル
ゲル状の餌でチューブから出して与えることができます。
レオパブレンドフードのようにふやかす必要がないので手間はありませんが、冷蔵保存する必要があり、与える際は常温に戻してから与える必要があります。
値段もレオパブレンドフードに比べると高いです。
カナヘビの飼育方法について!カナヘビの餌や飼育設備について紹介!!
カナヘビに餌を与える方法
カナヘビに餌を与える場合は生き餌をケージ内に放す方法とピンセットから給餌する方法があります。
人工餌を与える場合はピンセットから与える必要があるので、ピンセットからの給餌に慣れさせるのがおすすめです。
ピンセットから給餌する場合は最初は生き餌をピンセットから与えてください。何度も生き餌をピンセットから与えていると、ピンセットから餌が食べられると覚えてくれます。
ピンセットを見ると近づいてきたり、飼い主をみると近づいてきてくれる様になると人工餌も食べてくれる様になります。人工餌を与える場合はピンセットで人工餌をつまみ、カナヘビの顔の前で軽く揺らすと食べてくれます。
餌を食べるときに飛びつく様に食べます。先の尖っているピンセットだとカナヘビが怪我をしてしまうので、ピンセットは木製の先が丸まっているものを選んでください。
サプリメントについて
爬虫類を飼育する場合は餌にサプリメントをまぶしてから与える必要があります。
毎回サプリメントを添加する必要はありませんが、3匹に1匹ぐらいの割合でサプリメントを添加してください。
爬虫類を飼育する場合はくる病に気をつけてください。くる病はカルシウムが不足することで発症する病気です。くる病になると骨が変形したり、骨がもろくなってしまい最終的に餌も食べられなくなってしまいます。
生き餌だけ与えているとカルシウムが不足しやすいので、カルシウム剤を添加する様にしましょう。カルシウムの他にもビタミンDも添加する様にしてください。
ビタミンDはカルシウムを吸収するために必要な栄養素です。昼行性の爬虫類は日光浴をすることで体内でビタミンDをくりしだします。
日光浴不足や紫外線ライトの照射不足によってビタミンDも不足してしまうので昼行性の爬虫類を飼育する場合はカルシウムとビタミンDを添加する様にしましょう。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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