シリケンイモリの特徴を飼育方法を紹介!!
シリケンイモリは沖縄に生息しているイモリです。沖縄の綺麗な小川や池などに生息しているイモリで、ペットショップで購入することができます。今回の記事では、シリケンイモリの特徴と飼育方法を紹介します。
シリケンイモリはアカハライモリと同様に日本固有のイモリです。
シリケンイモリは本州に生息しているアカハライモリとはよく似ていますが、種類によっては背中の模様に違いがあって黄色系の模様が現れる個体もいます。
シリケンイモリには奄美諸島に生息しているアマミシリケンヤモリなどの亜種も存在します。アクアテラリウムにも導入されることがあって、初心者の方でも飼育が簡単なので人気の高いペットです。
今回の記事ではシリケンイモリの飼育方法を紹介するので、シリケンイモリを飼育しようと思う方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのイモリについては、下記の記事でも紹介しているのでそちらの記事も読んでみてください。
イモリを飼いたい人へ!!イモリの飼育方法とオススメのイモリを紹介!!
それではシリケンイモリの特徴と飼育方法を紹介します。
シリケンイモリの特徴
シリケンイモリは沖縄に生息しているイモリで、全長は15cmまで成長する比較的大きめのイモリです。地域によってお腹の色が違うので、他の地域のイモリとの見分けも簡単です。
シリケンイモリには黄色い金色のような模様が入ります。それに対してアマミシリケンイモリはオレンジ色のラインが入っている個体が多いです。
個体によって模様が様々で、黄色い模様が背中一面に出る個体やあまり黄色い模様が出ない個体がいます。個体によって模様が違うのでコレクション性がありマニアの多いイモリです。
シリケンイモリは漢字で書くと「尻剣井守」と書きます。名前の通り尻尾が剣のようにほっそりしているので、シリケンイモリと呼ばれています。
シリケンイモリの寿命について
シリケンイモリの寿命は長くて、飼育下においても最大で20年ぐらい生きます。野生のシリケンイモリは30年以上生きることもあって、とても長生きします。
飼育下でも10〜15年ほど生きるので、ちゃんと最後まで飼いきれるか考えてから飼育するようにしましょう。
寿命が長いと言っても、しっかりと飼育環境を整えていないと長生きすることはできないので、シリケンイモリを飼育する場合はちゃんと飼育環境を整えるようにしましょう。
シリケンイモリの販売価格について
シリケンヤモリは値段が安く、1000円ぐらいで販売されていることが多いです。イモリの中でも比較的値段が安い種類です。ただ、アカハライモリのようにどこでも販売しているわけではないので、シリケンイモリを購入する場合は両生類のレパートリーが多い店を探しておくのがいいと思います。
シリケンイモリは個体によって模様が様々で、背中の金色部分が多かったりすると販売価格が高くなっています。
アマミシリケンイモリは流通量が少なくペットショップで販売されることはほとんどありません。
シリケンイモリの飼育に必要な設備
シリケンイモリは沖縄諸島に生息しているイモリで、暖かい場所に生息しているイモリです。
亜熱帯地域に生息しているシリケンイモリなので冬眠せずに生活しています。飼育下でも自然の環境に合わせて冬眠しないように飼育するようにしましょう。
- 水槽
- 陸地
- 底砂
- 蓋
- ヒーター
水槽
飼育ケースは45cm以上の水槽がいいと思います。他にも大きなプラケースや衣装ケースでも飼育することはできますが、鑑賞性を考えると水槽の方がいいと思います。
陸地
水槽の中には水場と陸地を用意して、アクアテラアリウムの環境で飼育してください。底砂を使って飼育陸地を作るよりもカメ用の浮島を設置したり、流木や石などにウィローモスを巻きつけて設置しておくと水量を多くとることができ、水質が安定しやすいです。
底砂
底砂を敷いて飼育する場合は砂系のものやソイルなどでも問題なく飼育できますが、掃除するときのことを考えるならガーネットサンドなどの重さのあるものがいいと思います。
重い底砂であればプロホースを使って糞だけを吸い取って簡単に掃除することができます。
底砂を厚く敷くと通水性が悪くなり、水質が悪化しやすくなります。底砂を敷く場合は厚くならないように注意してください。
蓋
イモリは脱走しやすいのでちゃんと蓋を設置するようにしましょう。
イモリを飼育しているとヒーターのコードやポンプのコードを登ったりして脱走してしまうことがあります。シリケンイモリを飼育する場合は、爬虫類用に販売されている網製の蓋を設置するようにしましょう。
脱走してしまうと、乾燥して死んでしまうので注意してください。
ヒーター
室温は26度前後に安定させましょう。夏場はヒーターを設置しなくても大丈夫ですが、冬場はヒーターを入れて水温を温めておきましょう。
シリケンイモリはアカハライモリよりも暑さに強いので、夏場水温が上がりやすい環境であればアカハライモリよりもシリケンイモリの方が飼育しやすいです。
水槽用のヒーターの他に暖突などを用意して空間もちゃんと温めるようにしましょう。
シリケンイモリの飼育にオススメのエサ
シリケンイモリは肉食で、クモやコオロギなどの昆虫を食べます。
- 冷凍アカムシ
- アサリの剥き身
- コオロギ・レッドローチ
- メダカ
- 人工餌
生餌で飼育するのもいいと思いますが、生餌は管理が大変なので、簡単に飼育しようと思ったら、イモリ用の人工餌を与えるのがいいと思います。
餌を食べているか心配な場合はメダカなどの生き餌を水槽に入れておくのがオススメです。冷凍の赤虫は食べ残しも多く水質が悪化しやすいです。赤虫を与えた場合はちゃんと水換えをして水質が悪化しないようにしましょう。
餌の頻度について
餌の頻度は2日に1回程度がいいでしょう。幼体のシリケンイモリを飼育する場合は毎日食べるだけ餌を与えるようにしましょう。
1週間ぐらい餌を与えなくても問題ないので、家を開けることが多い方でも安全に飼育することができるオススメのペットです。
シリケンイモリの拒食について
シリケンイモリが拒食になることはほとんどありませんが、餌を食べなくなったら飼育環境を見直してください。
拒食になる1番の原因は水温の低下です。
水温が低下すると代謝が下がってしまい冬眠状態になることがあります。冬眠状態になると餌を食べなくなってしまうので、水温が下がっていないか確認するようにしましょう。
水槽のヒーターは急に壊れてしまうことがあるので、ヒーターは予備も用意しておきましょう。
また、餌が好きじゃなくて食べないこともあります。人工餌を食べない場合はアカムシなど嗜好性の高い餌を与えながら人工餌に慣れさせるようにしましょう。
シリケンイモリを飼育する際の注意点
シリケンイモリなどのイモリを飼育する際は皮膚病に気をつけましょう。
水換えを怠っていたり、水質が悪化することで皮膚病になってしまうことがあります。イモリやカエルは皮膚から水分を補給するので水質が悪化すると中毒になってしまうことがあります。
皮膚病になると皮膚が剥がれて血が出てしまったり、細菌や水カビが体内に侵入してしまうことがあります。
両生類は皮膚から水分を吸収するので規定量で薬浴をすると薬が強すぎで死んでしまいます。病気になってしまった場合は規定量の20分の1から薬浴をして様子を見ながら少しづつ濃度を上げていくようにしましょう。
病気になると治すのが大変なので、飼育する際は病気にならないように気をつけましょう。水質の悪化が病気に繋がってしますので、水換えを怠らずにしっかりと水質を管理するようにしましょう。
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