サンショウウオにはどんな種類がいる?サンショウウオの種類を紹介!!
日本には飼育が可能なサンショウウオや絶滅危惧種に指定されているサンショウウオまで様々な種類がいます。今回の記事ではサンショウウオの種類について紹介します。
サンショウウオは黒くて地味なイメージがありますが、種類によって様々な見た目をしています。
種類によっては絶滅危惧種に指定されていて、保護されているので、飼育することができませんが、サンショウウオの中にはペットとして飼育することができる種類もいます。
今回の記事ではサンショウウオの種類について紹介するので、サンショウウオを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
サンショウウオとは
サンショウウオはカエルやイモリと同じ両生類の生き物で、サンショウウオにはたくさんの種類が存在します。
サンショウウオは大きく分けるとサンショウウオ科とオオサンショウウオ科に2つに分類することができます。
オオサンショウウオは国の天然記念物にもなっていて、有名な種類です。オオサンショウウオは120cmほどまで成長しますが、他のサンショウウオは小型で20cm程度までしか成長しません。
イモリとサンショウウオの違いについて
イモリとサンショウウオはよく似ているので、混合されますが、サンショウウオとイモリでは卵の産み付け方が違います。
イモリは体内受精をして、卵を一つずつ産み付けるのに対して、サンショウウオは卵囊を産んで体外受精をします。
ペットとして人気のウーパールーパーもサンショウウオの仲間です。ウーパールーパーは簡単に飼育することができる両生類ですが、サンショウウオはウーパールーパーのように簡単に飼育することはできないので、しっかりと飼育設備を整えて、ちゃんとお世話をして飼育するようにしましょう。サンショウウオの飼育方法や特徴について紹介!!
日本に生息しているサンショウウオの種類について
サンショウウオは小型の種類だけでも日本に44種類ほど生息しています。また、日本以外にも中国や台湾、アメリカなどにもサンショウウオは生息しています。
サンショウウオは捕まえることもできますが、種類によっては採取が禁止されているので、注意してください。サンショウウオの中でもペットとして飼育されいる種類を簡単に紹介します。
クロサンショウウオ
クロサンショウウオは東日本の山地などに生息していて、広い範囲に生息しているので、サンショウウオの中では見つけやすい種類です。
名前の通り黒い体をしていて、他のサンショウウオに比べて尻尾や手足が長めです。クロサンショウウオはサンショウウオの中でも流通量が多く、ペットとして飼育されている数も多いです。
トウキョウサンショウウオ
トウキョウサンショウウオは関東に広く生息しているサンショウウオで、山間の水田などに生息していることが多いです。
トウキョウサンショウウオは開発などが進みに連れて、生息地を追われてしまっています。絶滅危惧2類とされているので、販売目的や譲渡目的での捕獲は禁止されています。
ブチサンショウウオ
ブチサンショウウオは名前の通り、ブチ模様の斑点があるサンショウウオで、白と黒の模様がとても綺麗なサンショウウオです。
九州や四国などに生息していて、綺麗な川を好んで生息しています。川の源流域に生息していることが多く、人が入りづらい場所に生息しているので、なかなか見つけることが難しい種類です。
ヒダサンショウウオ
関東地方の西部や中部地方、近畿地方などに生息しているサンショウウオです。標高の高い森林に生息している種類で、全身に黄色斑点模様が入った綺麗なサンショウウオです。
夜行性なので、昼間は岩陰や落ち葉の下などに隠れているので、見つけるのが難しい種類です。
エゾサンショウウオ
北海道に生息しているサンショウウオで、北海道は美しい川や池があちこちにあるので比較的見つけやすい種類のサンショウウオです。ただ、エゾサンショウウオも開発などで数を減らしているので、乱獲はしないようにしましょう。
サンショウウオの中では大きな種類で、20cm程度まで成長することもあります。
サンショウウオの種類が多い理由
サンショウウオは日本にたくさんの種類が生息しています。
サンショウウオは体が小さく、移動する距離も狭いので、狭い範囲で交配を続けることによって、様々な生態や姿へと進化していったと言われています。
また、日本は山岳地帯が多く、降雨量も多く小さい川も多いため日本には様々な種類のサンショウウオが生息していると言われています。近年も新しい種類のサンショウウオがどんどんと発見されています。
ペットに人気のサンショウウオ
ペットショップでよく販売されている「〇〇サラマンダー」とはほとんどの場合サンショウウオのことです。もともとサラマンダーとはイモリやサンショウウオを含んだ分類を表す言葉でしたが、日本ではサラマンダーはサンショウウオとして訳されています。
飼育が簡単な種類も多いので、ペットに人気のサラマンダーを紹介します。
タイガーサラマンダー
タイガーサラマンダーはペットとして人気の高い種類です。名前の通り黒地に黄色い模様が入っているサラマンダーです。
日本に生息している小型のサンショウウオとは違い成長すると最大で30cmほどまで成長する大きな種類です。販売価格もそこまで高くなく、5,000〜10,000円ほどで購入することができます。
他のサンショウウオに比べて飼育が簡単で、室温の管理も他のサンショウウオに比べればシビアではないので、サンショウウオの入門種として人気があります。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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