デュビアは飼育しやすい生き餌!デュビアの飼育方法について紹介!!
デュビアは昆虫を食べる爬虫類を飼育する際にとても使いやすい餌です。同じゴキブリのレッドローチに比べて体長が大きいので、トッケイヤモリやフトアゴなどの大きめの爬虫類を飼育する方に特におすすめです。今回の記事ではデュビアの飼育方法について紹介します。
デュビアは飼育がしやすく、繁殖もさせやすいので、爬虫類に限らず、アロワナなどの肉食魚を飼育している人にも人気の高い生き餌です。
匂いも少なく、コオロギのように鳴かないので、管理がしやすくてとても使いやすい餌です。見た目は完全にゴキブリですが、日本でよくみるゴキブリのように早く動くわけでもないので、なれればそれほど気持ちわるいものでもありません。
今回の記事ではデュビアの飼育方法について紹介するので、デュビアを生き餌として使用してみようと思う方はぜひ読んでみてください。
デュビアについて
デュビアはアルゼンチンモリゴキブリと呼ばれる種類のゴキブリで、アルゼンチンなどの南米から中米にかけて生息しているゴキブリです。
名前の通り森に生息しているゴキブリで、日本に生息しているゴキブリのように民家などに生息しているわけではありません。
オスには立派な羽が生えていますが、飛んで移動することはないので、扱いやすく動きも遅いので捕まえやすいです。
雑食性の昆虫ですが、主に枯葉や植物を食べていて、飼育する際も草食性の餌を与えて飼育することができるので、匂いが少なく飼育していてストレスも少ないです。
デュビアの魅力について
見た目は完全にゴキブリですが、デュビアには他の生き餌にはない魅力がたくさんあります。見た目で敬遠している方も多いと思うので、デュビアの魅力について紹介します。
動きが遅い
生き餌と言えばコオロギが主流だと思います。フタホシコオロギやヨーロッパイエコオロギは動きが早く逃げられると捕まえるのが大変です。
動きが早いのでうまくケージから出すことができないことも多いと思います。その点デュビアは動きがとてもゆっくりで、コオロギの様にジャンプすることもないので捕まえやすく扱いやすい生き餌です。
水切れに強い
水切れに強いのもデュビアがとても優れている理由の一つです。
ゴキブリなので、数日間であれば飲まず食わずでも死んでしまったり、共食いが起きることはありません。コオロギの場合は餌が不足すると共食いが起きてしまいますが、デュビアの場合は共食いはほとんど起こらないので飼育がしやすいです。
匂いが少ない
デュビアはコオロギに比べて全く匂いがありません。同じゴキブリのレッドローチは少し油っぽい匂いがしますが、デュビアはほとんど匂いがありません。
コオロギの飼育ケージの匂いが気になる方やコオロギの鳴き声が気になる場合はデュビアを飼育するのがオススメです。
デュビアの飼育に必要なもの
簡単にデュビアを飼育する際に必要なものを紹介します。
飼育ケース
大きめの衣装ケースで飼育されることが多いです。
飼育ケースは値段も安く、加工もしやすいので、生き餌の飼育ケージとしてよく使用されています。
適度な大きさの衣装ケースを用意して、衣装ケースの蓋にデュビアが逃げ出さない程度の穴を開けるか、メッシュなどで蓋をするだけで大丈夫です。
デュビアはツルツルした壁を登ることはできないので、脱走の心配はありません。ただ、飛ぶ可能性があるので、蓋はして起きましょう。
飼育する数が少なければプラケースで飼育することもできますが、繁殖させる場合はデュビアが増えることも考えて、大きめのプラケースを用意する様にしましょう。
また、衣装ケースの底はツルツルして滑りやすいので、デュビアが足を滑らせて疲労しないように底面は紙ヤスリなどで細かい傷をつけておくか床材を敷いてください。
シェルター
たくさんのシェルターが必要になります。
コオロギなどの生き餌を飼育する際と同様に紙製の卵パックを入れておきましょう。紙製の卵パックをケージ内に積んでおくと隙間に入り込んで隠れます。
園芸用の底鉢ネットを丸めて結束バントで止めてシェルターとして使用することもできます。底鉢ネットは100均でも販売しています。紙製の卵パックと違い洗ってなんども使用することができます。
底鉢ネットも何個か用意して丸めたら重なる様に積み上げておくと隙間がデュビアの隠れ家になります。
パネルヒーター
繁殖を目指す場合はパネルヒーターも用意しておきましょう。
温度が低いと代謝が下がるので、成長するまに時間がかかってしまいます。早く大きくしたい場合はパネルヒーターを用意して加温する様にしましょう。
デュビアを繁殖させるためにはケース内の温度を25〜30度ほどにする必要があります。なので、繁殖させるためにはパネルヒーターが必要になります。
餌皿
餌皿も用意しておきましょう。
卵パックにそのまま餌を置くのもいいと思いますが、卵パックが劣化したり、湿ってしまいそこからカビが生えてしまったりします。
どんなものでもいいので、餌を入れるようの物を用意しておきましょう。
デュビアの餌について
デュビアは雑食性の昆虫ですが、主に草食性の餌を食べていて、自然環境では枯れ葉や植物などを好んでためています。なので、飼育する際は草食性の餌をメインに与えるようにしましょう。
デュビアを飼育する際はラビットフードがオススメです。
ラビットフードはデュビアを飼育する際によく使用されている餌で、入手もしやすく値段も高くないので使いやすいです。ラビットフードを与える際はそのままでは硬いので水でふやかしてから与える様にしましょう。
ラビットフードの他には料理をしたときに出た野菜のクズや、昆虫用のゼリーを与えるのもオススメです。
デュビアは雑食性の動物なので、肉食性の餌も食べることができますが、熱帯魚の餌などの動物性タンパク質の多い餌を与えているとフンの匂いが強くなってしまうので、注意してください。デュビアの餌は何がいい?デュビアの飼育にオススメの餌を紹介!!
餌の与え方について
デュビアを飼育する場合は毎日餌を与えてください。
前日の餌の残りを回収して、新しい餌を与える様にしましょう。餌を毎日交換する必要があるので、餌皿を用意しておくと掃除が簡単になります。
デュビアは乾燥を好む昆虫なので、野菜などの水分を多く含む餌をケージ内にずっと放置しているとケージ内の湿度が上がってしまいます。
餌の量が多いと湿度が上がってしまうので、餌を与える際は1日で食べきれる量を与える様にしましょう。
デュビアの繁殖について
デュビアは自宅で繁殖させることができます。
デュビアは生まれてから繁殖が可能になるまで半年ほどかかるので、繁殖のスピードが遅いですが、繁殖自体はそれほど難しくありません。
繁殖が可能なオスとメスを用意して飼育しているだけで勝手に増えてくれます。デュビアを繁殖させよう!デュビアの繁殖方法とコツを紹介!!
オスとメスを用意する
まずはオスとメスのデュビアを用意しましょう。オスが2割、メスが8割の環境で飼育したほうが繁殖しやすいと言われています。
ただ、初めて繁殖させる場合はそこまで気にしないくて大丈夫です。デュビアは成長が遅いので、繁殖させる場合はしっかりと成長したデュビアを用意しましょう。
過密気味にする
デュビアは過密気味で飼育したほうが繁殖しやすくなります。密集することを好むので、過密気味に飼育するだけでなく、デュビアが密集できる様な場所を作る様にしましょう。
高温度をキープする
デュビアは温度が高いほうが活動的になるので、ケージ内の温度は25〜28度前後になる様にしましょう。
温度が高いほうが成長が早くなるだけでなく繁殖も活発に行う様になります。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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