アマガエルの飼育方法について!アマガエルの飼育環境や餌、温度や湿度を紹介!!
アマガエルは日本に生息しているカエルで飼育が簡単な種類です。見た目も可愛いので飼ってみようと思う人も多いと思います。今回の記事ではアマガエルの飼育環境を紹介します。
ニホンアマガエルは日本に生息しているカエルで、黄緑色の小さなカエルです。見た目がとても可愛いので飼ってみたいと思う人も多いんじゃないでしょうか?
子供が捕まえてきて飼いたいと言われたって人もいると思います。
ニホンアマガエルは日本に生息しているだけあって、室温の管理もそれほどシビアじゃないので飼育がとても簡単です。飼育が簡単なのでまこれからビバリウムを始めたいと思う人にもオススメのペットです。
今回の記事ではニホンアマガエルの飼育環境について紹介するのでニホンアマガエルを飼育しようと思う人はぜひ読んでみてください。
それではニホンアマガエルの飼育方法を紹介します。
ニホンアマガエルについて
ニホンアマガエルは木や草の上で生活するカエルです。木の上で生活するカエルはツリーフロッグとも言われています。
カエルと一言に言っても生活している環境は様々で、生活している環境によって飼育方法も変わってくるので注意してください。
飼育は簡単で他のツリーフロッグと飼育方法はほとんど変わりません。日本に生息していて、手軽に入手することができるのでビバリウムの入門種として人気があります。
アマガエルの大きさ
大きさは2〜4cmほどで、オスよりメスの方が体長が大きくなります。
アマガエルの寿命について
アマガエルは長生きな生き物で、寿命は8〜9年ほどになります。
自然下では天敵も多くそこまで長生きすることはあまりありませんが、飼育下では天敵もいないので長く付き合うことができます。
体色について
アマガエルの体色は緑色や茶色、濃いグレーなど幅広く変化します。周囲の色に溶け込むように体色を変えていると言われています。
飼育下でも体色が変化します。観葉植物などを入れてレイアウトの色合いを調整して飼育するのがオススメです。
販売価格について
アマガエルはネット通販でも購入することができ、販売価格は1匹500〜1000円ほどです。青い体色をしたアマガエルは販売価格が高く1万円ほどで販売されていることがあります。
アマガエルの毒について
アマガエルは実は皮膚に毒を持っています。子供のころに捕まえたことがある人も多いと思いますが、なるべく素手では触らない方がいいです。
ちょっと触っただけでかぶれやりすることはありませんがアマガエルを触った手で目を触ると最悪の場合失明する恐れがあります。肌の弱い方だと触っただけでかぶれてしまうことがあるので、アマガエルを触ったらちゃんと手を洗うようにしましょう。
アマガエルの飼育に必要なもの
アマガエルを飼育する際はそれほど大掛かりな飼育設備は必要ありません。
- 飼育ケージ
- 床材
- 寛容植物
- 水入れ
- パネルヒーター
- 温度・湿度計
が最低限必要になります。
アマガエルの飼育ケージについて
ニホンアマガエルを飼育する場合は高さのある飼育ケージが必要です。
プラケースは高さがない横長のものが多いですが、高さがないと登り木や観葉植物を設置することができなくなってしまうので注意してください。高さは30cmほどあるものを選びましょう。
高さのあるプラケースはホームセンターなどでも販売されているので、ニホンアマガエルを飼育する場合は探してみてください。
また、ニホンアマガエルを飼育する場合はプラケースの蓋はスライドさせてあけるタイプではなく、扉のように開くタイプのものにしてください。
スライドのタイプだと隙間にアマガエルが入ってしまって蓋をあけることができなくなってしまいます。
水槽で飼育する場合は蓋を用意してニホンアマガエルが脱走しないように注意してください。規格水槽だとメッシュのフタも販売されています。
アマガエルの床材について
床材は保湿性の高いものを選びましょう。
アマガエルは水切れに弱く、ケース内が乾燥していると死んでしまうので注意してください。
はじめて飼育するなら掃除が簡単なウールマットがオススメです。ウールマットは熱帯魚を飼育する際のろ材として使用されているものです。
ウールマットをケース内に敷いたら、ウールマットより少し浅い程度に水を張ってください。ウールマットを使用する場合はフンを見つけたらすぐに交換してください、
ニホンアマガエルを飼育するときは湿度の高い環境で飼育するのでカビが生えやすいので気をつけてください。腐葉土などの有機物の床材を敷くとカビが生えやすいので気をつけてください。
観葉植物について
ニホンアマガエルを飼育するなら観葉植物を飼育ケージ内に設置してあげてください。
観葉植物がなくても飼育することは出来ますが、生きた草があるだけでニホンアマガエルはとても喜びます。
長生きさせたかったりビバリウムを楽しみながらニホンアマガエルを飼育しようと思ったら観葉植物を入れて飼育してあげてください。
アマガエルの尿で植物が枯れてしまうことがあります。また、アマガエルを飼育していると強い光をあてることはできません。アマガエルの飼育ケースに入れる観葉植物は丈夫で陰性が強いものを選びましょう。
スパティフィラムは陰性が強く丈夫なのでアマガエルを飼育する際にオススメの観葉植物です。観葉植物は鉢ごとケースに入れるとメンテナンスがしやすくなります。
水入れ
先ほども紹介しましたがカエルは水切れに弱いです。
水分がなくなると乾燥して死んでしまうので、ケース内には水入れを設置して水入れは常に清潔にしてください。
アマガエルは水に浸かって水分補給をしたり、水入れの中でフンをします。水入れに入って水分補給と排泄の両方をするので、水入れの水が汚いとすぐに病気になってしまいます。
水入れはできれば毎日、最低でも2〜3日に1回は容器をしっかり洗って水も交換してください。
パネルヒーター
適温は21〜27度です。
高温には弱いので30度以上にならないようにしましょう。30度を越えると調子を悪くしてしまいます。
また、20度を下回ると代謝が落ちて消化が遅くなります。寒いと食べた餌を消化できずに死んでしまうことがあるので、20度以下にもならないようにしましょう。
冬眠させて飼育することもできますが、冬眠中に死んでしまうことがあるので、安全に飼育する場合はパネルヒーターを設置して、室温が下がりすぎないようにしましょう。
温度・湿度計
温度と湿度をちゃんと管理するために温度湿度計を用意しましょう。
アマガエルを飼育する際は湿度は50〜70%になるように小まめに霧吹きをする必要があります。ヒーターを使用していたり、エアコンを使っていると湿度が下がってしまうことがあります。常に湿度をあげておく必要はありませんが、1日2回ほど霧吹きをして湿度が下がりすぎないようにしましょう。
また、冬場は湿度が下がってしまうので、毎日湿度と温度をチェックして、湿度が低いようなら霧吹きをして湿度をあげてください。
アマガエルの餌について
アマガエルの餌は生きた昆虫になります。
ペットショップでは爬虫類用の餌として、コオロギやレッドローチなどの小さな昆虫が販売されています。一年を通して購入することができるので、アマガエルを飼育する場合は昆虫を与えて飼育することがオススメです。
ピンセットからの給餌に慣れるとアロワナ用の人工餌やカエル用の人工餌を与えて飼育することができます。アマガエルの餌について!おすすめの餌と餌の与え方、人工餌の慣れさせ方を紹介!!
餌の与え方について
アマガエルに餌を与える時は、成長期であれば頭の半分ほどの大きさの餌を毎日与え、大人になったら週に2〜3回ほど1度に1〜3匹程度与えるようにしましょう。
カエルは餌を与えたら与えただけ食べてしまうので、与えすぎには注意してください。痩せていないかなどを観察しながら与える餌の量を調整してください。
餌を与える際はピンセットで生きた昆虫をつまんで、アマガエルの顔の前に持っていて与える方法がオススメです。ピンセットからの給餌に慣れれば生きた昆虫だけでなく人工餌で飼育することができます。
温度と湿度の管理について
アマガエルを飼育する際に重要になってくるのが温度と湿度の管理です。温度は夏場の高温に気をつけて、冬場はパネルヒーターなどの保温器具を使用すれば管理が難しいことはありませんが湿度には注意してください。
アマガエルは樹上性のカエルで、乾燥には強いカエルです。通気性が悪い飼育ケージを使用していて、常に湿度が高い状態の方がアマガエルにとっては良くありません。湿度と温度が高いと最近も繁殖してしまうので、通気性のいい飼育ケージを使用してケージ内は蒸れないようにしましょう。
アマガエルは自然下では木を登ったり降りたりしながら丁度いい湿度の場所に移動をしています。湿度があまりに低くなると湿った床材の上や水入れにずっと入っているので、湿度が低いサインが見えたら霧吹きをして湿度をあげてください。
アマガエルの気をつけたい病気について
アマガエルを飼育する際に気をつけたいのがアンモニア中毒です。
アマガエルのフンや尿にはアンモニアが含まれています。アマガエルのフンがケージ内に溜まってくると気化したアンモニアでケージ内は充満してしまいます。
また、水入れの中でフンをして、そのままにしていると飲み水もアンモニア濃度が高くなってしまいアマガエルはアンモニア中毒になってしまいます。
アマガエルは水に浸かりながらフンをすることが多いので、アマガエルを飼育する場合はできれば毎日水入れは掃除をして飲み水は清潔にしておきましょう。
アンモニア中毒を防ぐためには水場を清潔にすることとケージ内の掃除を怠らないようにしましょう。また、通気性のいい飼育ケージを使用することで、気化したアンモニアがケージ内にこもることを防ぐことができます。
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