アマガエルの寿命について!飼育下での寿命と長生きさせる方法を紹介!!

アマガエルの寿命について!飼育下での寿命と長生きさせる方法を紹介!!アマガエル

アマガエルは沖縄を除く日本全国に生息している馴染み深いカエルです。子供の頃にアマガエルを捕まえたことがある人も多いと思います。捕まえたアマガエルと飼ってみたいけど、寿命がどのぐらいなのかわからないと責任を持って飼育できないですよね。今回の記事ではアマガエルの寿命と長生きさせる方法について紹介します。

アマガエルと一言に言っても実は650種類以上のアマガエルが地球上にはいます。今回の記事では中でも日本人にとって馴染み深いニホンアマガエルの寿命について紹介します。

アマガエルの寿命について

ニホンアマガエルの寿命は平均で5年ほどです。

野生下での寿命は4年ほどですが、飼育下では上手に飼育することができれば7年ほど生きてくれることがあります。

アマガエルの生態について

アマガエルは人が住む環境に近いところに生息していることもあり、よく親しまれているカエルです。

アマガエルは雨の前後になるとオスが鳴のうを膨らませて鳴きます。普通のカエルは繁殖期の夜に鳴きますが、アマガエルは繁殖期でなくても鳴き、昼間でも鳴くので、見つけやすいことが人に親しまれている理由かもしれません。

樹上性のカエルで、卵を産むとき以外は木の上などで生活をしています。木の上で生活をしているので、他のカエルに比べて乾燥に強いので飼育がしやすいカエルです。アマガエルの飼育方法について!アマガエルの飼育環境や餌を紹介!!

繁殖について

アマガエルは冬眠から目覚めると繁殖を行います。繁殖期になるとアマガエルは水辺に集まって鳴のうを膨らませて、大きな声で鳴きメスを呼びます。

アマガエルはペアになると水面を泳ぎながら、何回かに分けて産卵を行います。産卵は地域にもよりますが、4〜8月ごろまで続きます。アマガエルの卵は3〜4日ほどで、オタマジャクシになります。アマガエルを繁殖させよう!!アマガエルの繁殖方法を紹介!!

オタマジャクシについて

アマガエルのオタマジャクシは1ヶ月ほどでカエルへと成長します。これはカエルの中ではとても成長が早い方です。カエルへと成長した後も成長を続け2年ほどで繁殖ができるようになります。

アマガエルを長生きさせる方法について

アマガエル

それではアマガエルを長生きさせる方法について紹介します。

清潔な環境で飼育をする

当たり前ですが、不衛生な環境で飼育をしているとアマガエルは病気になってしまいます。

アマガエルを飼育する際に気をつけたいのがアンモニア中毒とカエルツボカビ病です。アマガエルは呼吸や水分補給を皮膚からも行うことができます。

水入れや飼育ケージ内が不衛生でアンモニア濃度が高くなるとアンモニア中毒になってしまいます。床材は汚れたら頻繁に交換するようにするか、バクテリアがアンモニアを分解しやすい環境で飼育をする必要があります。

水場は清潔にしておく

水入れの中でフンをすることが多いので、アマガエルを飼育する場合は水入れは清潔に保つようにしましょう。

アマガエルを飼育する場合は水入れを用意して水場を作ることが多いですが、水場は特に病原菌の温床になりやすいので注意してください。

動いていない水は病原気が入ると数日で繁殖してしまい、アマガエルが水場に浸かると病気になってしまいます。

水入れはできれば毎日掃除をして、水を入れ替えるようにしてください。水入れの掃除が毎日できない場合は水入れは設置せずに霧吹きの回数を増やして飼育をするようにしましょう。

湿度が下がりすぎないようにする

アマガエルは乾燥に強いカエルですが、飼育する場合は湿度が下がり過ぎないように注意してください。

アマガエルを飼育する場合は湿度は60〜70%が理想です。毎日朝と夜ケージ内に霧吹きをして湿度が下がりすぎないようにしましょう。

アマガエルが乾燥すると皮膚にシワがよって動きもゆっくりになります。脱水症状になっていたら霧吹きをして、アマガエルを湿らせてください。

餌を与えすぎない

カエルは餌を与えたら与えただけ食べてしまいます。

成長期であれば毎日餌を与えても大丈夫ですが、成長したらアマガエルの様子を見ながら餌の頻度を週に2〜3回ほどに減らせてください。

餌を与えすぎていると消化不良になってしまうことがあるので注意してください。

アマガエルの餌について!おすすめの餌と餌の与え方、人工餌の慣れさせ方を紹介!!

通気性のいいケージで飼育する

先ほども紹介しましたが、カエルを飼育する際に気をつけなければいけないのがアンモニア中毒です。

アンモニア中毒は掃除の他に通気性のいいケージで飼育することで予防することができます。通気性のいいケージであれば気化したアンモニアはケージの外へと出て行きます。それと同時に湿度は下がりやすくなるので、湿度が下がりすぎないように注意してください。

触りすぎない

カエルの体温は23度ほどで、人間の体温は36度ほどです。体温に違いがあるので、人間がカエルに触れるとカエルの体温が上がってしまい、体調を崩してしまいます。

また、カエルには鱗がなく、粘膜で皮膚を守っています。この粘膜が剥がれてしまうと皮膚が炎症を起こしやすくなるので、アマガエルを飼育する際はあまり触らないようにして、触る際は手を濡らして手の温度を下げてから触るようにしましょう。

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。