ヒョウモントカゲモドキが産卵させよう!産卵した時の対処法を紹介
ヒョウモントカゲモドキのクーリングが終わって、うまく交尾をしたら、1ヶ月ぐらいで卵を産みます。産卵する前に産卵床を用意しておかないと孵化率が下がってしまいます。今回の記事では、ヒョウモントカゲモドキが産卵したときに気をつけて欲しいことを紹介します。
前回の記事では、ヒョウモントカゲモドキを繁殖させる方法を紹介しました。クーリングとペアリングの方法を紹介しましたが、クーリングとペアリングがうまくいって交尾をしてくれたら、ヒョウモントカゲモドキは1ヶ月ぐらいで卵を生みます。
産卵までは比較的簡単にできますが、生まれた卵の保管を気をつけないと孵化率が下がってしまいます。
今回の記事では、ヒョウモントカゲモドキを産卵させるときに気をつけてほしいことを紹介するので、ヒョウモントカゲモドキを繁殖させたい人はぜひ読んでみて下さい。
それではヒョウモントカゲモドキが産卵したときに気をつけて欲しいことを紹介します。
産卵前に産卵床の準備をする
交尾がうまくいって、メスのお腹が大きくなってきたら産卵床を用意しましょう。
ヒョウモントカゲモドキは交尾をしてから10日ぐらいで抱卵します。抱卵するとメスのお腹は膨らんできます。抱卵するとお腹にうっすらと卵がすけて見えるので、お腹をみれば確認することができます。
ヒョウモントカゲモドキは基本的には1回の産卵で2つの卵を産むので、抱卵すると白い影がお腹の左右に1つずつ確認することができます。
早い個体には抱卵から2週間ぐらいで産んでしまうことがあります。長いと2ヶ月近くかかることもあるので、ヒョウモントカゲモドキの体調を見ながら産卵を待ちましょう。2ヶ月以上しても産卵をしないようだったら一度獣医さんに見てもらってください。
ヒョウモントカゲモドキを繁殖させるためには産卵床が必要です。
産卵床は、ヒョウモントカゲモドキのメスが、産卵を行う場所のことを言います。ヒョウモントカゲモドキの卵は、生まれてから少しすると胚の位置が決まります。胚の位置が決まってから上下が逆になってしまったり、転がってしまったりすると孵化率が下がってしまうので気をつけてください。
産卵床を用意しておかないと卵が転がったりしてしまってうまく孵化しないことがあるので、ちゃんと産卵床を用意しましょう。
産卵床は、ヒョウモントカゲモドキがすっぽり入る大きさのタッパーなどの箱に、黒土やヤシガラ土、ミズゴケ、バーミキュライトなどを入れて、閉められてゲージの中に入れておきましょう。
ヒョウモントカゲモドキのメスが産卵床を気に入れば、穴を掘って産卵床で卵を産んでくれます。
産卵床に上手いこと卵を産んでくれないこともありますが、産卵床に産まなかった場合には上下が逆にならないように注意して産卵床にゆっくり置いて下さい。また、水入れの中に産卵してしまうことがあるので、ヒョウモントカゲモドキが抱卵したら飼育ケージから水入れを取り出してください。
卵も呼吸をしているので、水入れの中に産卵してしまうと呼吸ができなくて卵が死んでしまいます。
飼育ケージから水入れを取り出すと水を飲むことができなくなってしまうので、毎日ちゃんと霧吹きをして水が飲めるようにしてください。
産卵が近くなってくるとメスのお腹はパンパンに膨らみます。産卵が間近になると餌も食べなくなります。ケージの中を動き回ったり、砂を掘る仕草をするようになったら本当に産卵間近です。
ヒョウモントカゲモドキを繁殖させるために必要なものはこちらの記事でも紹介しているので、そちらも読んでみてください。
ヒョウモントカゲモドキの繁殖方法、クーリングなど必要な準備を紹介!!
ヒョウモントカゲモドキが卵を産んだのを確認したら、タッパーごと産卵床をゲージから取り出しましょう。
孵化するまで気をつけること
ヒョウモントカゲモドキが産卵したからといって、絶対に孵化するとは限りません。
ヒョウモントカゲモドキが産卵したからといって、安心せずにちゃんと孵化するまでしっかり飼育してあげましょう。
ヒョウモントカゲモドキの卵を孵化させるためには、卵を転がらないように気をつけて、室温湿度をしっかり管理しましょう。
ヒョウモントカゲモドキをちゃんと孵化させるためには、プリンのカップやタッパーに黒土やヤシガラ土を湿らせて入れて、そこに卵を置いて室温25〜30度、湿度は80〜90度で保存しましょう。
産卵材が市販で販売されているので、そちらを使うのもいいと思います。
日の当たる場所などの室温の変化が激しいところに置いておくと孵化せずに死んでしまうことがあるので気をつけて下さい。
ヒョウモントカゲモドキの卵が孵化するまでは個体さがあるので、1ヶ月ぐらいで孵化するものもいれば3ヶ月ぐらいかかってしまうことがあります。
湿度と温度にさえ気をつけておけば、簡単に死んでしまうことはありません。初めて卵を産むメスは無精卵を産んでしまう可能性が高いです。
無精卵を産んでしまうことはどうしようもないので、無精卵が生まれてしまった場合は次の産卵の機会を待ちましょう。
無精卵は普通の卵より一回り小さいので、生まれた卵が両方無精卵じゃなければ、見ればわかると思います。
ヒョウモントカゲモドキを孵化させるときの管理方法はこちらの記事で紹介しているので、そちらも読んでみてください。
ヒョウモントカゲモドキが産卵させよう!産卵した時の対処法を紹介
産卵を終えたメスの体調管理に気をつけよう
繁殖のことを考えると、生まれてくるベビーに気を取られてしまいますが、産卵を終えたメスの体調にも気を使ってあげてください。
産卵にはすごく体力を使うので、交尾が終わったあとや産卵が終わったあとには、栄養価の高い餌をあげるようにしましょう。
産卵をするためにはカルシウムやビタミンを多く消費するので、交尾の後産卵の後にはフタホシなどの昆虫を多くあげるようにしてください。ヒョウモントカゲモドキの寿命や飼育方法はこちらの記事で、ヒョウモントカゲモドキを飼おう!平均寿命と飼育方法などを紹介!!で紹介しているので、こちらの記事も読んでみてください。
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