ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の寿命について!平均寿命と長生きさせる方法を紹介!!

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の寿命について!平均寿命と長生きさせる方法を紹介!!ヒョウモントカゲモドキ

レオパの寿命は平均で10〜15年と言われています。ただ、全てのレオパがそこまで長生きできる訳でなく、モルフによっては神経障害を持っていたり悪性腫瘍ができやすい種類もいて、10年以上生きない個体も多いです。今回の記事ではヒョウモントカゲモドキの寿命と長生きさせる方法を紹介します。

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも飼育が簡単な種類で近年ペットとして人気があります。飼育が簡単で飼育に必要な設備も少なく体も丈夫なので、爬虫類の入門種としても飼育されることが多いです。

最近では、色々な種類のヒョウモントカゲモドキも出てきたり、有名人が飼っていることなどの理由から人気が出ている種類の爬虫類です。飼育が簡単だったら私も飼ってみようかなって思う人は多いと思いますが、どんな生き物でも飼育するまえにちゃんと飼いきれるか考えなければいけませんよね。

今回の記事ではヒョウモントカゲモドキの寿命と長生きさせる方法を紹介するので、ヒョウモントカゲモドキを飼ってみようと思う人はぜひ読んでみてください。

ヒョウモントカゲモドキの寿命

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキの寿命は10年〜15年ほどになります。

飼いやすさと愛らしさがヒョウモントカゲモドキの人気の理由ですが、寿命が長いこともヒョウモントカゲモドキの人気につながっています。

長く付き合えるペットですので、年数を重ねるごとにヒョウモントカゲモドキがどんどん可愛く見えてきます。ヒョウモントカゲモドキは寿命が長いので、最初の1匹を飼っているうちにどんどん好きになってしまし繁殖に挑戦する人も多いです。

繁殖がうまくいけばベビーから飼育することができるので、どんどんヒョウモントカゲモドキに愛着が湧いてきます。ただ、繁殖をする場合には注意も必要です。

あまりに頻繁に繁殖をさせていると、ヒョウモントカゲモドキの寿命は短くなってしまいます。なので、長く飼育しようと思う場合は繁殖は最低でも1年置きぐらいのペースにするようにしてください。

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので、ヒョウモントカゲモドキを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法や特徴、飼育に必要な設備を紹介!!

ヒョウモントカゲモドキの最高寿命

ヒョウモントカゲモドキは最高で30年生きると言われています。

飼育下ではそこまで長生きする個体はいないと思いますが、野生の場合は最高で30年近く生きることがあるそうです。飼育下でも28年生きた個体もいるそうなので、気を使って飼えばそのぐらい生きてくれるかもしれません。

ヒョウモントカゲモドキにも人間と同じように老化があるので年を取ってきたらちゃんとケアをしてあげてください。

ヒョウモントカゲモドキは年を取ると目が悪くなってします。

目が悪くなると餌を見つけることができなくなってしまうので、ちゃんと餌が食べられていないようなら、老化が原因で目が悪くなっているのかもしれません。また、アルビノのヒョウモントカゲモドキも目が悪いことがあります。

目が悪くなって餌を見つけられなかったり、餌をちゃんと食べることができない場合はピンセットを使って、餌を与えるようにしてください。

モルフと遺伝子疾患について

体色や模様などが確立された品種のことをモルフと言います。人の手によって品種改良が繰り返されることで出来上がったもので、同じ特徴を持った個体同士を交配していくことで体色や模様を確立させます。

交配を繰り返すことにより遺伝子疾患を持っているモルフもいます。有名なのがアルビノです。アルビノはメラニン色素が生成できない突然変異で、ノーマルのレオパに比べて光に敏感で視力が弱いことが多いです。

他にもエニグマは神経障害を起こしやすかったり、レモンフロストは腫瘍が発生しやすかったりします。ヒョウモントカゲモドキを購入する際はモルフについて調べて、遺伝子疾患があるのかどうかを確認する様にしましょう。

繁殖可能な飼育年数

寝てるレオパ

ヒョウモントカゲモドキは生まれてから1年ぐらいから繁殖が可能になります。

大体オスの場合は体重が50g以上、メスの場合45g以上から繁殖ができると言われています。ただ、メスが未熟な場合繁殖させようとしてオスと同じケージに入れたら喧嘩をしてしまうことがあるので、繁殖させる場合は双方にストレスがないかちゃんと確認するようにしましょう。

未熟な状態で繁殖をさせてしまうとヒョウモントカゲモドキの体にも負担がかかってしまうので、体重が繁殖可能なぐらいまで成長しても、1年は飼育するほうがいいと思います。繁殖前にはクーリングする必要があるので、ちゃんと餌を食べさせて尻尾に栄養を蓄えさせておく必要があります。

ヒョウモントカゲモドキは一度交尾をすると3〜5回ほど産卵します。1回の産卵に2つの卵を産むので、1回の交尾で6〜10個ほど卵を生みます。

なので、ちゃんと計画的に繁殖を狙わなければヒョウモントカゲモドキの体に負担がかかってしまうので注意してください。

ヒョウモントカゲモドキの繁殖方法はこちらの記事で詳しく紹介してるのでぜひ読んでみてください。ヒョウモントカゲモドキの繁殖方法、クーリングなど必要な準備を紹介!!

ヒョウモントカゲモドキを長生きさせるには

ヒョウモントカゲモドキを長生きさせるための方法について紹介します。

年齢が高くなってくると病気にもなりやすくなるので、飼育期間が長くなってきたら特に気をつけるようにしましょう。当たり前ですが、長生きさせるにはまずは病気や怪我をしないようにしっかりと飼育設備を整えて、飼育することが大切です。

清潔な環境で飼育する

当たり前ですが飼育環境が不衛生だと病気にもなりやすくなります。なので、定期的に床材を交換したり飲み水を毎日取り替えたりなど、飼育環境は清潔にしておきましょう。

フンなどをちゃんと掃除していないなどで、飼育環境が不衛生だと細菌感染症になってしまいます。

ヒョウモントカゲモドキは口内炎ができてしまうマウスロットと呼ばれる病気になることがあります。

餌を食べる量が減ったり、口の周りに膿が出るようになります。細菌感染症は抗生物質を使って治療することができるので、様子がおかしい場合は爬虫類を見てくれる動物病院についれていってあげてください。ヒョウモントカゲモドキがなりやすい病気と病気にさせない飼育方法を紹介!!

温度と湿度を適切にする

温度や湿度の環境の変化によって体調を崩してしまうことがあります。

ヒョウモントカゲモドキは変温動物なので、自分で体温を調整することができません。なので、気温が下がると代謝が下がってしまい食べた餌を消化することができなくなってしまうことがあります。

ヒョウモントカゲモドキを飼育するときはパネルヒーターとサーモスタットを使用して、温度をしっかりと管理するようにしましょう。

室温が高すぎると代謝は上がりますが、ヒョウモントカゲモドキが疲れてしまいます。高温にするのではなく、適切な温度で飼育して、暖かい場所と涼しい場所ができるように温度勾配を作るようにしてください。

また湿度が低いと脱皮不全になってしまうことがあります。指先などに前の皮が残っていると、その部分の血流が悪くなり、最悪の場合壊死してしまうことがあります。なので、ウェットシェルターなどを入れて湿度が下がりすぎないようにしましょう。

適切な温度と湿度
  • 温度・・・25〜30度
  • 湿度・・・40〜60%

日本には四季があり、温度と湿度の差が激しいです。

ヒョウモントカゲモドキが生息しているアフガニスタンは飼育ケージ内の温度と湿度を一定に保つのは大変なの冬場は1日2回霧吹きをするや、サーモスタットやパネルヒーター、などを使用して室温が下がりすぎない様にしましょう。

冬場の気温が低い時期はパネルヒーターだけでは温度が上がりきらないので、パネルヒーターと暖突や保温球などを組み合わせて温度が下がりすぎない様にしましょう。ヒョウモントカゲモドキが脱皮不全を起こしてしまった時の対処法を紹介

ストレスを与えないようにする

飼育環境の他にはなるべくストレスを与えないようにするのも大切です。

ヒョウモントカゲモドキはハンドリングすることもできるペットですが、決して人間との触れ合いが好きなわけではないので、長時間ハンドリングしたり、嫌がっているのにハンドリングをしたりするとストレスになってしまいます。

他にも人の視線や騒音などもストレスになるので、人がよく通る場所には飼育ケージを設置しないようにしましょう。

餌の与えすぎに注意

お腹いっぱいまで食べてしまうので、食べなくなるまで与えていると食べすぎです。成体を飼育する場合は少し少ないぐらいに調整するようにしましょう。

幼体の場合は成長も早いので、食べるだけ餌を与えても大丈夫ですが、成体に食べるだけ餌を与えていると肥満になってしまいます。

人間と同じでご飯の食べ過ぎは寿命が短くなってしまいます。人間も腹八分目がいいと言われているようにヒョウモントカゲモドキを飼育する場合も餌の与えすぎには注意してください。

栄養バランスのいい餌を与える

ヒョウモントカゲモドキを飼育する場合は人工餌か生き餌で飼育する必要があります。

人工餌にはヒョウモントカゲモドキが必要な栄養素が含まれているので、人工餌だけで飼育することができますが、生き餌の場合はカルシウムが不足してしまうので、サプリメントと一緒に与えないとクル病という病気になってしまいます。

クル病とはカルシウムが不足したり、カルシウムを吸収するために必要なビタミンが不足することで骨が脆くなってしまったり、骨がうまく作れなくなってしまう病気です。成長期になりやすい病気なので、ベビーから飼育する場合は十分に気をつけてください。

ヒョウモントカゲモドキに生き餌を与える際は3匹に1匹程度の割合でカルシウム剤を添加してから与える様にしましょう。

元気な個体を購入する

お迎えする場合はちゃんと元気な個体を購入するようにしましょう。

飼育に慣れていても体調が悪い個体をお迎えしてしまうと飼育はとても難しくなります。ベビーの特に成長不足になってしまうと元に戻すことはできないので、購入する際は信頼できるショップで購入しましょう。

購入する際はちゃんと餌を食べているかやしっかりと太っているのかを確認してください。

飼育環境が悪いお店だと感染症になっている可能性があります。ヒョウモントカゲモドキはクリプトスポリジウム感染症と言われる、帰省中による感染症になることが多いです。

この感染症はフンやピンセットなどを媒体して他の個体にも移ってしまいます。

なので、複数ヒョウモントカゲモドキを飼育している場合は他の個体にも感染してしまう可能性があります。お迎えする場合はちゃんと元気な個体を選び、お迎えして数日は隔離して様子を見ておくのがいいと思います。

このときピンセットなどは別に用意しておくようにしましょう。ピンセットを媒介に感染症が他のヒョウモントカゲモドキに移ってしまうことがあるので気をつけてください。

爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。