トカゲの飼育について!トカゲの飼育に必要な設備やペットに人気のトカゲを紹介!!
トカゲって可愛いですよね最近では爬虫類の人気も上がってきて、トカゲを飼っている人も増えてきました。トカゲは身近な爬虫類ですがどうやって飼育すればいいのかわからないことも多いと思います。今回の記事では、トカゲの飼育方法や必要な飼育設備について紹介します。
一言にトカゲには色々な種類がいます。
種類が豊富なので、かっこいい感じのトカゲがいたり、可愛い感じのトカゲがいます。色々な種類がいるので、自分が気に入ったトカゲを見つけることもできると思います。
トカゲなどの爬虫類は飼育が難しそうに思われていますが、トカゲには飼育が簡単な種類もいるので、今まで爬虫類を飼育したことがない人でも、飼育設備を整えれば簡単に飼育することができる種類も多いです。
今回の記事では、トカゲの飼育方法と一緒にペットに人気のトカゲを紹介するので、トカゲを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。
それではトカゲの飼育方法とペットに人気のトカゲを紹介します。
トカゲについて
有鱗目トカゲ亜目に分類されている爬虫類をトカゲと呼びます。トカゲは世界で4500種類ほどが確認されていて、トカゲの中にもアガマ・スキンク・オオトカゲ・カメレオン・ヤモリなど様々な種類に分類されます。
トカゲの食性について
食性は種類によって様々です。植物性の餌を好んで食べるトカゲもいますが、多くのトカゲは肉食性か肉食性寄りの雑食性です。
日本に生息しているニホントカゲやカナヘビは小さな昆虫を捕食しています。トカゲの多くは昆虫を食べるので、昆虫が苦手な方は飼育するのは難しいかもしれません。
トカゲの寿命について
種類にもよりますが、ペットとして人気の高いフトアゴヒゲトカゲの場合は平均で8〜10年ほどになります。ニホントカゲやカナヘビの寿命は平均で5〜7年ほどです。
小さくても長生きする生き物なので、飼育する場合は最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えするようにしましょう。
ペットに人気のトカゲについて
次にペットに人気のトカゲについて紹介します。紹介するトカゲによって飼育方法や食性は違うので、飼育するトカゲに合わせて餌や飼育環境を整えるようにしましょう。
フトアゴヒゲトカゲ
体長 | 45〜55cm |
寿命 | 約8〜10年 |
販売価格 | 1〜3万円 |
フトアゴヒゲトカゲはトカゲの中でも特に人気の高い種類です。
オーストラリアの砂漠に生息しているトカゲで、気温の変化にも強く体も丈夫で飼育しやすい種類です。見た目は棘があり少し怖いですが、性格は温厚で飼い主にも慣れやすいトカゲです。
また、砂漠に生息しているトカゲなので、乾燥に強く飼育がしやすい種類です。砂漠に生息しているでの紫外線ライトは紫外線量の強いものを選ぶようにしてください。
ニホントカゲ
体長 | 15〜20cm |
寿命 | 約5年 |
販売価格 | 1,000〜2,000円ほど |
日本に生息しているだけあって、日本の気候にも合いやすく飼育がしやすい種類です。
幼体は頭部から尻尾にかけて黄色いラインが入り、尻尾はメタリックな青色をしているとても綺麗なトカゲです。体の丈夫なトカゲですが臆病な性格をしているので、飼育する場合は隠れられる場所をちゃんと作り落ち着ける環境を作ってあげてください。
日本に生息しているトカゲですが、飼育する際は保温器具を用意して冬眠させないで飼育するのがオススメです。冬眠中に水切れや餌が食べられなくて餓死してしまうことがあるので、飼育になれるまでは冬眠させないようにしましょう。
アオジタトカゲ
体長 | 40〜50cm |
寿命 | 約15〜20年 |
販売価格 | 約1〜3万円 |
アオジタトカゲは名前の通り青い舌をしているトカゲです。オーストラリアやインドネシアなどの暖かい地域に生息トカゲです。
アオジタトカゲも性格がおとなしく飼い主にも慣れやすいのでハンドリングすることができます。威嚇するときは青い舌を出して威嚇するので、青い舌を出してシューシューと鳴いていたら無理に触らないようにしましょう。
ヒナタヨロイトカゲ
体長 | 15cmほど |
寿命 | 約15〜20年 |
販売価格 | 約1万円 |
ヒナタヨロイトカゲはヨロイトカゲの中でも1番安価で購入することができます。
以前は数千円ほどで販売されていましたが、乱獲により数を減らしてしまいワシントン条約に掲載され現在は数万円ほどで販売されることが多いです。
ヨロイトカゲの中でも体長が小さいので飼育がしやすく、初心者向けと言われています。
ヒョウモントカゲモドキ
体長 | 20〜25cm |
寿命 | 約10〜15年 |
販売価格 | 約1〜3万円 |
ヒョウモントカゲモドキはトカゲではありませんが、爬虫類の中でも特に人気が高く、飼育がしやすい種類です。
ヒョウモントカゲモドキは国内でも繁殖されているので、流通量が多く人にも慣れやすいのでペットとして人気があります。人になれやすく動きもゆっくりなので、ハンドリングすることもできます。
ヒョウモントカゲモドキは夜行性のヤモリなので、バスキングライトや紫外線ライトが必要ありません。必要な設備が少ないのもヒョウモントカゲモドキが飼育しやすい理由のひとつです。
販売価格も安く、爬虫類の販売イベントなどに行けば5,000円ほどで購入することもできます。繁殖が簡単で品種改良が盛んに行われているので様々な見た目のヒョウモントカゲモドキがいます。
販売イベントなどで気に入った個体を探すのも楽しいと思います。
トカゲの飼育に必要なもの
トカゲを飼育する場合は日光浴ができるようにバスキングライトや紫外線ライトが必要な他、室温を管理するためにヒーターも必要です。
飼育設備をちゃんと揃えておかないと飼育するのが大変になってしまうので、しっかりと飼育環境を整えるようにしましょう。
それではトカゲの飼育に必要な設備を紹介します。
飼育ケージ
飼育する爬虫類のサイズに合わせて飼育ケージを用意するようにしましょう。ニホントカゲやニホンカナヘビなどの小型のトカゲであればプラケースなどで飼育することができます。
フトアゴヒゲトカゲの場合は50〜60cm程度まで成長するので、90cm程度の飼育ケージを用意するようにしましょう。
紫外線ライト
昼行性のトカゲを飼育する場合は紫外線ライトが必要になります。昼行性のトカゲは紫外線を浴びることによって、体内でビタミンDを作り出します。
ビタミンDはカルシウムを吸収するために必要な栄養素で、ビタミンDが不足するとカルシウムを吸収することができないのでクル病になってしまいます。
クリ病になるとちゃんと歩くことが出来なくなってしまったり、餌を食べられなくなってしまうので気をつけて下さい。
飼育するトカゲの種類によっては紫外線ライトだけでは、トカゲを飼育するために必要な紫外線量をまかなうことができない場合もあるので、飼っているトカゲに必要な紫外線量が高い場合は散歩をさせたりして日光にさせてあげてください。
バスキングランプ
トカゲは変温動物なので自分の体温をコントロールすることが出来ません。なので、バスキングライトを使って、温度の高い場所を作り自分で体温を上げることができるようにする必要があります。
ホットスポットで体を温めることで消化を促進したり、代謝を上げることができます。バスキングライトは石などに照射して、石を温めておくとお腹側からも体を温めることができるようになります。
保温器具
バスキングライトだけではケージ内の温度が低くなってしまうので、パネルヒーターや暖突などの保温器具を用意しましょう。
水飲み場、餌置き場などの容器
飼育するトカゲに合わせて水入れや餌入れを用意しましょう。フトアゴヒゲトカゲは野菜や果物を食べるので、餌入れが必要になります。
軽いものだとひっくり返してしまうことがあるので、水入れ・餌入れは重量のあるものを選ぶようにしましょう。
床材
床材も飼育するトカゲの生息地に合わせて用意してください。砂漠など乾燥した地域に生息しているトカゲを飼育する場合はサンド系の床材を使用するのがおすすめです。
穴掘りが好きなトカゲもいるので、ニホントカゲなど穴掘りが好きなトカゲを飼育する場合は土系の床材を使用して、厚めに床材を敷いておきましょう。
サーモスタット
サーモスタットを使用することで昼と夜で温度を管理することが出来たり、室温が上がりすぎるのを防ぐことが出来ます。バスキングライトや紫外線ライトなど使う機材も多いので、サーモスタットを用意するのがおすすめです。
サーモスタットによっては時間を設定して照明のオンオフをしてくれるものがあります。バスキングライトや紫外線ライトを毎日つけたり消したりするのは大変なので、時間でオンオフをしてくれるサーモスタットがあると便利です。
シェルター
臆病な性格をしているトカゲも多いので、飼育する場合は隠れられる場所を用意してあげてください。
シェルターは体がすっぽり入るぐらいのサイズを用意してください。シェルターの中は暑くならないように注意してください。バスキングライトが当たっているとシェルターの中が暑くなってしまうので気を付けてください。
トカゲの飼育方法について
次は基本的なトカゲの飼育方法について紹介します。
トカゲの種類によって与える餌など飼育方法が多少違うので、飼育するトカゲの飼育方法についても調べてください。
餌の与え方について
トカゲは種類によって食べる餌が違います。肉食性のトカゲはコオロギなどの昆虫を草食性の強いトカゲは野菜を食べます。フトアゴヒゲトカゲは幼体のときは昆虫などを主に食べますが、大人になるにつれて野菜を好んで食べるようになります。
餌の与える方法はピンセットで生き餌をつまみ、トカゲの顔の前に持って行って食べてもらう方法と、生き餌を飼育容器の中に放して、自分で食べてもらう方法があります。
ピンセットからの給餌に慣れさせれば人工餌を与えることもできるので、ピンセットからの給餌に慣れさせるのがおすすめです。
先の尖っているものだと餌を食べるときに怪我をしてしまうことがあるので、ピンセットは木製の先が丸まっているものを用意してください。
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温度と湿度について
トカゲを飼育する上で一番大切なことは湿度と室温の管理です。
飼育するトカゲに合わせて温度を管理するようにしましょう。適温は種類にもよりますが、25〜30度前後で安定させる必要があります。
日本に生息しているニホントカゲを飼育する場合でも通年で20度を下回らないように飼育するのがおすすめです。ニホントカゲやカナヘビは冬眠させて飼育することもできますが、冬眠中に死んでしまうことがあるので注意してください。
トカゲを飼うときの注意点とペットにオススメのトカゲはこちらの記事で、トカゲを飼おう!!トカゲ飼育するときの注意点とオススメのトカゲを紹介!!こちらの記事も読んでみてください。
温浴について
トカゲの種類にもよりますが、トカゲを飼育するには温浴させてあげる必要があります。
フトアゴヒゲトカゲやアオジタトカゲを飼育する場合は温浴をさせて上げるのがおすすめです。時間に余裕がある場合は毎日5〜10分ぐらい、時間に余裕がない場合でも最低で3日に1回は温浴させてあげてください。
温浴をさせることで、糞の排泄が良くなったり、肌がきれいになったりします。温浴は餌をあげる前に35〜38度のお湯に浸けて10分ほど様子をみてください。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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コメント一覧
ビタミンd3を作るのは赤外線ではなく紫外線では?
ご指摘ありがとうございます。誤字があったので修正しました。