イモリの再生能力のすごさについて紹介!!
イモリはペットとしても人気の高い両生類です。イモリは再生能力が高いことでも知られていて、様々な研究がされています。今回の記事ではイモリの再生能力について紹介します。
イモリは綺麗な川や池に生息していると影にも似ている両生類です。ペットとしてもよく飼育されている爬虫類で、とても身近な生き物です。
イモリはとても再生能力が高いことで知られていて、手足などが切れてしまっても綺麗に再生することができます。
今回の記事ではイモリの再生能力について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
イモリにはどんな種類がいる?ペットにオススメのイモリを紹介!!
イモリの再生能力について
トカゲは身の危険を感じたり、天敵に捕食されそうになると自分の尻尾を自切して尻尾を囮にして逃げることで知られています。
その後、トカゲのしっぱはまた生えてきます。イモリはトカゲよりも再生能力が高く、尻尾はもちろんですが、手足や顔、を失っても完全に再生することができます。
それだけでなく、心臓の一部や脳の一部、眼球の水晶体でさえも再生することができるとても高い再生能力を持っています。
両生類の幼体の多くは再生能力が高いことで知られています。カエルの幼体のオタマジャクシも足が切れても元どおり再生することができます。
ただ、成体になってカエルになってしまうと再生することはできません。その中でも幼体から変態した後でもイモリは何度でも再生することができます。
イモリが再生する過程について
イモリは足が切れたりすると周囲の表皮細胞が傷口に移動して、1日ほどで傷口は塞がってしまいます。
表皮細胞が移動してくるので、かさぶたができたり、傷跡が残ったりしません。そして、塞がった傷口には再生芽ができます。
再生芽から新しい足が生えてきます。再生芽は筋肉や骨などの細胞に変わって足を再生します。オタマジャクシなどの両生類が再生するのもこれと同じ仕組みです。
眼球の水晶体がなくなっても、別の組織から水晶体を再生することができます。
イモリの研究について
イモリは再生能力がとても高いので様々な研究がされています。
イモリとは違いますが人間も再生能力を持っていて、皮膚を切ったりしてもかさぶたができて、元通りに再生することができます。
もし、イモリの再生能力の仕組みがわかれが、人間の欠損した組織や箒などで切断した臓器などを再生することができるようになるかもしれないと言われています。
再生医療ではIPS細胞が有名です。IPS細胞は細胞を体外で目的の細胞や組織を作って移植する必要がありますが、イモリの場合は自分の細胞を必要な組織に作り変えることができます。
なので、イモリの再生の仕組みがわかると移植しなくてもいまある細胞に薬などを投与することによって、再生することができるようになります。
また、イモリは何度も細胞分裂を繰り返すことで再生しています。人間は細胞分裂を繰り返すほどガン化してしまいます。
イモリの場合は細胞分裂の回数がとても多いですが、ガン化することがありません。なので、イモリには細胞がガン化しないようにするための仕組みがあると考えられています。
飼育しているイモリが怪我をしてしまったら
イモリは足がちぎれてしまったり、脳の一部が欠損しても再生することができる高い高い再生能力を持っていますが、飼育下で怪我をしてしまった場合は注意が必要です。
清潔な環境で飼育していれば問題なく再生しますが、不衛生な環境だと傷口から細菌が肺内に侵入してしまって、病気になってしまうことがあります。
また、傷口に水カビか付着してしまうこともあります。もし水カビが傷口に付着してしまったらピンセットや綿棒などで取り除くようにしてください。
取り除いたら清潔な水で飼育するようにしましょう。水温が高いほうが代謝が高くなるので、早く怪我を治したい場合は水温を24度ぐらいで管理するようにしましょう。
不衛生な環境でなければ問題なく再生しますが、水カビなどが繁殖している場合は別の水槽に移して熱帯魚用のグリーンFなどを使って薬浴させるのがいいと思います。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません