サンショウウオの飼育方法について!飼育設備・寿命・値段・餌について紹介!!
サンショウウオはペットとして飼育することができます。オオサンショウウオなど種類によっては採取が禁止されているので、飼育することができませんが、種類によってはペットとして飼育することができます。今回の記事では、サンショウウオの飼育方法について紹介します。
サンショウウオは飼育が難しい両生類です。飼育は難しい種類ですか、ちゃんと飼育環境を整えれば飼育することができます。
日本には数十種類のサンショウウオが生息していて、ほとんどの種類が体長20cm程度と小さいので、省スペースで飼育することができます。
今回の記事では、サンショウウオの飼育方法について紹介するので、サンショウウオを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
サンショウウオの特徴
サンショウウオは漢字で書くと山椒魚と書きます。
これはサンショウウオに山椒の匂いに似ている種類がいたことが由来になっています。全てのサンショウウオから山椒の匂いがするわけではありません。
サンショウウオは両生類の有尻目に分類されていて、鱗がなく体は粘膜に覆われています。
イモリと似ていて混同されることが多いですが、産卵方法が違います。イモリは体内で受精をして卵を水草などに一つずつ産み付けますが、サンショウウオは体外受精をします。
オオサンショウウオは国の天然記念物にもなっているので有名です。オオサンショウウオは1メートル以上まで成長する大型の両生類です。
オオサンショウウオが有名なので、サンショウウオは大きく成長すると思っている方も多いですが、実際は大きく成長するのはオオサンショウウオだけで、他のサンショウウオは20cm程度までしか成長しません。サンショウウオにはどんな種類がいる?サンショウウオの種類を紹介!!
サンショウウオの飼育に必要なもの
サンショウウオを両生類の中でも飼育の難しい種類です。長期で飼育するためにはしっかりと飼育設備を整えてサンショウウオが快適に暮らせる空間を作る様にしましょう。
今回の記事ではサンショウウオの中でも代表的な種類のクロサンショウウオの飼育方法を紹介します。
- 水槽
- フタ
- 濾過フィルター
- 床材
- シェルター
飼育設備を整えることで安全に飼育することができるので、サンショウウオを飼育する場合はしっかりと飼育環境を整える様にしましょう。
水槽
サンショウウオは狭い場所に隠れることが多いので、飼育する場合はシェルターをいくつか設置する必要があります。シェルターをいくつか設置することができるサイズを目安いにスイスを選ぶ様にしましょう。
1匹であれば30cm水槽で飼育することができます。3〜4匹飼育する場合は60cm水槽を使用するのがオススメです。飼育する数に合わせて飼育ケージを選ぶ様にしましょう。
フタ
サンショウウオは壁に張り付いてガラス面を登ることができるので、脱走されない様にしっかりとフタを設置してください。
サンショウウオを飼育する際はケージ内の通気性も確保しなければいけないので、フタはメッシュのものを使用して、ケージ内が蒸れない様にしましょう。
濾過フィルター
濾過フィルターは飼育環境に合わせて用意してください。水槽に水を貼って浮島を設置して飼育する場合はスポンジフィルターや外部フィルターを使用して、床材を厚く敷いて陸地を作って飼育する場合は底面フィルターがオススメです。
サンショウウオは強い水流を好まないので、濾過フィルターを設置する際は水流が強くなりすぎない様に注意してください。
床材
サンショウウオを飼育する場合は水槽に水を張って浮島を設置して飼育する方法と床材を厚く敷いて、床材より少し下まで水を張り陸地を作って飼育する方法があります。
陸地を作って飼育する場合は通水性が高く多孔質のハイドロボールが使用されることが多いです。
シェルター
シェルターはどんなものでも構いません。
半分に割った植木鉢や流木や石を組み合わせてレイアウトを作るのがオススメです。シェルターは一つではなく、いくつか用意することで、サンショウウオが自分で快適な場所を選ぶことができます。
サンショウウオの飼育方法
サンショウウオは種類や成長過程によって飼育環境が違います。サンショウウオは飼育も難しいので、飼育する場合は両生類の飼育に慣れてから飼育するようにしましょう。
サンショウウオを飼育する場合は水槽に水を張った環境で飼育するアクアリウム環境で飼育する方法と床材をたっぷり敷いて床材に水溜りができないぐらいに水を張ったテラリウム環境で飼育する方法があります。
クロサンショウオは陸棲の両生類なので、水場は作らずに床材をたっぷり敷いてテラリウムの環境で飼育するのが自然に近いです。ただ、水槽に水を張った飼育環境でも長期間飼育されている事例もあります。
テラリウムの環境よりも水槽に水を張ったアクアリウムの環境の方が水量を多く取ることができ水質が安定しやすいです。
飼育温度について
サンショウウオを飼育する場合は水温、室温が25度以上にならない様にするのが望ましいと言われています。
夏場はどうしても室温が上がってしまうので、エアコンを使用して温度が高くなりすぎない様に注意してください。エアコンの他にはサンショウウオの温度管理のためにワインセラーを使用する方もいます。
湿度について
サンショウウオは湿った環境を好むので、テラリウムの環境で飼育する場合は湿度が下がりすぎない様にしましょう。敷いた床材の1cm下ぐらいまで水を張っておくことで、水位が下がっても乾燥を防ぐことができます。
テラリウム環境で飼育する場合は床材を厚く敷いて、水をたっぷりと入れておきましょう。
サンショウウオの餌について
サンショウウオは成長過程によって食べるものが違います。幼生のサンショウウオを飼育する場合は、インフゾリアやブラインシュリンプ、ミジンコ、冷凍のアカムシなどを与えるようにしましょう。
幼生は食欲も旺盛なので毎日2〜3回程度餌を食べるだけ与えるようにしましょう。幼生に餌を与える際はブラインシュリンプやミジンコをスポイトで吸い取って、顔の前にゆっくりと垂らすと食べてくれます。
冷凍の赤虫はピンセットや爪楊枝で1匹だけとって、顔の前で揺らすと食べてくれます。大きいと怖がってしまうので、大きかったら半分ほどに切ってから与える様にしてください。
ブラインシュリンプやアカムシは食べ残しが出ると水質も悪くなってしまうので食べ残しはスポイトなどですぐに吸い出すようにしてください。
大人になったら2〜3日1回程度餌を与えるだけで大丈夫です。大人になると昆虫を食べるようになるので、頭より一回り小さいぐらいの昆虫を与えるようにしましょう。
餌はコオロギやレッドローチがオススメです。コオロギは爬虫類や熱帯魚の餌としてショップで販売されているので、入手が楽で繁殖させることもできるのでオススメです。レッドローチは共食いが少なく、コオロギの様に鳴かないので保存が楽です。
昆虫を与える際はピンセットでつかんでサンショウウオの顔の前に持っていって小刻みに揺らしてください。サンショウウオの餌は何がいい?飼育にオススメの餌を紹介!!
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