ヨーロッパイエコオロギの飼育方法や繁殖方法！！
イエコオロギは爬虫類の飼育などによく使われているコオロギです。コオロギを餌として使う場合はコオロギの飼育が欠かせません。今回の記事ではイエコオロギの飼育方法や繁殖方法を紹介します。
トカゲやヤモリ、カエルなどを飼育する場合はコオロギなどの昆虫を餌として使うのが一般的です。
餌で使われるコオロギにはフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの２種類あります。
今回の記事ではイエコオロギの飼育方法や繁殖方法を紹介するので、イエコオロギを餌として使うことを考えている方はぜひ読んでみてください。コオロギを飼育しよう！爬虫類の餌に最適なコオロギの飼育方法を紹介！！
ヨーロッパイエコオロギとは
ヨーロッパイエコオロギはヨーロッパ南部原産のコオロギで、現在は世界各地に生息しています。
自然下では草むらや人家の周辺まで多様な場所に生息していて、寿命も長くて体も丈夫なので、ストックもしやすくて餌としても使いやすいコオロギです。
フタホシコオロギと同様に爬虫類の餌としてよく使われています。ただ、フタホシコオロギに比べてジャンプ力が強いので、捕まえづらく取り扱いが難しいです。
餌としてのイエコオロギ
昆虫を主食とする爬虫類を飼育する場合はコオロギの飼育は欠かせません。コオロギの他にミルワームも爬虫類の餌として使われることがありますが、ミルワームはコオロギに比べて脂肪分が多く栄養バランスが悪いです。
なので、コオロギは昆虫を主食とする爬虫類を飼育する上で欠かすことができない餌です。
フタホシコオロギとイエコオロギは通年繁殖させることができるので、ちゃんと飼育すれば比較的簡単に繁殖させることができます。
なのでコオロギを餌として使う場合は繁殖をさせるのもいいと思います。
イエコオロギの飼育方法
イエコオロギを飼育するときは基本的には高さのあるプラケースで飼育するのが一般的です。
３０cm程度のプラケースであれば１００〜２００匹ぐらいまでコオロギを飼育することができます。ストックする量が多い場合は衣装ケースの上部や蓋に穴を開けて使用するのがいいと思います。
プラケースに高さがないとコオロギを取り出すときに脱走してしまうことがあるので注意してください。また、高さがあったほうが蒸れずらいのでコオロギの飼育には高さのあるものを使うのがいいと思います。
深さがしっかりない飼育ケージを使うと蓋の網目などから脱走してしまうことがあります。目の細かい網をプラケースと蓋の間に噛ませておけば脱走しないので、脱走が心配な場合は目の細かい網も用意しておきましょう。
ヨーロッパイエコオロギは低温に強いコオロギなので、特別保温する必要はなく、室内であれば問題なく飼育することができます。
ただ、極端に高温になると死んでしまうことがあるので温度が上がりすぎてしまう場合は、温度が上がりずらい風通しのいい場所で飼育するようにしましょう。
温度が高い方が成長が早くなるので、早く成長させたい場合は温度を２５度ぐらいで飼育するようにしましょう。
あとは水入れに水を入れて新聞紙や段ボールを軽く丸めて入れておけば飼育することができます。
イエコオロギの繁殖方法
イエコオロギはちゃんと飼育することができれば簡単に繁殖させることができます。イエコオロギを繁殖させる場合は、タッパーに小粒の赤玉土を入れて水を染み込ませたものをプラケースに設置しましょう。
イエコオロギは赤玉土に染み込んだ水を飲んだり、産卵床として使ったりします。産卵床を入れておけば勝手に増えてくれるので初心者でも簡単に繁殖させることができます。
ただ、産卵床が高すぎると生まれたばかりのコオロギが登れないので、木の枝などを使って登れるように足場を作っておきましょう。
イエコオロギに与える餌
イエコオロギはなんでも食べるので飼育するのは簡単ですが、爬虫類に餌として与えることを考えて餌を与えるのがいいと思います。
飼育ケージに入れている新聞紙も食べてしまうので特に餌を与えなくても飼育することはできますが、栄養価を高めるためにも餌を与えた方がいいと思います。
餌はどんなものでも食べるので、野菜のクズなどを背の低いお皿などに入れて与えるようにしましょう。
餌を与えすぎるとフンも増えて飼育ケージ内も汚れやすいので、餌として使う前日にコオロギに餌を与えるのがいいと思います。コオロギの餌について！コオロギの飼育におすすめの餌や餌の与え方を紹介！！
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
https://hachuarium.com/setubi/hatyuurui-setubi