フトアゴヒゲトカゲを繁殖させよう!繁殖、産卵、孵化について紹介!

フトアゴヒゲトカゲを繁殖させよう!繁殖、産卵、孵化について紹介!フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲはペットとして人気のトカゲです。飼育も比較的簡単で、繁殖させることもできます。今回の記事では、フトアゴヒゲトカゲの繁殖方法について紹介します。

フトアゴヒゲトカゲは生まれてから1年半〜2年ぐらいで繁殖をさせることができます。

フトアゴヒゲトカゲの相性もあって相性が良くないと繁殖させることはできませんが、相性が良ければ繁殖させることができます。

フトアゴヒゲトカゲはクーリングをしないでも繁殖してくれることもあるので、比較的楽に繁殖させることが出来ます。

今回の記事では、フトアゴヒゲトカゲの繁殖方法について紹介するので、フトアゴヒゲトカゲカゲを繁殖させたい方はぜひ読んでみてください。

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法については、下記の記事で紹介しているのでそちらの読んでみてください。

フトアゴヒゲトカゲの特徴と飼育方法を紹介

フトアゴヒゲトカゲの繁殖について

フトアゴヒゲトカゲを繁殖させる場合は計画的に行うようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲは一度に15〜30個ほどの卵を生みます。全ての卵が孵化してしまうと1人で飼育するのは大変です。

まず繁殖させる場合は孵化した後に飼育してくれる友人や引き取ってくれるペットショップを探してから行うようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲの繁殖方法

フトアゴ

フトアゴヒゲトカゲは国内での繁殖例も数多くあり、比較的簡単に繁殖させることが出来ます。

しっかりと性成熟したペアを用意して、飼育環境を整えれば初めてでも繁殖させることができます。それではフトアゴヒゲトカゲの繁殖方法について紹介する

フトアゴヒゲトカゲのペアを用意する

繁殖適齢期のフトアゴヒゲトカゲのペアを用意しましょう。

フトアゴヒゲトカゲは8ヶ月程度で繁殖が可能だと言われたりもしますが、しっかりと成熟させてから繁殖に挑戦するようにしましょう。できれば2〜3年ほどしっかりと育ててから繁殖に挑戦して見てください。

体が小さいと難産になってしまったりするので、メスは体が大きくて健康な個体を用意してください。

オスとメスの見分け方について

オスとメスは他のトカゲと同じようにミニペニスの膨らみで見分けることが出来ます。オスはヘミペニスがあるので、尻尾の付け根に丸いコブが2つあります。メスにはヘミペニスがないので、尻尾の付け根は平らになっています。

また、オスは発情すると顎の下が黒くなり、ボビング行動を行います。ボビング行動とは頭を上下に揺らす行動です。

見分けるのが難しい場合はお店の方に聞くのがいいと思います。

クーリングについて

フトアゴヒゲトカゲは通常寒い冬を越えて春に繁殖します。

クーリングさせなくても繁殖に成功することがありますが、適齢期のはずなのに繁殖行動をしない場合は徐々に室温を下げて、クーリングをして人工的に冬を体験させてください。

いきなり室温を下げると体調不良になってしまうので、3週間ぐらいかけてゆっくり温度を下げて行きましょう。

温度は昼間が17度前後で、夜は15度前後、ホットスポットは25度前後にしましょう。

温度が下がると活動も鈍くなって餌を食べる量も少なくなります。餌をあまり食べなくなっても活動も鈍くて消費するカロリーも少ないのであまり痩せません。

もし急激に痩せるようだったら、クーリングを中止して徐々に温度をあげるようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲをお見合い

適齢期を迎えたオスとメスのフトアゴヒゲトカゲを用意したらお見合いをしてください。

ケージ越しにお見合いをして相性を見ます。

フトアゴヒゲトカゲのオスは興奮すると喉元を黒くして頭を上下に振ります。この行為をホビングと言います。メスは興奮すると腕をグルグルと回すようになります。この行為が見れればお見合いはうまく行ったと思っていいでしょう。

ただ、威嚇しているだけのこともあるので、一緒のケージで飼育するときは、喧嘩をしていないかちゃんと確認するようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲをペアリングする

お見合いが終わってお互いに相性が良さそうだったら同じケージに入れて飼育しましょう。

フトアゴヒゲトカゲのオスがメスの首に噛み付いて尻尾を絡めながら交尾します。交尾中にメスが怒って喧嘩してしまうことがあるので、様子をみて危ないようだったら引き離しようにしましょう。

飼育ケージ内だと交尾しなくても部屋の中を散歩している時に交尾することもあるので、同じケージ内に入れていても何も起こらないときは2匹で散歩させるようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲの産卵

フトアゴベビー

フトアゴヒゲトカゲは交尾後25日ぐらいで産卵すると言われていますが、20日程度で産卵することもあります。

交尾後メスは食欲が旺盛になるので、しっかりと餌を与えるようにしましょう。卵を作るためにカルシウムが必要になるので、普段よりもカルシウム剤を多めに添加するようにしてください。

お腹の卵が大きくなると内臓が圧迫されて餌を食べなくなったり、食べる量が少なくなります。

産卵床について

産卵が近くなると穴を掘る動作をしたり、落ち着くなく動き回るようになります。産卵の前兆が見れたら産卵床を入れてあげてください。

産卵床は全身が入るほどの容器に黒土やバーミキュライト、パームマットなどを霧吹きで湿らせながら20cm程度強いてください。飼育ケージ内に産卵床を入れて産卵させる方法もありますが、衣装ケースなど大きなケージに黒土やバーミキュライトなどを敷いて飼育した方が安全に繁殖させることができます。

フトアゴヒゲトカゲは体も大きいので、掘る穴も大きくなります。タッパーに床材を入れて飼育ケージに入れているだけだと、産んだ卵に土をかける時に卵を割ってしまうことがあるので注意が必要です。

産卵後のケアについて

メスは産卵にかなりの体力を消耗します。

そのため、産卵後はしっかりとケアをするようにしましょう。産卵後はなるべく静かな環境で飼育をするようにして、ハニーワームなどの栄養価の高い餌を与えて、体力を回復させるようにしましょう。

産卵後に命を落としてしまうこともあるので、産卵後は卵だけでなくメスにもしっかりと気を使うようにしましょう。

フトアゴヒゲトカゲの卵の管理について

フトアゴヒゲトカゲカゲが産卵したら、卵を慎重に取り出してください。

卵は真上側にマジックで印をつけて、ひっくり返らないように注意しながら回収しましょう。爬虫類の卵は上下が変わってしまうと孵化しないので注意してください。

卵はタッパーにハッチライトという孵化用の床材やバーミキュライトなどを入れて、そこに卵の上下か変わらないように卵を半分ぐらい埋めておきましょう。

タッパーにはサランラップをして輪ゴムで止めて、空気穴をいくつか開けておけば、後は温度と湿度をしっかりと管理すれば孵化させることができます。

温度が28度前後、湿度は40〜60%前後の環境で保存して、卵が乾燥しないように3日に1回ぐらい霧吹きをしてください。

産卵から2週間ぐらいすると無精卵はしぼんだりカビたりします。そのままにしていると他の卵に悪影響になるので、無精卵は取り出して下さい。

有精卵にカビがついてしまった場合はティッシュなどで取り除いて下さい。有精卵と無精卵は産卵後2〜3日ぐらいで確認することができます。

確認は暗い部屋で卵を下からライトで照らすと血管を確認することができます。血管が確認することができれば有精卵で無い場合は無精卵になります。

フトアゴヒゲトカゲの孵化について

フトアゴヒゲトカゲは産卵から60〜70日前後で孵化します。フトアゴヒゲトカゲは生まれてすぐはヨークサックをつけています。

フトアゴヒゲトカゲのベビーはヨークサックが切れないように丁寧に新しいケージに移してください。

ベビーは生まれてすぐにはご飯を食べません。だいたい脱皮をした後ぐらいから食べ始めます。脱皮が始まりそうになったら餌を用意して与えるようにしましょう。

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Posted by hachuarium