タイガーサラマンダーの飼育方法について!寿命や値段、餌について紹介!
タイガーサラマンダーはサラマンダーの中でもとても綺麗で、人気のサラマンダーです。体長も大きく成長するので、迫力もあり飼ってみたい方も多いと思います。今回の記事ではタイガーサラマンダーの特徴と飼育方法を紹介します。
タイガーサラマンダーは色も綺麗なのでサラマンダーの中でも人気が高い種類です。個体によって色は様々ですが、黄色い肌に黒い模様が入っている種類が有名です。
アルビノの個体も販売されていて、アルビノは白い肌にピンクの模様が入っているのでとても綺麗です。体長も大きく迫力もあるので、飼ってみたい方も多いと思います。飼育も簡単な種類で、湿度と温度の管理ができれば飼育はそれほど難しくありません。
今回の記事ではタイガーサラマンダーの特徴と飼育方法を紹介するので、タイガーサラマンダーを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
タイガーサラマンダーとは
タイガーサラマンダーは北アメリカや五大湖周辺などに広く生息しているサンショウオです。
サラマンダーは一生を水中の中で過ごす種類と幼生のときは水中で過ごし、大人になったら上陸してその後陸上で一生を過ごす種類があります。
タイガーサラマンダーはその中でも陸生のサラマンダーで、陸生のサラマンダーの中でも飼育が簡単なので、入門種として人気があります。
タイガーサラマンダーの生態について
湿度がある場所であれば生息することができるので、基本的には森林に生息していることが多いですが、砂地などに生息していることもあります。
基本的には陸棲ですが、繁殖するときは水場に戻ってきます。大きな水場でなくても大雨の後にできた一時的な水場でも繁殖をすることがあります。流れの緩い川や池や湖の近くに深さ60cmほどの巣穴に生息しています。夜行性なので、昼間は巣穴の中にいて、夜になると巣穴から出て狩りを行います。
体色は黄色やオリーブ色の肌に黒っぽいブチ模様が入っていて、とても見た目が綺麗なサンショウオです。この模様がトラ柄にみえるのでタイガーサラマンダーと呼ばれています。
寿命について
寿命は10〜20年ほどです。長生きなペットなので、飼育する際はしっかりと飼育環境を整えて長生きさせてあげるようにしてください。
体長について
タイガーサラマンダーは最大で30cmほどまで成長する大きなサンショウオです。ただ、30cmほどまで成長するのは稀で平均で20〜25cmほどまでしか成長しません。
販売価格について
タイガーサラマンダーは6種類ほどの亜種がいます。その中でもペットとしてよく販売されているのが、オビタイガーサラマンダーとトウブタイガーサラマンダーです。
どちらも5,000〜10,000円ほどで販売されていることが多いです。
タイガーサラマンダーは体も丈夫で高温にも強くて、餌も良く食べるので、初心者でも簡単に飼育することができます。イモリを飼いたい人へ!!イモリの飼育方法とオススメのイモリを紹介!!
タイガーサラマンダーの飼育設備について
タイガーサラマンダーは両生類なので皮膚から水分を補給します。爬虫類は口から水分補給をしますが、両生類は皮膚から水分補給をするので、ジメジメした環境じゃないと干からびてしまいます。
なのでちゃんと飼育設備を揃えるようにしましょう。詳しい飼育方法はサンショウウオの飼育方法で紹介しているので、そちらも詠んでみてください。
飼育ケージ
タイガーサラマンダーは最大で30cm程度まで成長するのである程度大きな飼育ケージが必要になります。小さいときは45cmサイズで飼育することができますが、大きく成長した個体を飼育する場合は60cmサイズの飼育ケージを飼育する様にしましょう。
水槽などを使うこともできますが、ちゃんと蓋があるものを選ぶようにしましょう。サラマンダーは水槽の角に張り付いて壁を登ってしまうことがあるので注意してください。
床材
床材はヤシガラ土、ソイル、黒土がよく使用されています。
床材が体にくっついて、体の水分を奪ってしまったり、水入れの中に入って水入れを汚してしまいます。観葉植物を設置する場合やテラリウムを作る場合はソイルを使用するのがオススメです。
ウールマットであれば管理も楽で掃除も楽なので、簡単に飼育したい場合はウールマットを使うのがいいと思います。ウールマットを使用する場合はフンなどで汚れた場合は小まめに掃除をしてください。
保温器具
温度を20度前後で安定させる必要があるので冬場はパネルヒーターなどの保温器具が必要です。
タイガーサラマンダーは体が丈夫でそれほど神経質に温度を管理しなくて飼育することができるので初心者でも飼育しやすいです。
温度が10度を下回らなければ飼育することができるので、室内のリビングなど暖かい場所で飼育する場合は保温器具がなくても飼育することができます。
温度・湿度計
タイガーサラマンダーを飼育する場合は温度と湿度を管理する必要があります。タイガーサラマンダーは暑さに弱いので、夏場の高温には気をつけてください。温度管理はサラマンダーを飼育する際にとても重要なので、温度計と湿度計を用意してください。
タイガーサラマンダーは湿度が高い環境を好むので、湿度は70%ぐらいで安定させましょう。床材にウールマットを入れて、ウールマットが浸るぐらいまで水を入れておくと管理が楽です。
水入れ
タイガーサラマンダーの飲み水になるだけでなく、中に入って水浴びをするためにも必要です。
水入れは生体の全身が入るぐらいのサイズを用意してください。生体が水入れをひっくり返してしまうことがあるので、水入れは重みがあって、浅いものがオススメです。
爬虫類用の水入れであれば重量があって、足場もついているのでオススメです。
ピンセット
フンなどのゴミを取り除くときや餌を与える時に使用します。生体を傷つけないためには木製のピンセットを使用するのがいいと思います。
シェルター
タイガーサラマンダーは水辺に穴を掘って生息しています。飼育下で巣穴が作れるほど床材を入れるのは大変なので、巣穴の代わりにシェルターを設置しておきましょう。
シェルターはどんなものでも構いません。爬虫類用のものじゃなくても、半分に割った植木鉢や流木などで隠れられる場所を作るのもいいと思います。
タイガーサラマンダーの飼育温度について
タイガーサラマンダーは体が丈夫で、飼育しやすいペットですが、飼育する場合は暑さに弱いので、夏場の気温が高くなる季節は温度が高くなりすぎないように注意してください。
タイガーサラマンダーを飼育する場合は10〜23度ぐらいが適温です。25度程度までなら大丈夫ですが、30度近い室温が何日も続くと体調を崩してしまうことがあります。
夏場気温が高くなる時期はエアコンを使って室温が上がりすぎないようにしましょう。
タイガーサラマンダーは暑さには弱いですが、寒さにはとても強いです。10度を下回らなければ特に加温をしなくても飼育することができます。
タイガーサラマンダーの餌について
餌はコオロギやミルワームなどの昆虫を与えます。大きな個体であればピンクマウスを食べることができます。ピンクマウスは栄養価も高く、与えすぎると肥満になってしまうので、与えすぎには注意してください。
餌のサイズは飼育している個体の頭と同じぐらいのサイズを与えるようにしましょう。餌は成長期の場合は1〜2日に一度、アダルトの場合は週に2〜3回のペースで1〜2匹ぐらいがちょうどいいと思います。昆虫を与える際はカルシウム剤を添加してから与えるのを忘れない様にしましょう。
ミルワームは脂肪分が多いので、栄養価のバランスがいいコオロギがオススメです。そんなに餌を食べる種類ではないので、ちゃんとコオロギを飼育しておくようにしましょう。コオロギの飼育方法を紹介
タイガーサラマンダーは人工餌にも慣れやすいペットです。ピンセットからの給餌に慣れてくれば両生類用の人工餌を与えて飼育することもできます。
タイガーサラマンダーは食欲が旺盛で、餌をよく食べます。与えれば与えただけ食べてしまうので、餌の量は個体をよく見て調整するようにしましょう。
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