リクガメの飼育方法とは?リクガメの飼育に必要なものや餌などを紹介

リクガメの飼育方法とは?リクガメの飼育に必要なものや餌などを紹介 

ロシアリクガメ2

リクガメは亀の中でも飼育がしやすい種類です。見た目も可愛らしく、動きも遅くて仕草も愛らしいので飼ってみたい人も多いと思います。今回の記事ではリクガメの飼育方法を紹介します。

 

 

リクガメはとても頭が良く人懐っこいので飼ってみると楽しいペットです。種類によっては大きく成長するものがいたり、最大で20センチぐらいまでしか成長しない小型のリクガメもいます。

 

大型のものだとアパートやマンションでは飼育しづらいので、初めて飼育するなら小型のリクガメがオススメです。リクガメはゆっくり歩く姿も可愛らしく、仕草も愛らしいので飼育してみたい方も多いと思います。

 

リクガメを飼育するには温度管理と紫外線ライトを設置して日光浴ができるようにする必要があるので、飼育が難しそうに思われるかもしれませんが、飼育設備をちゃんと整えれば初心者でも問題なく飼育することができます。

 

今回の記事ではリクガメの飼育方法を紹介するので、リクガメを飼ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。

 

 

それではリクガメの飼育方法を紹介します。

 

 

 

リクガメの特徴

 

リクガメは陸上に生息しているカメです。

 

ヨーロッパやアフリカ、アジア南部など様々な場所に生息しています。陸上に生息しているので、水に入ることはほとんどなく、たまに水たまりなどに入って水浴びをする程度です。

 

リクガメには様々な種類がいて、大きな種類ではゾウガメが有名です。ゾウガメは甲長で50cm程度まで成長する大きなリクガメです。動物園などで見ることができるリクガメです。そんなに大きなリクガメを飼育するのは大変ですが、リクガメの中には20cm程度までしか成長しない小型の種類もいます。

 

初めてリクガメを飼育する場合はそういった小型のリクガメを飼育するのが良いと思います。

 

リクガメの種類について

 

入門種として人気のあるリクガメの種類を紹介します。

 

ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメは入門種として特に人気の高いリクガメです。寿命は長く30〜50年ほどと言われています。

ヨーロッパに生息しているリクガメで、日本の気候によく似た地域に生息しているので、飼育がしやすい種類です。

 

ヘルマンリクガメは3種類いて、ヒガシヘルマンリクガメ、ニシヘルマンリクガメ、ダルマティアヘルマンリクガメがいます。ペットとして主に販売されているので、ヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメで、ヒガシの方が少し多い印象です。

 

ヒガシヘルマンリクガメの体長は最大で30cmほど、ニシヘルマンリクガメは最大で20cmほどまで成長します。

 

ヒガシヘルマンリクガメの方が寒さに強いので、初めて飼育する方にはヒガシヘルマンリクガメがオススメです。

 

ギリシャリクガメ

ギリシャリクガメ

ギリシャリクガメはヨーロッパや中東、アフリカに広く生息しているリクガメです。寒さにも強く成体であれば日本の冬を越すことができます。

 

名前からギリシャに生息していそうですが、甲羅の模様がギリシャ織りという模様に似ていることからギリシャリクガメという名前がつけられています。

 

体長は最大で25cmほどと小型のリクガメです。寿命は平均で30年ほどですが、長生きな個体は100年ほど生きることがあります。

 

リクガメの飼育は難しい?

 

飼育設備を整えれば飼育自体は難しくありません。

 

ただ、リクガメは寿命の長い生き物です。長生きなので、大きな病気をしなければ多少飼育環境が悪くても10年程度であれば生きます。

 

ただ、それはリクガメにとって幸せではないので、飼育する際はしっかりと飼育環境を整えて、餌の与えすぎなどに気をつけて、なるべく寿命が短くならないように気をつけてあげてください。

 

 

 

リクガメを飼育の飼育に適した環境とは

 

インドホシガメ

 

リクガメを安全に飼育する場合はちゃんとリクガメの飼育に適した環境で飼育してあげてください。

 

温度について

 

クガメを飼育する場合は室温は25〜30度の間で安定させてあげてください。夜間は18度〜20度の間で安定させてあげてください。

 

ヘルメンリクガメが生息している地域は日本の気候にも似ていて、年間の平均最低気温は10度ほど、最高気温は30度ほどになります。

 

気温が10度を下回ると冬眠をしてしまいます。冬眠は体力を使い、冬眠中に死んでしまうこともあるので、室温が下がりすぎないように気をつけてください。

 

 

湿度について

 

リクガメは乾燥した地域に生息しているので、飼育ケージ内はあまり湿度が高くなりすぎないように注意してください。

 

湿度は40〜50%ぐらいを目安にして通気性の良い飼育ケージを使用して飼育するようにしましょう。

 

 

日光浴について

 

爬虫類は変温動物なので、自ら体温をあげることができません。なので、昼行性の爬虫類は朝に日光浴をして、活動に適した体温まであげます。

 

また、日光浴をすることにより、体内でビタミンD3を合成します。ビタミンD3はカルシウムを吸収するために必要な栄養素です。ビタミンD3が不足するとカルシウムを吸収することができなくなってしまいます。

 

カルシウムが不足すると骨がスカスカになってしまったり骨が曲がってしまうことがあります。リクガメは甲羅を作るためにもカルシウムが必要になるので、ちゃんと日光浴をさせるようにしましょう。

 

紫外線はガラスを通すとほとんどガラスに吸収されてしまいます。なので、暖かい季節はなるべく屋外で日光浴させてあげるようにしましょう。

 

紫外線を照射する紫外線ライトが販売されています。リクガメの飼育に必要な設備の項目で紹介するので、日光浴をさせるのが大変な場合は紫外線ライトを用意しておきましょう。

 

 

リクガメを飼育するために必要な物

 

 

リクガメを飼育する場合は

  • 飼育ケージ
  • 保温器具
  • 紫外線ライト
  • バスキングライト
  • サーモスタット
  • 水入れ
  • 餌入れ

が必要になります。

 

飼育ケージ

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小型のリクガメを飼育する場合は飼育ケージは90センチ〜120センチの水槽で飼育することができます。

 

小型のリクガメでもよく動き回るので、飼育する場合は少し大きめの飼育ケージを使用したほうが、リクガメのストレスを軽減することが出来ます。

 

大きなリクガメを飼育する場合は木製のケージを自作したり庭などに専用のスペースを作って飼育する必要があります。

 

保温器具

 

保温球や暖突などの、飼育ケージ内を温めるための保温器具を用意しておきましょう。リクガメを飼育する場合は昼間は25度前後、夜間は20度前後で温度を安定させる必要があります。

 

寒さに強い種類のリクガメを飼育する場合でも、室温が下がれば病気にもなりやすいので、室温はちゃんと管理して飼育するようにしましょう。

 

また、空気が冷たいと体調を崩してしまうことがあるので、パネルヒーターより保温球や暖突などの飼育ケージ内の空気を温めてくれる保温器具を使用しましょう。

 

 

夜間保温球

 

 

保温器具だけでは温度が下がってしまう場合は夜間保温球を設置するのが良いと思います。暖突を使用する場合は必要ありません。

 

 

 

 

紫外線ライト

リクガメは紫外線を浴びることで体内でビタミンDを作り出します。ビタミンDはカルシウムを吸収するために大切な栄養素です。ビタミンDが不足するとカルシウムを吸収することができないので、クル病になってしまうことがあるので気をつけて下さい。

 

紫外線ライトは使っていると紫外線の照射量が落ちてしまいます。なので、1年に1回交換すると日光浴ができるようにしましょう。

 

 

バスキングライト

リクガメは変温動物なので自分で体温をコントロールすることが出来ません。なので、バスキングライトを使って温度の高い場所(ホットスポット)を作ってあげる必要があります。

 

ホットスポットのトンドは30〜35度前後になるようにしてください。温度の勾配があることでリクガメは適温の場所に移動することが出来ます。

 

サーモスタット

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サーモスタットはジェックスのタイマーサーモがオススメです。ジェックスのタイマーサーモならタイマーが付いていたり、昼と夜で別々の室温を設定することができるのでオススメです。

 

昼と夜に別々の温度を設定できたほうが管理が楽なので使いやすいです。

 

タイマー機能も付いているので夜間保温球や紫外線ライトの時間の設定ができるのでリクガメなどの爬虫類の飼育をする場合はとてもオススメです。

 

湿度計・温度計

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室温計と湿度計はサーモスタットをセットしていても用意しておいたほうがいいと思います。サーモスタットが壊れることはまずないですが、ちゃんと設定温度通りに稼働しているのか確認するためにもちゃんと用意しておきましょう。

 

リクガメによっては乾燥している環境が好きな種類や湿度があったほうが好きな種類がいるので、飼育するリクガメに合わせて湿度を管理するようにしましょう。

 

床材

 

床材も飼育するリクガメの種類に合わせて選び用にしましょう。

 

 

餌入れ

 

リクガメは野菜を食べます。飼育ケージ内にそのまま入れると汚れてしまうので餌入れを用意するようにしましょう。餌入れは大きいほうが汚れずらいのでオススメです。

 

 

水入れ

 

リクガメは水浴びをすることがあるので、水入れはリクガメの全身が入るぐらいの大きさのものを選びましょう。水入れの水は毎日交換して清潔に保つようにしてください。

 

バスキングライトなどを設置していると空気が乾燥してしまうので、乾燥を防ぐためにも用意しておきましょう。

 

リクガメに与える餌は何がいいのか

野菜

 

 

リクガメは草食性の生き物です。

 

リクガメ用の人工餌も販売されていますが、野菜を切ってあげた方が健康に飼育することができます。

 

リクガメはカルシウム不足になってしまうと甲羅が凸凹になってしまったり、骨が歪んでしまったりすることがあります。カルシウムが不足しないように、リクガメを飼育する場合は3回に1回ぐらい餌に爬虫類用のカルシウムパウダーを振りかけて与えるようにしましょう。

 

主食として小松菜やチンゲン菜、モロヘイヤなどの葉野菜や大根の葉、カブの葉を使うのが一般的です。モロヘイヤ、カブの葉、小松菜、チンゲンサイはカルシウムが豊富なので、リクガメの主食にオススメです。

 

他にもタンポポやオオバコ、クローバー、クズなどの野草も食べることが出来ます。ただ、野草には農薬がかかっていたり、排気ガスで汚れていたりするので、与えるときは注意してください。

 

葉野菜以外にもりんごやバナナ、イチゴなどの果物も食べます。ただ、果物は糖分が多いので、与えすぎないようにして、おやつ代わりにみじん切りにしてあげるのもいいでしょう。

 

リクガメ専用のフードもありますが、リクガメ専用フードはタンパク質が多すぎるので、専用フードだけじゃなく、ちゃんと野菜も与えるようにしましょう。

 

 

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爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。