マタマタの飼育について!マタマタの餌や値段、飼育方法を紹介!!
マタマタは枯れ葉や岩のような不思議な見た目をしているカメです。あまり動かずのんびりしていて、妖怪の様な見た目をしていてペットとして人気があります。見た目が面白いので飼ってみたい人も多いと思います。今回の記事では、マタマタの特徴と飼育方法を紹介します。
マタマタは木の葉に擬態した甲羅が特徴的な独特な見た目をしているカメです。ペットとして昔から人気があり、飼ってみたい方も多いと思います。面白い見た目をしているので、水族館などで見かけることも多いカメです。
今回の記事では、マタマタの特徴と飼育方法を紹介するので、マタマタを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメの亀については、下記の記事で紹介しているのでそちらの記事も読んでみてください。
マタマタについて
マタマタはカメ目ナガクビガメ科に分類されているカメの仲間です。
マタマタはコロンビアやボリビア、ペリーなど南米に広く分布していて、自然下では流れの緩い川や沼地などに生息しています。
頭部と甲羅が平らになっているので、落ち葉に擬態したり、岩や流木の隙間に隠れることができます。他のカメに比べて顔が大きくて、甲羅の中に頭をしまうことはできません。甲羅の中に首をしまうことができないので、首を曲げて収納します。
陸上に上がることはなく、川底で枯葉などに擬態しながら、目の前を魚が通るのを待ちます。魚が通りかかると魚を水ごと飲み込んで捕食します。ほとんど動くことがないので、飼育下でも底でじっとしていることが多いです。
目は小さくてつぶらな瞳をしています。口元はよくみると笑っているようにも見えてとても可愛いらしい表情をしています。
マタマタの体長について
マタマタのは平均で30cmぐらいまで成長します。最大では50cmほどまで成長する大きなカメなので、飼育する際はちゃんと最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えするようにしましょう。
マタマタは成長速度はとても遅いので、50cmほどまで成長させるのは大変です。成長が遅いので、大きなマタマタは販売価格が高くなっています。
マタマタの販売価格
流通量もそんなに多くないので、値段も比較的高く15000〜30000円ぐらいします。飼育も比較的難しいので、マタマタを飼育する場合は亀の飼育に慣れてから飼い始めるのがおすすめです。
先ほども紹介しましたが、成長している個体の方が高い値段で販売されています。また、発色が綺麗な個体も値段が高くなります。
マタマタの寿命について
マタマタは飼育下では突然死してしまうことが多いので、寿命ははっきりとわかっていませんが、平均寿命は10年ほどと言われています。
運動不足になると短命になりやすいので、なるべく大きな水槽で飼育するようにしましょう。
マタマタの飼育に必要なもの
マタマタは水棲のカメです。飼育設備は他の水棲のカメと同じです。簡単に必要な飼育設備を紹介します。
マタマタは体も大きく成長するカメで、飼育する場合は大きな水槽が必要になるので、飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えてから飼育する様にしましょう。
水槽
マタマタは大人になると50cmまで成長することを考えると、水槽は大きめのものが必要になります。
水質を安定させるには水量が多い方が安定させやすいので、そのことを考えても大きめの水槽を使用するのがオススメです。
ペットショップなどで販売されている幼体を飼育するのであれば、30cm水槽で飼育することもできますが、50cmまで成長することを考えると最終的には120cm以上の水槽が必要になります。
成長はそんなに早くないので、45cmぐらいの中型の水槽で飼育して、成長とともに水槽を大きくしていくのがオススメです。
ろ過装置
水質を安定させるためにもろ過装置が必要です。
外部フィルターと上部フィルターを使って緩やかに流れを作る様にしましょう。マタマタは餌を食べる量も多く、フンの量も多いので、ろ過フィルターを設置しておかないとすぐに水質が悪化してしまいます。
水量が大きい方が水質が悪化しづらいので、またまたを飼育する場合は大きめの水槽で飼育をする様にして、濾過能力の高いフィルターを使用する様にしましょう。
上部フィルターはメンテナンスが楽で、濾過能力も高いので水を汚しやすい生態を飼育する場合にオススメのフィルターです。
底砂
床材がなくても飼育することができますが、見た目がきになる場合は敷いておくのがおすすめです。
細かい砂を敷くとマタマタが砂に潜る様な仕草が見られますが、水質が悪化しやすいので注意してください。
水槽の底にいることが多いので、底砂が細かいと舞ってしまうので、ある程度比重があるものを選ぶ様にしましょう。
ヒーター・サーモスタット
ヒーターとサーモスタットを用意して水温を安定させましょう。
マタマタは暖かい地域に生息しているので、水温は下がらないように注意してください。水温は26〜30度ぐらいで安定させて20度より下がらないようにしましょう。
ヒーターがいきなり壊れてしまうこともあるので、予備を用意しておくようにしましょう。
紫外線ライト
マタマタは水からほとんど出ることはありませんが、紫外線を浴びる必要があると考えられています。紫外線が入っている照明を用意しましょう。
紫外線ライトは水中に向けて照射しておきましょう。
流木・岩
流木や岩を入れておくことでマタマタの足場になります。
マタマタを飼育する場合はマタマタが首を伸ばして息ができる程度の水深で飼育する必要があります。しっかりと流木や岩などを設置して足場を作っておくことで、水深を深くすることができます。
水量が多い方が水質が安定しやすいので、流木や岩などを設置して足場を作っておきましょう。
マタマタの飼育環境について
マタマタを飼育する場合は水質の管理と水温の管理に気をつけてください。
それではマタマタの飼育環境について紹介します。
水深について
マタマタは首を伸ばして息継ぎをします。飼育する際は立ち上がって首を伸ばした時に口先が水面に出るぐらいの水深になるようにしましょう。首は甲羅の厚みの2〜3倍ほどまで伸びます。
流木や石などのインテリアを設置して、足場を作ることで水深を深くすることができます。
何も入れないよりも水量を多く取ることができるので、マタマタを飼育する場合はインテリアを設置して足場を作る様にしましょう。水量が多い方が水質が安定しやすいので、なるべく水量が多く取れる様に流木や石を設置する様にしましょう。
水質について
マタマタはアマゾン川に生息していて、弱酸性の水質を好みます。
マジックリーフなどブラックウォーターを作るための商品が販売されているので、そういったものを使用してブラックウォーターを作るのがオススメです。
水換えの頻度について
マタマタは餌を食べる量も多く、フンも多いので水質が悪化しやすいです。
水質が悪化しやすいので水換えは週に1回は行うようにしましょう。水質が悪化してしまうと皮膚病になってしまったり突然死してしまうことがあるので水質が悪化しない様に気をつけてください。
水換えをするときはプロホースなどを使って底に溜まっているフンや食べ残しを吸いとって捨てるようにしましょう。水換えの量は3分の2ほどにした方が水質が安定しやすいです。
沢山水を抜いてしまうとバクテリアの数も減ってしまうので水質が悪化しやすくなってしまうので気をつけてください。
マタマタの飼育にオススメのエサ
マタマタは肉食なので、基本は生きた魚を食べます。
小赤やメダカなら売っているお店も多いので小赤やメダカを与えるのがおすすめです。人工餌を食べる個体もいますが人工餌に餌付きにくいので、基本的には生き餌で飼育することになります。
小赤やメダカの他にはエビなども食べます。単一だけの餌だと栄養が偏ってしまうので、色々な餌を与える様にしましょう。
餌やりの頻度はベビーであれば毎日与え、大人になったら週に2〜3回を目安に与えてください。
餌の食べ過ぎによって突然死してしまうことが多いので餌の与えすぎに気をつけてください。餌を与えて際は少量ずつにして様子を見ながら与える様にしましょう。
生き餌を与える時の注意点
生き餌を与える場合は購入してから1週間ほど別の水槽で飼育してから与えるようにしましょう。
購入したばかりの生き餌は寄生虫がついていたり、病気になっている可能性があります。60cm水槽などを別で用意して、1週間ほど飼育して様子を見てからマタマタに与えた方が安全に飼育することができます。
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