ヘルマンリクガメの飼育方法と特徴、飼育に必要な設備を紹介!!

ヘルマンリクガメの飼育方法と特徴、飼育に必要な設備を紹介!!ヘルマン

ヘルマンリクガメはリクガメの中でも人気の高い種類になります。リクガメの中では入門種として人気があり、初めてリクガメを飼う方にもオススメです。今回の記事では、ヘルマンリクガメの特徴と飼育方法を紹介します。

ヘルマンリクガメは日本で多く流通しているリクガメで、爬虫類などの取り扱いが少ないお店でも販売していることがあります。販売しているお店も多くて流通量も多いリクガメなので、入手がしやすい種類のリクガメです。

性格もおとなしく、リクガメの中では体長も小型で体も丈夫なので今までリクガメを飼ったことがない方でも飼いやすい種類です。値段もそれほど高くなく、15000〜20000円前後で購入することができます。

今回の記事では、ヘルマンリクガメの特徴と飼育方法を紹介するので、リクガメを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。

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ペットにオススメのリクガメとは?飼いやすいリクガメの種類を紹介!!

それではヘルマンリクガメの特徴と飼育方法を紹介します。

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ヘルマンリクガメの特徴

ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメはヨーロッパに広く生息しているリクガメです。ニシヘルマンリクガメとヒガシヘルマンリクガメの2種類がいます。どちらも体が丈夫で飼いやすいですが、ニシヘルマンリクガメの方が体長が少し小さいと言われています。

ヨーロッパの森林などに生息しているリクガメで、乾燥した地域に生息しています。日本の気候によく似た地域に生息しているので、飼育も他の爬虫類に比べて簡単です。

ヘルマンリクガメは日本の気候によく似ている地域に生息しているので、他のリクガメに比べて湿度や温度に気を使わないで飼育することができます。寒さにも強い種類で、ヒガシヘルマンリクガメは冬になると冬眠をすることができます。

ヘルマンリクガメは見た目がとても可愛らしいです。甲羅はドーム状をしていて丸く、目もつぶらでとてもかわいいです。

飼育がしやすく、値段も安く、見た目も愛らしいので、リクガメを始めて飼う方にはとても人気の種類になります。

ヘルマンリクガメの体長について

体長はヒガシヘルマンリクガメの場合30センチ前後で、ニシヘルマンリクガメの場合は18センチほどになります。小型のリクガメなのも飼育がしやすい理由の一つです。

ヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメでは体長が違うので、購入する際は種類をちゃんと確認するようにしましょう。

ヘルマンリクガメの販売価格について

販売価格はニシヘルマンリクガメで3〜4万円ほど、ヒガシヘルマンリクガメの場合は2〜4万円ほどになります。

ペットショップで販売されている多くがヒガシヘルマンリクガメです。ニシヘルマンリクガメはヒガシヘルマンリクガメに比べて流通が少なく値段も少し高いです。

ニシヘルマンリクガメはヨーロッパのCB個体の流通が増えているます。国内でのCBも増えているので、このままブリードが増えれば値段も下がってくると思います。

ヘルマンリクガメの寿命について

寿命は平均で20年ほどだと言われています。

平均で20年ほどだと言われていますが、長生きな個体だと30年以上生きることもあります。長い時間一緒に過ごせることはいいことですが、長生きな生き物なので飼育する場合は最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えするようにしましょう。

ヘルマンリクガメを飼育するために必要なもの

リクガメには乾燥した環境を好む種類と湿度がある環境をこのむ種類がいます。ヘルマンリクガメは乾燥した環境を好む種類のリクガメです。

飼育する場合は湿度が50%前後の環境で飼育する必要があります。夏場の湿度が上がる時期にはケージ内が蒸れないように注意してください。

リクガメが好む環境によって飼育環境は変わってくるのでリクガメを飼育する場合は注意してください。ヘルマンリクガメはペットとしても人気が高いので、ペットショップや爬虫類専門のショップに行くとリクガメの飼育セットが販売されています。そういったものを購入すると簡単に飼育を始めることができます。

どんな商品を選びば良いのかわからない場合はそういったものを選びのが良いと思います。簡単にヘルマンリクガメの飼育に必要なものを紹介します。

飼育ケージ

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リクガメはよく動き回るので、飼育ケージは大きなものを選ぶようにしましょう。

飼育ケージのサイズは、幅は体長の5倍、奥行きは体長の3倍、高さは体長の2倍以上が理想です。場所に余裕があるなら、幅90センチ以上の大きな飼育ケージを用意するのがいいと思います。

ヘルマンリクガメの体長が小さい時は60センチの飼育ケージ飼育することができますが、大人になると30センチぐらいまで成長するので最低でも幅90センチ以上の飼育ケージが必要になります。

リクガメを飼育する場合、シェルターや水入れ、餌入れなどを置かなければいけません。なので、飼育ケージが小さいとヘルマンリクガメがあるきまわるスペースがなくなってしまうので注意してください。

飼育ケージを置く場所に余裕があるのであればな、120cmサイズのものを選ぶのが良いと思います。

床材

床材を敷かないと足が滑って上手く歩くことができません。ベビーの頃は骨が固まっていないので、上手く歩けない環境で飼育していると骨が変形してしまい歩行困難になってしまうことがあるので注意してください。

床材は湿らせたヤシガラ土を使うのが一般的です。

湿度が50%前後の環境で飼育することになるので、床材には殺菌が繁殖しやすいです。床材が汚れたと思ったら早めに床材を交換するようにしましょう。

他にはウッドチップや赤土を使うことができます。ただ、赤土はリクガメが汚れやすいので注意してください。

ライト

リクガメを飼育する場合は、紫外線ライトとバスキングライトが必要になります。

昼行性の爬虫類は紫外線を浴びることで体内でビタミンDを作り出します。ビタミンDはカルシウムを吸収するために必要な栄養素です。甲羅や骨を作るために欠かせない栄養素なのでしっかりと日光浴ができるようにしましょう。

外で日光浴をさせるのであれば紫外線ライトは必要ありませんが、冬場など外に出せないこともあるので、紫外線ライトを設置するようにしましょう。

ヘルマンリクガメは日光浴を好む種類なので、強い紫外線ライトが必要になります。ケージの上部35センチ程度の高さから、10.0程度の紫外線ライトを照らすようにしましょう。

紫外線ライトには寿命があり、1年ほどで紫外線が照射されなくなってしまいます。寿命が切れているとライトはついていても紫外線は出てないので交換するようにしてください。

バスキングライトは生体の体を温めるためのライトです。

リクガメは変温動物なので気温によって体温が変化します。体温が低い場合は日光浴をして体温を温めてから活動を始めます。

なので、バスキングライトを設置して日光浴ができる暖かい場所を作る必要があります。バスキングライトが当たっている暖かい場所をホットスポットと言います。

ホットスポットの温度は35度ぐらいで十分です。バスキングライトを設置する場所や角度を調整して、温度を35度ぐらいに合わせましょう。

ヒーター

冬になって室温が下がってきたら、パネルヒーターや保温球などを使って室温を温める必要があります。

パネルヒーターを使って床から温めることで湿度を上げることができます。ただパネルヒーターだけでは、床部分しか暖まらず、ケージ内の温度は暖まらないので、冬場気温が下がってきたら、ちゃんと飼育ケージの上部につけるヒーターも用意するようにしましょう。

シェルター

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リクガメが落ち着けるためにも、紫外線から身を守るためにもシェルターは必要になります。

シェルターがないと紫外線をずっと浴びていることになり、目が傷ついてしまうことがあるので注意してください。シェルターのサイズは、リクガメがすっぽり入って長で方向転換することができるぐらいの大きさが必要です。

水場

リクガメは水浴びが好きなので広くて浅い容器を用意して、水浴びが出来るようにしてあげましょう。

水場はリクガメについたヤシガラ土や糞などですぐに汚れてしまうので、清潔に保つように毎日水を交換するようにしましょう。ヘルマンリクガメは水をよく飲むので、水切れにならないように気をつけてください。

餌入れ

餌入れもなるべく大きいものを用意するようにしましょう。

リクガメは湿度の高い環境で飼育することになるので、餌の食べ残しがすぐに痛んだり腐ったりしてしまいます。床に落ちてしまうとそこから殺菌が繁殖してしまうので、餌入れからこぼれないようになるべく大きな餌入れを用意した方が管理がしやすくなります。

ヘルマンリクガメの飼育方法

ヘルマンリクガメを飼育する場合は温度と湿度をちゃんと管理して飼育するようにしましょう。リクガメを飼育する際の温度や湿度、餌について紹介します。

温度と湿度について

適温は、昼間は25〜28度前後、夜間は18〜20度です。

ヘルマンリクガメは温度や湿度にそれほど気を遣わなくていい種類で、春になって暖かくなってきたら、秋頃まではヒーターを使わずに常温で飼育することができます。

ただ、ベビーから飼育する場合は季節によって温度差をつけずに、常に室温を28度前後で安定させて飼育した方が体調を崩すことが少なくなります。

ケージ内の温度は均等にせず勾配をつけるようにしましょう。ホットスポットが35度ぐらいで、室温は25度ぐらい、隅っこの涼しい場所は20度ぐらいになるようにしましょう。

湿度は50%ぐらいで安定させるようにしましょう。床材にヤシガラ土を使用していれば、ヤシガラ土を湿らせるだけで湿度を管理することができるのでオススメです。夏場は飼育ケージ内が蒸れやすいので、飼育するときは通気性のいい飼育ケージを使いようにしましょう。

餌について

小松菜、チンゲン菜、大根の葉、タンポポの葉などの葉野菜が主食になります。

主食の葉野菜に、カボチャやニンジンなどの根菜を細かく切ったものとリクガメフートを水でふやかしたものを混ぜて与えるようにしましょう。

カルシウムが不足すると甲羅が凸凹になってしまいます。なので、野菜だけだとカルシウムが不足してしまうので、餌には市販のカルシウム剤を混ぜて与えてください。ただ、どんなに餌に気をつけていても多少は甲羅が凹んでしまいます。

リンゴやバナナなどの果物も食べますが、糖分をたくさん与えてしまうと体調不良の原因にもなるので、与えすぎには注意してください。

また、内臓の成長に甲羅の成長が追いつかないと、内臓が圧迫されてて死んでしまうことがあります。栄養価の高い餌を与えすぎると、体が大きくなりすぎてしまうので、餌は栄養バランスを考えて、餌を与えすぎないように気をつけましょう。

ホウレンソウやキャベツはシュウ酸値が高いため、カルシウムの吸収を邪魔をするといわれています。なので、ホウレンソウやキャベツはあまり与えないにしましょう。

タンポポの葉などの野草を与える場合は農薬が付いていることがあるので、与える前によく洗うようにしましょう。リクガメを育てるときにオススメの餌を紹介!!

餌の頻度は幼体の場合は1日に3回、成体の場合は1日に2回ほど与えるようにしましょう。

リクガメは餌を食べた後ライトの下に移動をして、体温を温めることで消化を促進します。寒いと消化不良を起こしてしまうことがあるので、夜間や消灯前には餌を与えないようにしましょう。

温浴について

温浴をさせることでリクガメの代謝が上がり、排泄も促されます。

温浴をさせることで代謝が上がり水中で排泄をするので、そのフンの様子を見ることで健康のチェックをすることができます。また、ヘルマンリクガメを飼っているとリクガメの体が汚れてます。温浴をすることで、その汚れを落とすことができます。

温浴のさせ方は38〜40度ぐらいのお湯を甲羅の半分ぐらいの深さまで張って、そこに10〜15分ぐらいリクガメを入れます。温浴をさせ終わったら、タオルでよく拭いてケージに戻してあげましょう。水がついていると体温が下がってしまうので気をつけてください。

絶対にやらなければいけないわけではないので、嫌がっているようであれば温浴させないようにしましょう。

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爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

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Posted by hachuarium