インドシナウォータードラゴンの飼育方法について!餌や値段、飼育環境を紹介!!
インドシナウォータードラゴンはインドシナ島や中国の南部などに生息しているアガマ科のトカゲです。ドラゴンのような見た目をしていてかっこよく、体色が綺麗で、樹上棲のトカゲの中でも人気の種類です。今回の記事ではインドシナウォータードラゴンの特徴や飼育方法について紹介します。
インドシナウォータードラゴンはトカゲの中では中型の部類で、全長は最大で90cmほどまで成長するので、大き目の飼育スペースが必要になります。飼育自体はそこまで難しくないので、しっかりと飼育スペースを確保して、飼育設備を整えてあげれば飼育しやすいトカゲです。
見た目の美しいトカゲで、綺麗な緑色の体に鮮やかな水色のラインが入り見ます。成長するとクレストと呼ばれるトサカが発達して、恐竜のようなカッコイイ見た目になるのも特徴です。
今回の記事では、ウォータードラゴンの特徴と飼育方法について紹介するので、ウォータードラゴンを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
インドシナウォータードラゴンは熱帯雨林の樹上で生活していて、夜になると土手などに降りてきて巣穴に入ります。樹上にいるときに身の危険を感じると水中に逃げ込んで、長時間潜水することができます。
潜水時間は25分ほどとも言われています。名前の通り泳ぐも上手なトカゲです。最近では輸入される数も増えてきて、ペットとしても人気があります。
ウォータードラゴンについて
ウォータードラゴンはインドシナ島に生息しているトカゲで、他にも中国の南部やカンボジア、タイ、ベトナムなどに生息しています。
半樹上棲のトカゲで、水辺に張り出した木の上で生息していることが多いです。水辺に生息していて、身の危険を感じると水中に逃げ込みます。
ウォータードラゴンの名前の通り泳ぎが上手で潜水することもできます。
食性は肉食性の強い雑食で昆虫や小さい動物、魚などの他に、花や果物なども食べます。熱帯雨林の水辺に生息してるトカゲなので、高温多湿の環境を好みます。
体長について
最初にも紹介しましたが、体長は大人になると90cmほどまで成長します。
90cmと聞くと大きな印象ですが、尻尾が長く体の半分ほどが尻尾になるので、数字ほど大きくは感じません。少し大きなトカゲを飼いたい方にはとてもオススメのペットです。
グリーンイグアナが2メートル近くまで成長するのを考えると、一般家庭ではなかなか飼育するのは難しいと思います。インドシナウォータードラゴンは最大で90cmほどなので、生涯ケージで飼育することができ、とても飼いやすいです。
販売価格について
5000〜10000円ほどになります。
見た目の美しいトカゲですが、販売価格はそこまで高くなく、飼育しやすい種類だと思います。販売しているお店も多く、爬虫類専門店であれば販売していると思います。
他の爬虫類にも言えますが、見た目が綺麗なほど販売価格が高くなります。クレストの大きさやラインの入り方などによって値段が大きく変わります。
寿命
寿命は10年ほどだと言われています。
最大で15年ほど生きると言われていますが、飼育下での寿命は平均で10年ほどになってしまいます。長生きさせるためにも飼育スペースは広めにとって、ストレスの少ない環境で飼育してあげてください。
インドシナウォータードラゴンの生態について
インドシナウォータードラゴンを飼育する際に大切だと思う生態について紹介します。
樹上棲(じゅじょうせい)
インドシナウォータードラゴンは樹上棲です。
樹上棲とは木の上で生活すること言います。なので、飼育下でもほとんどの時間を流木の上などで過ごします。動きも早いので、ベビーの頃は木の上を飛び回ったり、ジャンプして移動したりする姿を見ることができます。
水浴びをする
名前からも想像できるようにインドシナウォータードラゴンは水浴びが大好きです。
水浴びがとても好きなので、飼育ケージには体が入るぐらいのサイズの水入れを設置して水浴びができるようにしましょう。水浴びをしている時や水に入った時にフンをする習性があります。なので、水は舞につ取り替えて常に新鮮な水を入れておきましょう。
ウォータードラゴンの飼育に必要なもの
ウォータードラゴンは高温多湿を好むトカゲなので、飼育する場合はちゃんと飼育設備を整える必要があります。ベビーは環境の変化に弱いので、ベビーから飼育する場合は特に湿度と温度に気をつけるようにしましょう。
飼育ケージ
ウォータードラゴンは生体で90cmぐらいまで成長するので、飼育ケージも大きめのものが必要になります。
そこまで成長速度が速いわけではないので、最初は60cmサイズの飼育ケージでも飼育することはできますが、飼育ケージが手狭になったら新しいく大きな飼育ケージを用意しなければいけません。
なので、最初から大きなサイズのものを用意するのがいいと思います。サイズは90cmサイズでも飼育することはできますが、120cmぐらいのものの方が安心して飼育することができます。
水槽でも飼育することはできますが、樹上棲のトカゲなので、流木などを設置することを考えて、背の高いものを用意するようにしましょう。高さは60cm以上のものを選びようにしましょう。
爬虫類の飼育にオススメの飼育ケージについては、こちらの記事で紹介しているので、爬虫類を飼育する時にオススメの飼育ケージを紹介こちらの記事も読んでみてください。
床材
インドシナウォータードラゴンは熱帯に生息しているトカゲです。
多湿の環境に生息しているので、床材は保湿効果のあるのものがオススメです。湿度を保つためにもヤシガラがオススメです。ヤシガラは保湿効果も高く、値段も安くコスパもいいです。
見た目をきにする場合はソイルを使用するのもいいと思います。ソイルであれば自然なレイアウトも作りやすく見た目も綺麗なのでオススメです。
流木
ウォータードラゴンは樹上棲のトカゲなので流木を組んで立体的なレイアウトにする必要があります。流木をいくつか用意して、ウォータードラゴンが登れるように流木をレイアウトしてください。
流木はどんなものでも構いません。登れるようになっていれば人工物でもいいので、爬虫類用の登り木や流木を組み合わせて立体的に移動することができるようにしましょう。
紫外線ライト
昼行性のトカゲなので、紫外線ライトが必要になります。
紫外線を浴びることで体内でビタミンDを生成したり、脱皮を促進したりします。紫外線は健康にとても大切です。紫外線ライトは使用していると紫外線の照射量が減ってきます。半年ほどで交換するようにしてください。
紫外線ライトにはUVBの強さによって、「2.0」「5.0」「10.0」などと記載されています。数字が低い方がUVBの量が少なくなります。
インドシナウォータードラゴンは熱帯に生息しているトカゲで、そこまで強い紫外線は必要ないので、「2.0」を選んでください。数字が記載されていないものは熱帯用や砂漠用などと記載されていることがあります。
バスキングライト
食事の後や朝などに体温を上げるためにホットスポットを作る必要があります。
昼行性の爬虫類は日光浴をすることで体温調節をします。バスキングライトがないと消化不良を起こしてしまうことがあるので、注意してください。
バスキングライトを設置する際は、飼育ケース内に暖かい部分と涼しい部分を作るようにしましょう。温度勾配があることで、暑いときは涼しい場所へ、寒いときは暖かい場所へと自分で移動をして体温を調整することができます。
ホットスポットは35度ぐらいになるようにして、涼しい部分は25度前後になるようにしましょう。
保温器具
保温球やパネルヒーター、暖突などの保温器具が必要になります。ケージ内の温度は最低でも20度を下回らないようにしましょう。
冬場など気温が下がるときは、保温器具が一つだけでは、室温が下がってしまうことがあるので、いくつかの保温器具を組み合わせて使用するようにしましょう。
サーモスタット
室温の管理だけでなく、バスキングライトや紫外線ライトの点灯と消灯を設定することができるのでもあると便利です。
紫外線ライトは太陽の代わりなので、照射時間は8〜10時間ぐらいが適切です。仕事をしていると朝家を出て、家に帰ってくるまでに10時間以上たってしまうことも多いと思います。そういった場合に時間によってライトのオンオフを設定できるサーモスタットがあると便利です。
霧吹き
湿度が高い環境に生息しているトカゲなので、霧吹きで湿度を上げる必要があります。
夏場など湿度が高いときは、朝と夜に霧吹きをしてあげれば問題ありませんが、冬場など乾燥しているときは、少し多めに霧吹きをして、飼育ケージ内が乾燥しないようにしましょう。
水入れ
水を飲むためというよりも脱皮の時などに水浴びをするために必要です。なので、サイズは大きめのものを用意して、体が入って動き回れるぐらいのものにしましょう。背の低いタッパーやタッパーを切ったりして使用することができます。
水入れの中でフンをすることが多いので水は毎日交換して、水入れも毎日洗って清潔にしましょう。
インドシナウォータードラゴンの飼育方法
基本的には樹上棲のトカゲと飼育方法は同じです。
湿度と室温の管理に気をつけるようにしてください。温度は23〜28度の間で安定させて、35度前後のホットスポットを作ってあげましょう。湿度は60%ぐらいになるようにしましょう。
毎日朝と夜霧吹きをしてあげておけば湿度がそんなに下がることはないと思います。
インドシナウォータードラゴンの飼育にオススメの餌
インドシナウォータードラゴンは昆虫を食べます。
コオロギやデュビアを与えるのがいいと思います。ミルワームも食べますが、ミルワームは栄養価に比べて脂肪が多いので与えすぎると脂肪過多になってしまいます。ミルワームを与える場合はおやつ程度に与えるのがいいと思います。
生き餌を与える時はカルシウム剤を添加してから与えるようにしましょう。昆虫だけではカルシウムが不足してしまいます。カルシウムが不足するとくる病になってしまうので、忘れないで添加しましょう。
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