イエアメガエルの飼育方法について!餌、飼育設備、飼育温度などを紹介!!
イエアメガエルは初心者でも飼いやすく、見た目もとても可愛いので、人気の高いペットです。飼育しやすいので樹上棲のカエルの入門種として人気があります。今回の記事ではイエアメガエルの飼育方法について紹介します。
カエルは見た目も可愛らしいので近年ペットとして人気があります。ベルツノガエルなどの地表棲のカエルがペットとして人気がありましたが、近年は様々な種類のカエルがペットとして販売されています。
イエアメガエルは樹上棲のカエルの中でも飼育が簡単な種類なので、樹上棲のカエルを飼ってみたい方にオススメの種類です。
今回の記事ではイエアメガエルの飼育方法を紹介するので、イエアメガエルを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのカエルについては、下記の記事で紹介しているのでそちらも読んでみてください。
飼いやすいカエルの種類とは?ペットにオススメのカエルの種類を紹介!!
それではイエアメガエルの飼育方法を紹介します。
イエアメガエルの特徴
イエアメガエルははアマガエルの中では大型で、長生きなカエルです。飼育も簡単なのでペットとして人気があり、飼育環境をちゃんと整えてあげれば長く付き合うことができるペットです。
まずはイエアメガエルの特徴について紹介します。
生息地 | オーストラリア・ニューギニア |
体長 | 最大で13cm前後 |
平均寿命 | 10〜15年 |
販売価格 | 3,000円前後 |
生息地について
イエアメガエルはオーストラリアやニューギニアなどの高温多湿な熱帯地域に生息しているカエルです。
民家で見かけることが多いので、イエアメガエルという名前がつけられています。イエアメガエルは木の上で生活しているカエルでツリーフロッグと呼ばれています。イエアメガエルは樹上棲のカエルで乾燥にも強いので、飼育しやすいカエルです。
体長について
イエアメガエルはアマガエルの仲間で、体長は13cm程度まで成長する大型の種類です。
成長すると太って皮がたるんできます。年齢を重ねるたびに皮は垂れ下がって厚みも増してくるので、成長するにつれて迫力のある見た目に変わっていきます。子供の頃は皮がたるんでいなく、他のカエルと見た目は変わりません。
販売価格について
基本は緑色の体をしていましが、体色が青っぽいブルーや白いスポットの多いスノーフレークなどの種類がいます。
ブルーやスノーフレイクは値段が高く1万円前後で販売されていますが、ノーマルであれば値段が安く3000〜5000円ぐらいで購入することができます。
イエアメガエルはネット通販でも購入することができますが、ネット通販で購入する場合は死着することもあるので、保証があるショップや通販の販売実績があるショップで購入するようにしましょう。
寿命について
寿命は大体15年前後と言われています。長生きする種類なので、飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えて長生きするようにしっかりと飼育するようにしましょう。
比較的丈夫な種類で、飼育もしやすい種類なので初めてカエルを飼育する人でも簡単に飼育することができます。イエアメガエルには20年生きた個体もいるようなので、飼育するときはしっかりと最後まで責任を持って飼育するようにしましょう。
性格について
性格もおとなしくておっとりしているので、慣れてくるとハンドリングすることができます。ただ、人間の体温はカエルにとって高すぎるので、長時間ハンドリングをしないようにしましょう。手に載せる場合はゴム手袋をして、体温が伝わらないようにも気をつけてください。
人に慣れやすいので飼い主が近づくと餌をもらえると思い、餌をねだる行動をしたりもします。飼い主に慣れやすいので、ピンセットからの給餌にも慣れやすいです。
イエアメガエルの飼育に必要なもの
イエアメガエルは簡単な設備で飼育することができますが、暖かくて湿度の高い環境に生息しているカエルなので、飼育する場合にはパネルヒーターなどの保温設備が必要になります。
1番簡単な設備で飼育する場合はプラケースとパネルヒーターと水入れだけで飼育することもできます。
- 飼育ケージ
- 水入れ
- ヒーター
- 登り木
- 床材
飼育ケージ
飼育ケージはプラケースでもいいですが、カッコいいレイアウトで飼育したい場合は爬虫類用の飼育ケージがオススメです。
樹上棲のカエルなので飼育ケージには高さが必要です。動き回ることは少ないので、高さは30cmほど幅は45cmほどあれば飼育することができます。
また、蓋もちゃんと固定することができるものじゃないと脱走してしまうことがあるので注意が必要です。プラケースを使用する場合はフタはスライド式じゃないものを選ぶようにしましょう。スライド式のフタだと隙き間にカエルが入ってしまい開けられなくなってしまうことがあるので、注意してください。
また、飼育ケージ内の手入れをするときに、ケージの上から手を入れるとストレスになってしまうので、前面が開くタイプの飼育ケージの方がストレスなく飼育することができます。爬虫類用の飼育ケージを使用する場合は前開きのものがオススメです。
水入れ
カエルを飼育する場合は水入れが必要になります。
カエルは水を直接飲むことがなく、お腹から水分を吸収します。なので、カエルの体が収まる浅めの水入れを用意しましょう。深すぎる水入れでは溺れてしまうことがあるので注意してください。
水入れの水は毎日交換して清潔に保つようにしましょう。汚れていなように見えてもイエアメガエルのフンや尿によって水は汚れてしまいます。水が汚れていると中毒になってしまうことがあるので注意してください。
ヒーター
暖かい地域に生息しているカエルなので、室温を一定に以上に保つためにヒーターが必要になります。
イエアメガエルの適温は25度前後です。冬場はもちろんですが、気温の変化が大きい春や秋にも必要になります。パネルヒーターを飼育ケージの側面に設置して使用するのが一般的です。
パネルヒーターだけだと冬場など気温が日は室温が25度を下回ることがあります。室温が下がってしまう場合はパネルヒーターの他に暖突などの遠赤外線のヒーターを用意するのがオススメです。
登り木
樹上棲のカエルなので飼育する場合は登り木があった方がいいです。登り木は太さがあるもので登りやすく滞在しやすいものを選ぶようにしましょう。
登り木の他に観葉植物もあった方がいいです。観葉植物を設置することで、葉についた水滴から水分を補給することができます。観葉植物を設置する場合は観葉植物が光合成をすることができるようにライトを設置するようにしましょう。
床材
床材はヤシガラや腐葉土などを使うのが一般的です。キッチンペーパーやペットシートなどを使用することができます。キッチンペーパーやペットシートだとメンテナンスが楽で頻繁に交換することができるので、飼育ケージ内を清潔に保ちやすいです。
イエアメガエルの餌について
イエアメガエルは人工餌で飼育することができます。
イエアメガエルは食欲が旺盛で、目の前に動くものがあると積極的に捕食します。ピンセットで目の前に餌を持ってあげると食べてくれるので、人工餌で飼育がしたい場合はピンセットからの給餌に慣れさせましょう。
小さな個体だったり、お迎えをしたばかりだとピンセットから食べないことがあります。ピンセットから餌を食べない場合は生き餌を与えながら人工餌に慣れさせてください。
人工餌の方が生き餌に比べて値段が安いので、お金をかけずに飼育することができますが、カエルは動くものを餌だと認識するので、簡単に飼育したい場合は生き餌で飼育するのがいいと思います。
イエアメガエルの飼育におすすめの生き餌について
イエアメガエルの餌で1番よく使われているのがコオロギです。
コオロギにはヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギの2種類がいます。どちらでもいいですが、フタホシの方が動きが遅いのでフタホシコオロギの方が扱いやすいと思います。
コオロギの他にはレッドローチも値段が安く、飼育がしやすいのでオススメです。ただ、見た目はゴキブリなので、苦手な方もいると思います。
コオロギやレッドローチはサイズ別に販売されているので、飼育しているイエアメガエルのサイズに合わせて用意するようにしましょう。
与える餌のサイズは飼育しているイエアメガエルの頭の3分の1のサイズが目安になります。コオロギの飼育方法を紹介!
イエアメガエルの飼育におすすめの人工餌について
パックマンフードなどカエル飼育用のフードが販売されています。ツノカエル用のフード以外でも、アロワナ用の人工餌「カーニバル」を使って飼育することができます。
基本的には動いているものしか食べないので、個体によっては人工餌を全く食べないことがあります。人工餌を食べない場合はコオロギなどの生き餌をピンセットで与えながらピンセットからの給餌に慣れさせるようにしましょう。
人工餌で飼育する場合も、3回に1回ぐらいカルシウム剤をまぶしてから与えるようにしてください。カエル飼育用のフードで飼育する場合はカルシウムがちゃんと含まれているのでカルシウム剤は必要ありません。
与える餌の頻度と量について
与える餌の頻度と量は毎日少量を与えるか、数日置きに多めに与える方法があります。
どちらにしても、お腹が少し膨らんだら餌を与えないようにしましょう。生き餌を与える時は、3回に1回はカルシウム剤をまぶしてから与えて、カルシウム不足にならないように注意しましょう。
人間と同様に食べ過ぎは病気の元です。イエアメガエルを飼育する場合は餌の与えすぎには注意するようにしましょう。食べ過ぎると肥満になったり消化不良になったりすることがあります。なので、餌は少ないぐらいの方が病気になりずらいです。
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