カエルを飼ってみたい!種類によって違うカエルの飼育方法を紹介!!
カエルは見た目も可愛いので、ペットとして飼ってみたい方も多いんじゃないでしょうか?カエルは種類によって飼育方法が違います。カエルを飼育する際は、カエルの種類に合わせた飼育環境を整える必要があります。今回の記事では、種類によって違うカエルの飼育方法を紹介します。
一言にカエルと行っても木の上に住んでいるものや水中に住んでいるもの、土の中に住んでいるものなど色々な種類がいます。住んでいる場所に合っている飼育環境で飼育しないと、病気になってしまったりすることがあるので、注意が必要です。
カエルは大きく分けると、地表棲・樹上棲・水棲の3種類がいます。細かく分けると、地表棲と地中棲にかけられたり、水棲と半水棲に分けられますが、地表棲と地中棲、水棲と半水棲のカエルの飼育環境は似ているので、一緒に紹介します。
今回の記事では大きく3種類に分けて、それぞれの種類のカエルの飼育方法を紹介します。カエルを飼ってみたい方やどんなカエルを飼おうか迷っている方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのカエルは、下記の記事で紹介しているのでそちらも読んでみてください。
飼いやすいカエルの種類とは?ペットにオススメのカエルの種類を紹介!!
それではそれぞれの種類のカエルの飼育方法を紹介します。
地表棲のカエルの飼育方法
ツノガエルの仲間やヤドクガエルの一部は地表棲のカエルになります。
ほとんどの地表棲のカエルは飼育が簡単なので、初めてカエルを飼おうと思う方は地表棲のカエルがおすすめです。
それでは簡単に地表棲のカエルの飼育方法を紹介します。
ケージ
地表棲のカエルはあまり動き回るカエルじゃないので、大きな飼育ケージは必要ありません。
ツノガエルの場合はほとんど動かないので、幅と奥行きは体長の2倍ぐらいあれば飼育することができます。他の地表棲のカエルを飼育する場合は幅と奥行きは体長の4倍ぐらいあったほうがいいでしょう。
床材
床材はウールマットを使用することができます。見た目を気にする場合には熱帯魚用のソイルを使用するのがいいでしょう。
乾燥を好む地中棲のカエルを飼育する場合には赤玉土などの園芸用の土を使って飼育することができます。
レイアウト
床材の他には水入れが必要になります。カエルはお腹を水につけて水分補給をするので、カエルを飼育する場合にはカエルの体が入るサイズの水入れが必要です。ウールマットを使用する場合は水入れを設置しなくても飼育することができます。
水入れが深すぎると水入れから出られなくなって溺れてしまうことがあるので、水入れは浅くて出やすいものにしましょう。
水入れの他にも、見た目を気にする場合には観葉植物を入れるのもいいと思います。観葉植物を設置する場合には観葉植物用のライトが必要になるのでライトも一緒に購入するようにしましょう。
ヒーター
冬になって気温が下がってきたらヒーターを使って飼育ケージ内を温める必要があります。
飼育ケージ全体を温めてしまうと室温が暑すぎたときに逃げ場がなくなってしまうので注意してください。
パネルヒーターを設置するときは、飼育ケージの全体を温めないように、飼育ケージの3分の2か半分ぐらいのサイズものを選ぶようにしましょう。
底面のヒータだけでは室温が安定しない場合は側面にもパネルヒーターを設置するようにしましょう。
エサ
アマゾンツノガエルを飼育する場合は、金魚やドジョウなどの魚類やピンクマウスなどを与えて飼育するのがいいですが、他のツノガエルの場合はツノガエル用の人口エサで飼育することができます。
おたまじゃくしの時から人口エサで飼育することができるので、ツノガエルの飼育は簡単です。
ウシガエルの仲間などを飼育する場合や地中棲のカエルを飼育する場合にはコオロギやデュビアなどの昆虫を与えて飼育するのがいいでしょう。
エサを与えすぎると肥満になったり吐き戻してしまったりすることがあります。カエルの種類によってエサを与える頻度と量は変わってくるので、購入するときにエサを与える頻度と量は聞いておいたほうがいいと思います。
日常の管理
日常の管理で大切なのが水と湿度の管理です。
水入れの中が汚れているようであれば交換するようにして、いつも清潔に保つようにしておきましょう。
湿度は床材を少し掘ってもて中が湿っている場合は問題ありませんが、床材が湿っていなかったり表面がカラカラに乾いている場合は霧吹きをしてください。
飼育ケージ内を清潔に保つことも大切です。
フンがあったらすぐに取り除くようにしましょう。床材がフンや尿で汚れてしまうとアンモニアが発生してカエルが病気になってしまうので、定期的に床材を交換するようにしましょう。
樹上棲のカエルの飼育方法
樹上棲のカエルはツリーフログとも呼ばれています。コケや観葉植物で作るビバリウムにも適しているカエルなので、かっこいいレイアウトで飼育したい人にもオススメです。アマガエルの飼育方法について!アマガエルの飼育環境や餌を紹介!!
ケージ
ケージは樹上棲なので、高さが必要になります。
種類や飼育数にもよりますが、幅と奥行きが30センチで高さが45センチの飼育ケージであれば問題なく飼育することができます。
アマガエルであれば30cmほど高さのある飼育ケージで飼育することができます。
ただ、樹上棲のカエルは蒸れに弱いので、飼育ケージを選ぶときは通気性のいい飼育ケージを選ぶようにしましょう。爬虫類用の飼育ケージであれば通気性もいいのでオススメです。
床材
メンテナンスのことを考えるならペットシーツやキッチンペーパーなどがいいです。見た目を気にする場合にはミズゴケやヤシガラ土がオススメです。観葉植物やコケなどを設置したい場合にはミズゴケやヤシガラ土をしようするのがいいでしょう。
ただ、樹上棲のカエルはフンも多いので、フンをそのままにしてしまうとすぐにアンモニアが発生してしまいます。かっこいいレイアウトで飼育する場合にはフンの取り残しがないように注意しましょう。
レイアウト
地表棲のカエルと同じで樹上棲のカエルを飼育する場合には水入れが必要です。樹上棲のカエルもお腹などの皮膚から水分を吸収するので、水入れを設置しましょう。
他にも樹上棲のカエルのシェルターになるように観葉植物を設置するようにしましょう。本物の葉っぱじゃなくてもいいのでカエルの隠れ家になるように設置しましょう。
照明
カエルの飼育には紫外線ライトは必要ありませんが、観葉植物を設置する場合にはライトが必要になります。
蛍光灯の場合室温が上がってしまうので、LEDライトがオススメです。観葉植物を設置する場合は必要ですが、イミテーションの葉っぱを設置する場合にはライトは必要ありません。
ヒーター
夏場などはヒーターがなくても飼育することはできますが、冬場はさすがに冷えるので保温器具が必要になります。
パネルヒーターだけでは室温を管理するのが難しいので、ケージの外に保温球を設置したり暖突などのヒーターを設置するのがいいでしょう。
樹上棲のカエルの適温は種類にもよりますが25度前後です。
夏場など室温が熱くなりすぎるのにも注意が必要です。昼間は多少暑くても問題はありませんが、夜間も室温が高かったりするのそのうち体調を崩してしまうので注意してください。
夏場の場合は夜間はエアコンをつけて室温が上がりすぎないように注意してください。
エサ
樹上棲のカエルのエサには一般的にコオロギなどの昆虫が使われます。
コオロギだけでなく、ワームやデュビアなども食べます。カエルは夜行性なので、夜にコオロギを数匹ケージ内に入れておけば勝手に食べてくれます。
日中にエサを与える場合にはピンセットで顔の前まで持っていかないとエサと認識しません。なので、日中にエサを与える場合はピンセットを用意してエサを与えるようにしましょう。
ピンセットでの給餌に慣れると、乾燥コオロギや冷凍コオロギなどの餌への切り替えも楽になるので、ピンセットでの給餌に慣れさせておくのがいいでしょう。
水棲のカエルの飼育方法
水棲のカエルでは、アフリカツメガエルやピパピパとも呼ばれているコモリガエルが有名です。
水棲のカエルの場合は熱帯魚と同じように飼育することができますが、半水棲の場合はアクアテラリウムと呼ばれる陸地と水場がある環境で飼育する必要があります。
ケージ
飼育ケージは熱帯魚用の水槽で十分です。
飼育するカエルの数がそんなに多くなければ、30〜45センチ水槽で飼育することができます。
アフリカツメガエルはよく脱走するので、ちゃんとフタをしておかないと脱走してしまうので注意してください。
床材
床材があったほうが雰囲気が出るので、見た目を機にする場合は床材を敷くのがいいと思います。床材を入れないでベアタンクで飼育することもできるので、見た目を気にしないのであれば入れる必要はありません。
半水棲のカエルの場合には砂利などの床材を敷いて陸地を作る必要があります。水量を多く取りたい場合は浮島を設置してください。
レイアウト
水草などを入れてカエルの隠れ家を作ってあげると、カエルは安心することができます。
ただ、水槽の全面を水草が覆ってしまうと呼吸が大変になってしまうので、あまりたくさん水草を設置しないようにしましょう。
ヒーター
アフリカツメガエルの場合、適温は23度ぐらいですが、低温にも強いカエルなので、冬場でも室内で飼育して入ればヒーターがなくても飼育することができます。
コモリガエルを飼育する場合はヒーターが必要になります。ヒーターはヒーターカバーが付いていないと火傷してしまうことがあるので、ヒーターカバーが付いているものを選ぶようにしましょう。
エサ
エサは冷凍の赤虫などを与えるのが一般的です。ただ、アフリカツメガエルは結構何でも食べるので、熱帯魚用の餌でも飼育することができます。
生き餌も食べますが管理が大変だと思うので、冷凍の赤虫か熱帯魚用の餌で飼育するのがいいと思います。
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