ジャイアントゲッコーの特徴・飼育方法・必要な設備を紹介!
ニューカレドニアジャイアントゲッコーはヤモリの中でも大型の種類になります。ペットとして人気も高いので、飼ってみたい方も多いと思います。今回の記事では、ニューカレドニアジャイアントゲッコーの特徴と飼育方法を紹介します。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは体長が大きく、持つとずっしりとした重量感があります。体はプニプニしていて柔らかいので、とても気持ちい感触をしています。
値段も高くて、飼育も大変な種類のヤモリですが、他のヤモリにない魅力があるので、ペットとして人気が高い種類です。
今回の記事では、ニューカレドニアジャイアントゲッコーの特徴と飼育方法を紹介するので、ニューカレドニアジャイアントゲッコーを飼ってみたいと思う方は読んでみてください。
ペットにオススメのヤモリについては、下記の記事で紹介しているのでそちらの記事も読んでみてください。ヤモリを飼いたい人へ!ペットに人気のヤモリの種類を紹介!!
ニューカレドニアジャイアントゲッコーとは
ニューカレドニアジャイアントゲッコーはツギオミカドヤモリとも呼ばれていて、ミカドヤモリの仲間です。尻尾が細くて再生尾に見えるので、和名では継尾と呼ばれています。
名前の通りニューカレドニア島に生息している固有種になります。体長は大きくて、40cmほどにまで成長する、世界で最大のヤモリです。多湿の熱帯雨林に生息していて、樹上で生活しています。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは木の模様に似た模様をしていて、張り付いている場所によって、体色を変色させて周囲に擬態することができます。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは輸出を禁止されているので、販売されている個体は繁殖されたものになります。
体も大きくて手足も大きいので裏側から見ても迫力があって面白いヤモリです。性格は少し怒りっぽいのでなれていないと結構噛まれることがありますが、慣れてくればそんなに噛まれることはありません。
手に持った時に重量があってしっとりしていてもちもちしているのでハンドリングしていてとても楽しいヤモリです。動きもゆっくりでそれほど早くありませんが、手から飛び出してしまうことがあるので、ハンドリングするときは気をつけて下さい。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーの販売価格
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは他のヤモリに比べて高額で、7〜10万円程度で販売されています。
まだ、繁殖方法が確立していないので、流通量が少ないので、値段が高めになっています。
販売価格は高いですが、寿命は30年と長いので、長く付き合うことを考えると、それほど高い買い物ではないと思います。
販売店でいつでも売っている訳ではないので、ニューカレドニアジャイアントゲッコーを購入する場合は爬虫類専門店などに入荷するのを待つか、爬虫類の販売ベントに行って探して見るのがいいと思います。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーの飼育方法
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは世界最大のヤモリなので、飼育する場合は90cm以上の大きな飼育ケージが必要になります。
樹上性のヤモリなので、なるべく高さのある飼育ケージに流木や植物などを設置して、木に登れるようにしましょう。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーは夜行性のヤモリなので、紫外線ライトやバスキングライトは必要ないと言われています。
室温は25度前後で安定させる必要があるので、冬場など室温が下がるときにはパネルヒーターを使って保温する必要があります。
高温多湿の環境に生息しているヤモリなので、室温が下がると消化不良を起こしてしまうので、室温が下がらないように毎日温度計でチェックするようにしましょう。
また、湿度が下がりすぎないように、1日1回は飼育ケージの側面に霧吹きをするようにしてください。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーの飼育に必要なもの
飼育ケージ
先ほども紹介しましたが、ニューカレドニアジャイアントゲッコーは大型のヤモリなので、90cm以上の大きな飼育ケージが必要になります。
樹上棲のヤモリなので、飼育ケージはある程度高さのあるものを選びようにしましょう。壁に張り付いていることが多いので飼育ケージの高さは体長の倍ぐらいあるのが理想です。
保温器具
飼育ケージも大きいので、保温器具も大きなものが必要になります。パネルヒーターよりも暖突などの保温器具の方がオススメです。
飼育ケージが大きくなると保温器具ひとつだけだと室温が上がらないことがあるので、パネルヒーターと暖突など複数用意するようにしましょう。晴から秋ぐらいまでは保温器具ひとつだけでも室温を管理することができますが、冬場気温が下がってくると適温まで上がらなくなることがあるので気をつけてください。
水入れ
基本的には飼育ケージの側面についた水滴を舐めて飲みますが、一応水入れも設置しておきましょう。水が動いてないと飲み水と認識しないことがあるので、水入れにはエアレーションを入れるか、ドリップ式のものを使用するようにしましょう。
床材
飼育ケージ内を清潔に保つにはキッチンペーパーを使って、簡単に掃除ができるようにしておくのがいいと思います。
毎日霧吹きをして、高温多湿な環境で飼育しているので、掃除を怠るとすぐに不衛生になってしまいます。1〜2ヶ月に1回ケージを丸洗いするようにしましょう。
キッチンペーパー以外では、ヤシガラマットがオススメです。どんな床材でも問題はありませんが、サンド系の床材だと餌と一緒に食べてしまうことがあるので、注意してください。
温度・湿度計
温度と湿度の管理が大切なので、温度計と湿度計を用意しましょう。
室温は25度前後、湿度は60〜70%ぐらいで飼育する必要があります。室温が下がると消化不良になってしまったりすることがあります。また、湿度が低くても脱皮不全になったり体調不良になったりすることがあるので気をつけてください。
低温に弱い生き物なので、毎日温度計をチェックして室温が下がらないようにしましょう。湿度も50%切ると体調不良になりやすいので、毎日最低1回は霧吹きをして湿度が下がらないようにしましょう。冬場などは乾燥しやすいので、霧吹きの回数を増やして湿度を管理するようにしましょう。
流木
樹上棲のヤモリなので、流木を設置して立体的に移動することができるようにしましょう。体長が大きなヤモリなので、流木は太いものを使用してしっかりと固定しておきましょう。
熱帯雨林に生息しているヤモリなので、流木の他に観葉植物を入れてあげるのもオススメです。観葉植物のメンテナンスが面倒な場合は人工物を使用するのがいいと思います。他にもは虫利用の登り木が販売されているので、そういったものを使用して立体的に移動することができるようにしてください。
ニューカレドニアジャイアントゲッコーの餌
冷凍のピンクマウスなどの小動物やコオロギなどの昆虫をメインに食べますが、リンゴなどの果物も食べます。
リンゴなどの果物は腐りやすいので、与える場合は注意してください。カブトムシなどの昆虫用ゼリーも食べるので、入れておくのがいいと思います。ヤモリの餌は何がいい?ヤモリにオススメの餌や餌の保存方法について紹介!!
冷凍のピンクマウスやコオロギなどの他にクレステッドゲッコー用の人工餌で飼育することができます。人工餌だけで飼育することができるので、昆虫が苦手な人でも飼育しやすいと思います。
人工餌は粉状になっていて、ぬるま湯で混ぜて使用します。餌皿に人工餌とぬるま湯を入れて混ぜて、飼育ケージ内に入れておくと勝手に食べてくれます。もし食べない場合はスプーンなどを使って直接与えるようにしましょう。
ただ、個体によっては人工餌を食べないことがあります。人工餌を食べない場合はピンクマウスやコオロギを与えて飼育するようにしましょう。
カルシウムが不足するとクル病になってしまうので、餌を与える時はクル病にならないようにカルシウム剤を添加してから与えるようにしてください。カルシウムを与える理由とはオススメのサプリを紹介!!
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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