タランチュラを飼おう!ペットにオススメのタランチュラの種類と飼育方法を紹介
タランチュラは毒があって扱うのが大変で飼育が難しいというイメージがありますが、実際はそれほど強い毒は持っていなく飼育も比較的簡単です。今回の記事ではペットにオススメのタランチュラの種類と飼育方法を紹介します。
タランチュラといえば毒を持っていて危険なイメージがありますが、実際はそこまで強い毒はもっていなく、タランチュラの毒での死亡例は今までありません。
タランチュラの種類によっては毒性が強いものもいますが、初心者でも飼育しやすい種類であれば、毒性はほとんどありません。
ただ、タランチュラの牙は鋭いので噛まれたら痛いです。また、タランチュラの種類によっては腹部に刺激毛をもっており、危険を感じるとこの毛を飛ばします。
これに刺されると激しい痒みに襲われ、目に入った場合は最悪の場合失明してしまうことがあります。
安心安全に飼育できるペットではありませんが、性格は大人しいので無理やり触ったりしなければ噛まれたりするとこもありません。
今回の記事ではペットにオススメのタランチュラの種類とタランチュラの飼育方法を紹介するので、タランチュラを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
タランチュラの毒性については、下記の記事で紹介しているのでそちらも読んでみてください。
タランチュラを飼うのは危険?タランチュラの毒性について紹介!!
それではペットにオススメのタランチュラの種類と飼育方法を紹介します。
ペットにオススメのタランチュラ
まず、タランチュラには簡単に分けて地表棲のタランチュラと樹上棲のタランチュラと地中に巣を作ってく暮らす地中棲のタランチュラがいます。
初心者でも飼い易いと言われているのが地表棲のタランチュラです。鳥を食べる事ができるほど大きいのでバードイーターの名前で呼ばれることもあります。
地表棲のタランチュラにはペット向きで、人気の高い種類が多いので、初めてタランチュラを飼育する場合は地表棲のタランチュラがおすすめです。
ペットにオススメのタランチュラをいくつか紹介するので、気に入ったものがあればぜひ飼ってみてください。
それではペットにオススメのタランチュラを紹介します。
ブラジリアンブラック
ブラジリアンブラックはタランチュラの中ではペットとしてとても人気の高い種類です。
ブラジルやパラグアイに生息しているタランチュラで、全身が真っ黒でとても綺麗な見た目をしています。全身漆黒の毛に覆われていて、ふわふわしているので、どことなく可愛いタランチュラです。
ワイルド個体はほとんど出回らず、販売されているのはだいたいCB個体です。流通量にもムラがあり、流通量が少なくなる時期もあるので、ブラジリアンブラックが欲しい方は見つけたら買ってしまうのがいいと思います。
メキシカンレッドニー
メスでも6センチぐらいまでしか成長しない小型の種類のタランチュラです。
メキシカンレッドニーはブラジリアンブラックと同じで多湿な環境を好みます。飼育する際は湿度は50%ほどになるようにしてください。多湿を好むと言われていますが、乾燥にも強く乾燥した環境でも飼育することができます。
足と背中の一部がオレンジ色でとても綺麗なので人気が高い種類になります。毒性も弱いので飼育しやすくタランチュラを飼ったことがない方にオススメです。
メキシカンレッドニーはワシントン条約で保護されているので、流通するメキシカンレッドニーは全てCB個体になります。
砂漠地帯に生息しているタランチュラで、乾燥に強く水切れにも強いです。乾燥に強くて飼育がしやすいのも人気の理由の一つです。
ローズヘアー
チリアンコモンとも呼ばれるタランチュラです。
こちらのタランチュラも乾燥した地域に生息しているタランチュラで乾燥に強く、水切れに強い種類になります。
CB個体は少なく、流通している個体のほとんどはワイルド個体になります。性格が温厚な種類のタランチュラなので、ワイルド個体でも大人しく飼育がしやすいタランチュラです。
値段も比較的安いので、ペットとしてとても人気もとても高く、入門種として人気のタランチュラです。メスに比べてオスの方が寿命が短いので、購入する際は注意が必要です。
タランチュラの飼育に必要なもの
タランチュラは種類によって飼育環境が変わるので注意してください。タランチュラを飼育する場合は種類ごとに飼育方法を調べるようにしてください。
まずは簡単にタランチュラの飼育に必要なものを紹介します。
ケージ
ケージはプラケースで十分です。
見た目を気にする場合は爬虫類用の飼育ケージを使うのもいいと思います。
ただ、タランチュラは毒があるので脱走されたら大変です。飼育する場合はちゃんとフタができて通気性のいいものを選ぶようにしましょう。
飼育ケージの大きさはタランチュラの体の大きさの3倍ぐらいのものを選んでください。
床材
床材は飼育するタランチュラによって違います。
乾燥を好むタランチュラを飼育する場合は乾燥した環境を作りやすいいサンド系のものを用意して、湿度の高い環境を好む種類のタランチュラを飼育する場合はヤシガラ土などの保湿性の高い床材を使用しましょう。
腐葉土をしようする場合は農薬が入っていないものを選ぶようにしましょう。
保温器具
タランチュラを飼育する場合はパネルヒーターを用意しましょう。
パネルヒーターのサイズは使用する飼育ケージの半分のサイズにしましょう。全体を温めてしまうと暑い時に避難することができないのでストレスになってしまうので注意してください。
水入れ
水入れはどんなものでもいいですが深いと溺れてしまうことがあるので、浅いものを選んでください。
軽いものだとひっくり返ってしまうことがあるので爬虫類用の重さがある水入れがおすすめです。
タランチュラの飼育方法について
タランチュラは餌を食べる量も少なく、掃除の頻度も少ないので飼育自体はそんなに大変ではありません。
湿度と温度
湿度が高い環境を好むタランチュラを飼育する場合は湿度は60%以上で温度は26度前後で安定させるよにしましょう。
乾燥した環境を好むタランチュラを飼育する場合は湿度が上がりすぎないように注意してください。夏場など湿度が高くなる時はちゃんと風通しのいい涼しい場所で飼育するようにしましょう。
湿度が高い環境を好むタランチュラを飼育する時は、毎日1回は霧吹きをして湿度が下がらないようにしましょう。
冬場はすぐに床材が乾燥してしまうので、霧吹きを忘れないようにしてください。
餌
餌はコオロギ、レッドローチ、デュビア、ミルワームなどの昆虫を与えてください。
餌をあげる頻度と量は、週に1回から1〜2匹程度を与えるようにしましょう。餌のサイズは飼育しているタランチュラの方だの3分の1ぐらいのサイズのものがいいと思います。
与えすぎて、いつも満腹の状態だといきなり死んでしまうことがあるので注意してください。
レッドローチは見た目はゴキブリですが、サイズは小さく成長が遅いので、小さなタランチュラを飼育する場合はレッドローチがおすすめです。
コオロギはペットショップでもよく販売されていて、入手しやすいですが、成長が早くすぐに大きくなります。
大きくなると鳴くようになり、結構うるさいです。音が気になるかたやワンルームの方はレッドローチやデュビアを選ぶのがおすすめです。
脱皮について
タランチュラは脱皮を繰り返すことで大きく成長します。
雌は生きている限り脱皮を繰り返し、雄は脱皮の回数に限りがあり、最終脱皮にで雄としての特徴が現れます。タランチュラの雌の寿命は10年ほどですが、雄の寿命は短く1〜2年ほどです。最終脱皮を終えたら半年ほどで寿命をも変えます。
脱皮をするときはモルティングベットと呼ばれる糸で作った別途の上で行います。モルティングベットの上でひっくり返って脱皮を行います。最初は死んでいるのかと思うかもしれませんが、そっとしておいてください。
サイズにもよりますがひっくり返ってから2〜6時間ほどで脱皮は終わります。脱皮中は触ったりせずにそっとしておきましょう。
拒食について
タランチュラは脱皮の前は餌を食べない拒食期間があります。脱皮と拒食を繰り返しながら成長します。
幼体は2日ほどから長くて2週間ほど、生体の場合は数ヶ月拒食をすることがあります。
最初は心配になるかもしれませんが、拒食している場合は構いすぎづにそっとしておいてあげましょう。
拒食になった場合は2〜3日起きに餌を与えて、食べていない場合は翌日に取り除くようにしてください。
掃除について
タランチュラは体外消化といって、餌を食べるときに体の外で消化してから解けた体液を飲みます。
なので、餌を食べた後昆虫の殻が必ず出ます。この殻を放置していると腐敗してしまうので、餌を食べ終えた後は取り除くようにしましょう。
また、たまに鳥のフンのようなものがケージの側面についていることがあります。これはタランチュラのフンなので、見つけたら濡れたティッシュなどで掃除をしてください。
床材は定期的に交換するようにしましょう。脱皮直後はタランチュの体も柔らかく、環境の影響を受けやすいので、床材を交換する際は拒食中に交換するようにしましょう。
こんな記事もオススメです。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません