グリーンパイソンを飼いたい!グリーンパイソンの特徴と飼育方法を紹介!!
グリーンパイソンは美しい見た目をした樹上棲のヘビです。見た目が美しいので飼ってみた人も多いと思います。美しいヘビですが気性が荒いのので飼育する場合は注意が必要です。今回の記事ではグリーンパイソンの特徴と飼育方法を紹介します。
まず最初に、グリーンパイソンなどの樹上棲のヘビは地表棲のヘビに比べて気性が荒いのでハンドリングすることはできません。ヘビを飼育してハンドリングを楽しみたいと思う方には向かないので注意してください。
見て楽しむ観賞用としてはとてもオススメのペットパイソンなので、ジャングルのイメージにぴったりなグリーンパイソンの見た目が好きな方にはとてもオススメです。
今回の記事ではグリーンパイソンの特徴と飼育方法を紹介するので、グリーンパイソンを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのヘビは、下記の記事で紹介しているのでそちらの記事も読んでみてください。
ヘビを飼いたい人にはオススメのペット向きのヘビの種類を紹介!!
それではグリーンパイソンの特徴と飼育方法を紹介します。
グリーンパイソンの特徴
グリーンパイソンはインドネシアやパプアニューギニア、オーストラリアの北部に生息しているニシキヘビです。
生息している場所によって色が違うので、カラーバリエーションが豊富です。茶色い個体や黄色い個体などもいます。
背中の模様もきれいで、鮮やかなグリーンの個体の場合は、背中に美しいブルーの模様があります。アルー諸島産のグリーンパイソンはブルーの模様の他に白いスポット模様がありとても綺麗です。
湿度の高い森林地帯に生息していて、地表に降りることはほとんどありません。夜行性の蛇で、夜になると木の上でヤモリや鳥などが来るのをじっと待っています。
木の上でとぐろを巻いて獲物が近づくのを待っています。とぐろを巻いていることで、頭部を素早く伸ばすことができ、目の前に来た獲物に飛びかかるように捕食します。
体長について
体長も大きく成長する種類のヘビで最大で2メートルぐらいまで成長します。
基本的には樹上でコイルのように巻いてじっとしているので、そこまで大きく感じないかもしれませんが、とても大きな種類のヘビです。
寿命について
グリーンパイソンの寿命は10年ほどになります。
飼育環境によって短命になりやすいので、飼育する場合は温度や湿度をしっかりと調整するようにしましょう。
販売価格について
CB個体の流通はスクはく、ほとんどがワイルド個体か現地のファームで繁殖された個体になります。
販売価格はコーンスネークなどに比べて高く、ベビーの安い個体でも4万円ほどになります。色々な種類から選びたい場合は10万円ほど用意するのがいいと思います。
グリーンパイソンの気性について
ボールパイソンやコーンスネークに比べると気性が荒く、ハンドリングすることはできません。ベビーであればハンドリングすることもできますが、成長した個体をハンドリングするのは危険です。
牙も発達しているので、噛まれると痛いので気をつけてください。
グリーンパイソンの飼育設備について
グリーンパイソンなどの樹上棲のヘビは地表棲のヘビに比べて飼育が難しいので、飼育環境はちゃんと整えるようにしましょう。
飼育ケージ
飼育ケージは樹上棲のヘビなので背の高いものが必要になります。高さ60センチ以上の幅と奥行きが45センチ以上のものが望ましいです。
樹上棲のヘビを飼育する時に管理がしやすいように飼育ケージの下の部分が引き出しになってるタイプもあります。
樹上棲のヘビはいきなり噛み付いてくることがあるので、飼育ケージ内の掃除が大変です。掃除がしやすいように管理しやすい飼育ケージを選ぶのも大切です。
水入れ
グリーンパイソンは水入れから水を飲んだり水に浸かることもほとんどありませんが、湿度が高い環境を好むので浅く平たい水入れを用意して湿度が下がらないようにしておきましょう。
冬場などは水入れをパネルヒーターで温めることで湿度が下がらないようにすることができます。
ヒーター
ヒーターはケージ側面にパネルヒーターを設置する他に天井部に暖突などの遠赤外線のヒーターを設置するようにしましょう。
ケージ側面にパネルヒーターを設置することでホットスポットを作ることができます。
床材
床材はヤシガラ土を使えば見栄えもよく湿度も安定させやすいですが掃除が大変になってしまうので、グリーンパイソンを飼育する場合はペットシーツなどの掃除が簡単な床材を使用するのがおすすめです。
レイアウト
グリーンパイソンは樹上棲なので止まり木が必要になります。
止まり木は2本以上用意しておくようにしましょう。止まり木が2本以上あり段違いに設置しておくことで飼育ケージ内の温度差によって適温の場所に移動します。
ライトについて
グリーンパイソンは夜行性なので、バスキングライトや紫外線ライトは必要ありません。紫外線ライトは必要ありませんが、夜行性と言っても自然下では紫外線を全く浴びていないわけではないので、弱い紫外線ライトを設置しておくのがいいと思います。
ずっとライトがついているとストレスになってしまうので、紫外線ライトを設置する場合は日陰も作るようにしましょう。
グリーンパイソンの飼育方法
グリーンパイソンなどの樹上棲のヘビは地表棲のヘビに比べて飼育が難しいです。国内でのCB個体の流通はほとんどありません。
グリーンパイソンは地表棲のヘビと違いハンドリングが難しいので、飼育ケージ内の掃除も地表棲のヘビに比べて大変です。
なので、グリーンパイソンを飼育する場合はヘビの飼育に慣れてから飼育するのがいいと思います。
温度と湿度
室温は27度前後で安定させて、部分的にホットスポットを作るようにしましょう。ホットスポットは32度前後にしましょう。
保温球などの電球型のヒータを使っているとグリーンパイソンが巻きついて火傷してしまうことがあります。なので、ホットスポットを作る時はパネルヒーターを飼育ケージの側面に設置してホットスポットを作るのがおすすめです。
湿度は70〜80%が理想です。毎日1回は霧吹きをするようにして、冬場など湿度が下がりやすい季節では1日2回は霧吹きをするようにしましょう。
湿度が低いと脱皮不全になってしまうので、毎日湿度をチェックするようにしてください。
通気性の悪い飼育ケージを使っていると細菌やバクテリアを繁殖させてしまい、病気になりやすい環境になってしまうので注意してください。
餌
グリーンパイソンは野生下では木の上にるイモリや鳥類などを食べています。
個体によっては冷凍のピンクマウスを食べないことがあります。そういう場合は冷凍のウズラを与えるのがいいと思います。
餌を与えるときはいきなり口元に持っていかずに、極力びっくりさせないように餌を与えるようにしてください。飼い主が餌の与え方にも慣れないとちゃんと食べてくれないので飼いながらコツを覚えていくようにしましょう。ピンクマウスを与える時の注意点を紹介
餌がちゃんと解凍されていないと消化不良になってしまうことがあるので気をつけてください。
ピンクマウスやウズラを解凍する場合は餌を袋に入れてから40度ほどのお湯につけて解凍してください。
お腹の中まで解凍しているかよく触って確認してから与えるようにしましょう。ベビーを飼育する場合は毎日食べるだけ餌を与えて、成体を飼育する場合は2日に1回ほど餌を与えてください。
こんな記事もオススメです。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません