シシバナヘビの毒性は強い?シシバナヘビの毒性と扱い方の注意点を紹介!!
シシバナヘビはペットに人気のヘビです。ペットとしても人気ですが、毒を持っていることでも知られています。今回の記事ではシシバナヘビの毒性について詳しく紹介します。
シシバナヘビはヘビの中でも性格がおとなしくて、見た目も可愛いのでペットとして飼ってみたい人も多いと思います。
ただ、毒を持っていることでも知られていて、どの程度毒を持っているのか気になりますよね。
今回の記事ではシシバナヘビの毒性について詳しく紹介するので、シシバナヘビを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
シシバナヘビの飼育方法や特徴・毒性・飼育に必要な設備を紹介!!
シシバナヘビとは
シシバナヘビはアメリカやカナダ、メキシコに生息しているヘビで、草原や砂漠地帯に生息しているヘビです。
シシバナヘビにはセイブシシバナヘビ、ナンブシシバナヘビ、トウブシシバナヘビの3種類がいます。
セイブシシバナヘビは最大で150cmほどまで成長しますが、ナンブシシバナヘビは体長が小さく60cmほどまでしか成長しません。トウブシシバナヘビは130cmほどまで成長します。
顔の先がイノシシの鼻のように上を向いているので、シシバナヘビと呼ばれています。これは砂漠地帯で砂を掘り返しやすいように反り上がっています。
シシバナヘビの毒性について
見た目はとても可愛いヘビですが実は毒を持っています。
ただ、それほど強い毒は持っていなく、噛まれても重症化することはほとんどありません。
シシバナヘビは毒牙を持っているわけではなく、唾液に微量な毒が含まれています。シシバナヘビは他のヘビの様に巻きついて餌を捕食するわけではなく、何度ももぐもぐと餌に噛み付いて捕食します。
これは何度も噛むことで唾液内の毒を注入して餌を弱らせながら捕食するためです。
毒牙がなく何度も噛むことで毒を注入するので、1度噛まれただけでは毒を注入されることはまずありません。
なので、少し噛まれただけであれば出血する程度の怪我で済みます。ただ、何度も噛まれたり長時間噛まれていると唾液内の神経毒が傷口から入ってしまいます。
毒が傷口に入ると噛まれた場所が晴れたりズキズキと痛むようになってしまうので、飼育する場合は何度も噛まれないように気をつけてください。
シシバナヘビに噛まれないようにするには
シシバナヘビは大人しくて臆病なヘビなので、基本的に噛まれることはほとんどありません。
まず、シシバナヘビはとても臆病な生き物で、身の危険を感じると死んだふりをします。
体をひっくり返して、体を絡ませながら苦しむ演技をします。その後口を開けて全く動かなくなります。この時に排泄口から匂いも出して死んだふりをします。
なので、シシバナヘビが噛み付いてくることはほとんどありません。死んだふりをする前に体を膨らませて威嚇音を出して威嚇するので、威嚇されたら触らないようにすれば噛まれることはまずありません。
ただ、餌と間違えて噛み付かれてしまうことはあります。顔の前で指先を動かしたりしていると餌だと勘違いして噛み付いてしまうことがあるので、飼育ケージ内を掃除したりするときは噛まれないよう注意してください。
シシバナヘビに噛まれるとどうなる?
シシバナヘビは毒牙を持っている訳ではなく、唾液に弱い神経毒を持っていて、何度も噛み付くことによって傷口から毒を注入します。
毒性も弱く注入される量も少ないので、シシバナヘビに噛まれたとしても命を落としたり、重症化したり後遺症が残ったりすることはありません。
ただ、神経毒なので傷口が晴れたりズキズキとした痛みや軽い場合は痒みが出たりすることがあります。何度も噛まれなければ注入される毒の量も少ないので、少し腫れて痒くなる程度で済むことが多いようです。
毒性は弱いですが、ヘビに限らず動物に噛まれると傷口から細菌が入ってしまうことがあります。爬虫類の多くはサルモネラ菌を持っています。
サルモネラ菌が傷口から感染して、体内で繁殖すると菌血症という症状を起こしてしまいます。菌血症になると内臓や骨などで炎症を起こしてしまい、最悪の場合臓器の機能不全を起こしてしまうことがあります。
免疫力が落ちていると重症化してしまうことがあるので気をつけてください。
シシバナヘビに噛まれた時の対処法
シシバナヘビは性格が大人しくて人を噛むこともほとんどありません。
ただ、、シシバナヘビを怖がらせてしまったり、餌と間違えてしまうとかんでしまうことがあります。もしシシバナヘビに噛まれてしまったらすぐに引き離すようにしてください。
微弱な毒といっても長時間噛まれていると重症化してしまうので早めに引き離してください。餌に間違えているとなかなか話してくれないので、そういう時はなるべく安全にシシバナヘビを引き離すようにしましょう。
ヘビに噛まれてしまったら、水を張ったバケツなどにヘビをつけることで、力が弱まって引き離しやすくなります。無理に引き離そうとするとシシバナヘビが怪我をしてしまうことがあるので、気をつけてください。
引き離したら消毒しよう
シシバナヘビを引き離すことができたら流水で洗い流してから傷口を消毒してください。
毒ヘビに噛まれた時は毒を吸い出したり、毒が体に回らないようにしたりするイメージがあるかもしれませんが、シシバナヘビに噛まれた時はそこまでしなくても大丈夫です。
傷口についた汚れや菌を洗い流して最後に消毒をするだけで十分です。
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