メクラヘビの特徴と飼育方法を紹介!!

メクラヘビの特徴と飼育方法を紹介!!ブラーミニメクラヘビ

メクラヘビはぱっと見はミミズのような見た目をしていますが、地中に生息しているヘビの仲間です。今回の記事ではメクラヘビの特徴と飼育方法を紹介します。

メクラヘビはミミズトカゲやアシナシイモリと同様に奇妙な見た目をしている生き物です。奇妙で面白い見た目をしているので、飼ってみたい方も多いと思います。

今回の記事では、メクラヘビの特徴と飼育方法について紹介するので、メクラヘビを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。

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メクラヘビについて

メクラヘビは世界中に生息している地中棲のヘビです。

別名でミミズヘビと呼ばれることもあり、目が皮の下に埋没していて、口も小さいのでミミズの様な見た目をしています。

メクラヘビにはメクラヘビ科、カワリメクラヘビ科、ホソメクラケビ科の3科に分けられて、全て合わせると300種類ほどが現在発見されています。

メクラヘビの体長について

体長も小さい種類が多くほとんどが20cmほど、大きく成長する種類でも30cmほどまでしか成長しません。とても小さくて見た目もミミズに似ているので、メクラヘビを知らない人だと気づかないことも多いです。

メクラヘビの特徴について

メクラヘビはミミズの様にも見えますが、よく見ればミミズにはない鱗があります。また、皮下の目がうっすらと見えます。ヘビなので小さいですが口があり、よくみると小さい舌をチョロチョロと出すのでヘビであることを確認することができます。

メクラヘビの習性について

メクラヘビは地中棲のヘビで、暑い昼間に地上に出ると干からびて死んでしまうことがあります。

土の中に生息しているヘビですが夜や雨の日は地中に出てきていることもあります。尾の先端は棘状になっていて、捕まえると尾の先の棘を押し付けてきます。棘と言われると怖いかもしれませんが、毒はなく痛みもありません。

主にアリやシロアリの幼虫、昆虫の卵などを捕食しています。

日本にもメクラヘビはいる?

日本にもメクラヘビを生息していて、沖縄にはブラーミニメクラヘビという種類が生息しています。ブラーミニメクラヘビは観葉植物の植木鉢の土の中に入って、世界中に広がっていったと言われています。

ブラーミニメクラヘビは体長が20cmほどまでしか成長せず、とても小さいヘビなので、見た目はほとんどミミズです。

体長は小さくて、見た目もミミズみたいですが、舌はしっかりと二股に別れていて、舌をチョロチョロと出している姿をみるとヘビっぽいです。

また、アオダイショウなどと同様に臭腺から嫌な匂いを出すので、メクラヘビを触った後は手が臭くなります。生殖方法も独特で、ブラーミニメクラヘビはメスだけで増えることができる単為生殖です。

メクラヘビの販売価格

ブラーミニメクラヘビの場合は5000円前後で販売されることが多いです。

あまり流通する種類ではないので、購入したい場合は販売イベントなどに行って探してみるのがいいと思います。

沖縄の他にも、静岡県などでも発見されているので、土の中を探してみると見つけることができるかもしれません。

ブラミーメクラヘビはメスだけで繁殖してしまうことと地中棲で定着しやすいので、飼育する場合は逃さない様にしてください。

メクラヘビの飼育に必要なもの

メクラヘビは生態も見た目も一般的なヘビとは違いますが、飼育は比較的簡単です。ただ、地中に生息しているヘビなので、飼育していてもあまり飼育している実感はないかもしれません。

簡単に飼育に必要なものを紹介します。

飼育ケージ

体長は15〜20cm程度なので、プラケースで飼育することができます。プラケースの他には、ビンなどで飼育することもできます。

ただ、脱走してしまうことがあります。目が大きいメッシュの蓋を使っていると間から脱走してしまうことがあるので、ビンなどの蓋がない飼育ケージを使用する場合は目の細かい布などを使うのがいいと思います。

床材

黒土が使用されることが多いです。床材は厚めに敷いて、飼育ケージの半分以上まで入れる様にしてください。

床材はそれほど湿らせる必要はありませんが、乾燥しすぎると弱ってしまうので注意してください。

飼育ケージの底に保湿性の高い床材を使用して定期的にケージの側面から水を差して湿度を管理しておくと湿度が高くなりすぎないのでおすすめです。

メクラヘビの餌について

メクラヘビは地中に生息していて、アリの卵や幼虫などを食べていると言われています。ただ、アリの幼虫や卵を用意するのは大変です。

大型のメクラヘビはコオロギの成虫を食べるので、コオロギを与えて飼育することができますが、ブラーミニメクラヘビはサイズも小さいので、コオロギを食べることができません。なので、ブラーミニメクラヘビを飼育する場合はコオロギの卵を与えて飼育するのが一般的です。

ヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギを飼育して卵を産ませて、それをメクラヘビの飼育ケージに入れるか、産卵の近いメスをメクラヘビの飼育ケージに入れて、卵を産んでもらう方法があります。

コオロギを繁殖することができないとメクラヘビの飼育は難しいです。コオロギの卵だけでは栄養が偏ってしまうので、シロアリを採取して与えるのがおすすめです。

シロアリの探し方

シロアリは自然が豊かな場所じゃなくても枯れ木や倒木があれば見つけることができます。日本に生息しているヤマトシロアリは固定の巣を作らずに餌となる枯れ木を巣にします。

土に埋もれている朽木や立ち枯れ木の根元などで見かけることが多いです。枯れ木や倒木がある場所であれば見つけることができるので、公園などでも見つけることができます。

定期的に餌を用意するのが大変なので、飼育する場合は餌がちゃんと用意することができるかよく考えてから飼育を始める様にしましょう。

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爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。

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Posted by hachuarium