レッドローチの飼育方法と繁殖方法について!餌や匂い対策についても紹介!!
レッドローチは爬虫類の餌としてよく使われる昆虫です。飼育が簡単で繁殖もしやすいので、爬虫類の餌にオススメです。見た目が完全にゴキブリなので、苦手な人もいるかもしれませんが、見た目を気にしなければ昆虫食のペットにオススメの餌です。今回の記事ではレッドローチの飼育方法と繁殖方法を紹介します。
レッドローチはいわゆるゴキブリです。見た目は完全にゴキブリなので、見た目がNGな人もいるかもしれません。見た目を気にしないければ、飼育も簡単で繁殖スピードも早く、指向性も高いので、爬虫類やタランチュラやサソリなどの飼育にオススメの餌です。
飼育していれば見た目にも慣れてくるので、ゴキブリが苦手な方もぜひ飼育に挑戦して見てください。
今回の記事ではレッドローチの飼育方法と繁殖方法を紹介するので、餌としてレッドローチを使ってみようと思う人はぜひ読んでみてください。
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レッドローチの特徴
レッドローチはトルキスタンローチやレッドランナーなどとも呼ばれています。
爬虫類用の餌としてかなり優秀で、食虫性のペットを飼育する場合によく使われている餌です。
見た目は日本に生息しているゴキブリにも似ていますが、生態には違いがあります。簡単にレッドローチの特徴を紹介します。
壁を登ることができない
レッドローチは垂直のツルツルしている壁を登ることができません。日本に生息しているゴキブリとは違いプラケースの壁を登ることができないので飼育しやすく、脱走されづらいです。
ただ、プラケースに傷がついていたりすると登ってしまうことがあるので気をつけてください。
ほとんど飛ばない
レッドローチのオスには羽がついていますがほとんど飛ぶことはありません。高いところから落ちる特に滑空することができますが、自分の力で空を飛ぶことはできません。
繁殖スピードが早い
デュビアの場合は性成熟するまでに半年ぐらいかかりますが、レッドローチは成長も早く産卵のスピードも早いのですぐに増やすことができます。
100匹でも飼育して入れば簡単に増えてしまいます。繁殖スピードが早いので増えすぎてしまうので気をつけて下さい。
水切れや餌切れに強い
コオロギなどに比べてレッドローチは水切れや餌切れに強いので飼育がとても簡単です。
月に1回飼育ケージ内にドックフードや熱帯魚用の餌を入れたり、野菜のクズなどを入れておくだけで飼育することができます。
毎日餌を与えなくても飼育することができて、世話が楽なのでオススメです。
うるさくない
コオロギを飼育していると結構うるさいのですがレッドローチは鳴かないのほとんど音はしません。多少飼育ケージ内をカサカサと動く音が聞こえるぐらいで、気になる程のうるさくありません。
多少臭い
コオロギよりも臭くはありませんが、デュビアよりは臭いです。レッドローチを飼育していると油っぽい匂いがします。
ちゃんと換気をしておくと臭いは少し軽減します。また、動物性の餌を与えてしまうとフンが臭くなってしまうので、餌はラビットフードなどの植物性のものを与えるようにしましょう。
動きが早い
レッドローチはデュビアやコオロギに比べて動きが早いです。動きが早いので、ピンセットでつかむ時や脱走された時に捕まえるのが大変です。
気温が低い時の方が動きが遅いので、餌をして与えるときは小さいタッパーなどに数匹移動させて、保冷剤などで気温を下げて動きが遅くなってからピンセットでつかんで与えるのがいいと思います。
レッドローチの飼育方法
レッドローチを飼育する場合は飼育ケース・隠れ家があれば飼育することができます。
簡単に飼育設備について紹介します。
飼育ケース
レッドローチを飼育する場合は通気性がよくて、壁がツルツルしているものが選びましょう。プラケースで十分飼育することができます。
壁を登ることがないので、蓋をしないでも飼育することができますが、脱走されたら怖いので、蓋はしておいた方がいいと思います。
衣装ケースやタッパーを使って飼育する場合は、電動ドリルなどを使って、蓋にたくさん穴を開けて通気性をよくしておきましょう。
隠れ家
レッドローチは隙間など隠れられる場所集まる習性があります。
隠れる場所がちゃんとあった方が落ち着くことができるので、隠れ家を用意しておきましょう。レッドローチなどを飼育する際は紙製の卵パックがよく使用されます。紙製の卵パックはペットショップやネットショップなどで購入することができます。
卵パックを使用する場合は2〜3枚ほどを積み上げて隠れられる場所を作ってください。上まで積み上げると脱走されてしまうので、高さに少し余裕を見て設置するようにしましょう。
床材について
床材はキッチンペーパーがいいと思います。
ソイルなどを使用することもできますが、床材を捨てるときにレッドローチの卵鞘や幼虫が紛れて捨ててしまう可能性があります。
レッドローチが脱走するのが心配な方はキッチンペーパーを使用するのがオススメです。
温度と湿度について
レッドローチは寒さにも暑さにも強いので、極端に寒くなければ問題なく飼育することができます。飼育するだけであれば特に室温を気にする必要はありません。繁殖を目的としないなら10〜30度ぐらいで飼育するようにしましょう。
湿度が高くなると臭いがきつくなるので、レッドローチを飼育するときは温度よりも湿度に気を使うのがいいと思います。
通気性の悪い飼育ケージで飼育していると、湿気がこもってしまいます。なので、レッドローチを飼育する場合は通気性の良いケージで、風通しのいい場所で飼育するようにしましょう。
温度が低いと活性が下がってしまい、成長が遅くなります。効率よく繁殖させたい場合は25度ぐらいまで温度をあげて、少し高温で飼育するようにしましょう。
レッドローチの餌について
レッドローチは雑食性なので、なんでも食べます。ドックフードやラビットフードや野菜屑なんかも食べます。
ただ、タンパク質が多く含まれている餌だとフンが臭くなってしまうので、匂いが気になる場合は草食系の餌を多めに与えるのがいいと思います。
他にもパンの耳も食べます。水分を含む餌を与えると、床が濡れてしまいそこから臭くなってしまうので、なるべく乾燥した餌を与えるのがいいと思います。
野菜のくずはすぐに腐ってしまうので、2日ぐらいしたら飼育ケージから取り出すようにしてください。野菜はネギやニンニクなどの刺激の強いものは与えないようにしましょう。
レッドローチの繁殖方法
レッドローチは放っておいても勝手に繁殖をします。室温が高いほうが繁殖しやすいので、繁殖させる場合はパネルヒーターを使って、室温を28度前後にするようにしましょう。
あとは過密状態で飼育をして、極力飼育ケージを触らないようにして放っておくのがいいと思います。
レッドローチが驚いてしまうと交尾や産卵活動がストップしてしまいます。なので、レッドローチを繁殖させる場合は繁殖用の飼育ケージを用意して、餌用とは分けて飼育するのがいいと思います。
孵化について
効率よく増やしたい場合は卵鞘を飼育ケージから取り出して、孵化用の容器に入れてください。
レッドローチの卵が孵化するにはある程度湿度が必要なので、湿ったティッシュや脱脂綿などに卵鞘を置いて、それをプラケース内に入れてください。
あとはティッシュが乾いていたら霧吹きなどで湿らせてください。気温が高い環境だと1ヶ月ほどで孵化して幼虫が生まれます。アマガエルなど小型のカエルに与える場合はそのまま幼虫を与えることができます。
レッドローチの匂いについて
レッドローチを飼育していると油臭いようの独特な匂いがします。
匂いが嫌で飼育したくない方やレッドローチの匂いを抑えたいと思っている方も多いと思います。
レッドローチの匂いが気になる場合は湿度が高くならないようにしてみてください。湿度が高い状態だと油っぽいような匂いがします。乾燥気味で飼育することでレッドローチの匂いを抑えることができます。
飼育ケージ内の湿度が高いとフンなどが湿気を吸って臭いを出すようになります。
レッドローチの匂いが気になる方は通気性のいい飼育ケージを使用して、野菜など水分の多い餌は食べきれる量与え、余っているものはすぐに取り除くようにしましょう。
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