シュレーゲルアオガエルの特徴と飼育方法を紹介!!
シュレーゲルアオガエルはアマガエルに似ていて、とても可愛いカエルです。飼育することもできるので、国産のカエルの中ではペットとして人気があります。今回の記事ではシュレーゲルアオガエルの特徴と飼育方法を紹介します。
シュレーゲルアオガエルは綺麗な緑色をしていて、見た目も可愛いので人気のカエルです。
アマガエルほどではありませんが、見かける機会も多いので捕まえることもできます。
今回の記事では、シュレーゲルアオガエルの特徴と飼育方法について紹介するので、シュレーゲルアオガエルを飼ってみようと思う方はぜひ読んでみてください。
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シュレーゲルアオガエルの特徴
シュレーゲルアオガエルは名前から想像すると外来種っぽいですが、れっきとした日本在来種のカエルです。北海道を除く日本全国に生息しているカエルです。
横文字がついているので外来種っぽいですが、これはドイツ人の生物学者、ヘルマン・シュレーゲルさんが見つけたので、その人の名前がついています。
体長は5cmほどと小さく、体色は緑色をしています。お腹は個体によっては黄色いこともありますが白い個体が多いです。
目は黄色く、中央に椿円形の黒目があります。シュレーゲルアオガエルは樹上性のカエルで、手足には吸盤がついていて、木や岩などに登ることができます。
基本的には森の中に生息していることが多いですが、繁殖期になると水辺に集まってきて繁殖相手を探します。
鳴き声はコロコロコロ・・・といった可愛い鳴き声をしています。カエルの中でも特に綺麗な鳴き声なので、他のカエルに比べてうるさくなく飼いやすいです。
シュレーゲルアオガエルの見分け方
シュレーゲルアオガエルはアマガエルやモリガエルに似ているので見分けるのは少し難しいです。
アマガエルと見分ける場合は顔の形と目の横のラインを見るのがいいと思います。横からみるとアマガエルの鼻先は平たいのに対して、シュレーゲルアオガエルの鼻先は少し尖っています。
また、アマガエルの目の横には黒いラインが入りますが、シュレーゲルアオガエルにこのラインはありません。
モリガエルと見分ける場合は目の色と肌の質感で見分けるのがいいと思います。シュレーゲルアオガエルの目は薄い黄色や金色なのに対して、モリガエルの目は濃い黄色、赤っぽい黄色をしています。
また、肌の質感もシュレーゲルアオガエルはキメが細かく綺麗な肌をしているのに対してモリガエルはキメが粗いです。
シュレーゲルアオガエルの捕まえ方
シュレーゲルアオガエルを捕まえる場合は繁殖期に探すのがいいと思います。繁殖期になると水辺に集まってくるので探す手間が省けて簡単に見つけることができます。
大体の地域に生息しているので、近くの池や水田に行けばシュレーゲルアオガエルを見つけることができると思います。
シュレーゲルアオガエルの繁殖期は4〜6月ごろなので、その時期に網を持って水田や池に行きましょう。
水田や池に着いたら、鳴き声を頼りに大体の場所を探すのがいいと思います。警戒心は強くすぐに逃げてしまいますが、ジャンプ力は弱いので、捕まえるのはそれほど難しくありません。
シュレーゲルアオガエルの飼育に必要なもの
シュレーゲルアオガエルは臆病な性格なので、飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えて、ストレスをかけないようにして飼育するようにしましょう。
ケージ
シュレーゲルアオガエルは吸盤が発達しているので、樹上棲だと考えられています。なので、飼育ケージ内には流木や観葉植物を設置して立体的に移動できるようにする必要があります。
シュレーゲルアオガエルがは樹上棲ですが、体長が5cmほどと小さいので、それほど高さは必要ありません。
流木や観葉植物を設置することができるぐらいのサイズであれば問題なく飼育することができます。
ただ、高さがあった方がレイアウトを楽しむことができて、レイアウトをかっこよくすることもできるので、あらかじめ背の高いタイプのケージを使用するのがいいと思います。
床材
床材は湿度を管理するためにも設置しておきましょう。床材がないと飼育ケース内が乾燥しやすくなってしまいます。
なので、飼育ケース内にはソイルやミズゴケなどの床材を敷いておきましょう。キッチンペーパーやペットシーツを使うこともできますが、保湿性の高い床材の方が湿度が管理しやすいのでオススメです。
水場
シュレーゲルアオガエルが水分補給ができるように水場を設置しておきましょう。
水場がなくても毎日霧吹きをすることで、水分補給をすることができますが、生体が自分の都合で水分を補給することができるように一応設置しておきましょう。
霧吹き
湿度を管理するために必要です、いつどが下がりすぎないように毎日と霧吹きでケージ内を湿らせておきましょう。
水場を設置している場合はそれほど頻繁に霧吹きをする必要はありませんが、水場を設置している場合でもケース内が乾燥しないように数日おきに霧吹きをするようにしましょう。
流木・観葉植物
流木や観葉植物を設置しておくことで、シュレーゲルアオガエルの隠れ家になります。
臆病なカエルなので、隠れ家がないと落ち着くことができず、餌の食いが悪くなってしまうことがあります。シュレーゲルアオガエルが飼育環境に慣れるところができるように、隠れ家は多めに作っておきましょう。
シュレーゲルアオガエルの餌について
シュレーゲルアオガエルは小さい昆虫を食べるので、コオロギやレッドローチを与えるのがいいと思います。
レッドローチは見た目は完全にゴキブリなので、飼育するのに抵抗がある人も多いと思います。ただ、レッドローチは匂いも少なく飼育も簡単で、繁殖させることもできるのでオススメの餌です。
コオロギやレッドローチを与える場合は爬虫類や両生類用のカルシウム剤をまぶしてから与えてください。
長期的にカルシウムが不足すると骨をちゃんと形成することができなくなってしまい、くる病という病気になってしまうことがあります。
特に成長中の個体はくる病になりやすいので2〜3回に1回はカルシウム剤をまぶしてから餌を与えるようにしましょう。
飼育環境に慣れてくるとピンセットから餌を食べるようになりますが飼育環境に慣れていない時にピンセットで餌を与えようとするとストレスになってしまうので、最初はケース内に餌を放して与えてください。
ピンセットの給餌に慣れて、ピンセットから餌を食べるようになったら、ベルツノガエル用の人工餌でも飼育することができます。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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