エリマキトカゲの特徴・飼育方法・飼育設備を紹介!!
エリマキトカゲは数十年前にテレビCMで有名になり、ペットとしても人気になりました。ペットとしては人気ですが、意外に飼育方法がわからないって人も多いと思います。今回の記事では、エリマキトカゲの特徴と飼育方法を紹介します。
エリマキトカゲはアガマと呼ばれるトカゲの仲間で、オーストラリアやパプア州に生息しています。
意外に体長は大きく70cm程度まで成長します。襟状の皮膚を大きく広げている姿が有名ですが、普段は畳まれていて、あまり広げることはありません。
とても人気のトカゲで、多くの人にも親しまれているので、飼ってみたい方も多いと思います。
今回の記事では、エリマキトカゲの特徴と飼育方法を紹介するので、エリマキトカゲを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのトカゲは、下記の記事でも紹介しているので、そちらの記事も読んでみてください。
エリマキトカゲの特徴
エリマキトカゲはオーストラリアやパプアニューギニアに生息しているトカゲで、基本的には森の中で、樹上生活をしていますが、地表に降りて昆虫を食べたりもします。
性格はおとなしく、臆病な個体が多いので、人に攻撃することはほとんどありません。
身の危険を感じるとエリマキを大きく広げます。襟状の皮膚を大きく広げるのは、相手を威嚇するためです。
体を大きく見せることで、戦闘を避けることができます。ただ、性格はおとなしく臆病なので、襟巻きを広げようと無理やり触ったりしないようにしましょう。
威嚇以外では求愛行為や体温を調整するときに襟巻きを広げます。エリマキトカゲのオスはメスに求愛する際に襟巻きを人げてアピールします。
また、体温が下がっているときは襟巻きを広げて、太陽の光を浴びることで体温を上げることがあります。
寿命はおよそ10年と言われていますが、しっかりと飼育環境を整えて、ストレスなく飼育することで、20年以上生きることもあるそうです。
エリマキトカゲの販売価格
エリマキトカゲは1980年代にブームになった時はどこのペットショップでも販売されていましたが、最近ではほとんど見なくなりました。
エリマキトカゲを購入する場合は爬虫類専門のペットショップに行くか、爬虫類の販売イベントに行くのがいいと思います。
販売価格には幅があって、安いものでは1万円前後で販売されていることもありますが、5万円で販売されている個体もあります。
アダルト個体よりもベビーの方が比較的安い値段で販売されていますが、小さすぎると飼育が大変になってしまうので、初心者の方は値段が高くても、ある程度大きく成長した個体を選ぶのがいいと思います。
エリマキトカゲの飼育設備
飼育ケージ
エリマキトカゲは樹上性のトカゲなので、飼育する場合は高さのある飼育ケージを使って、流木などを立体的にレイアウトする必要があります。
餌を食べる時は地表に降りてくるので、歩けるスペースも必要になります。なので、エリマキトカゲを飼育する場合は大きな飼育ケージが必要になります。
流木
流木はどんなものでもいいですが、安定するようにある程度大きなものを選びましょう。
温度湿度計
湿度が高い環境に生息しているトカゲなので、飼育する場合は温度湿度計を用意しましょう。
乾燥した環境で飼育すると脱皮不全を起こすことがあります。なので、エリマキトカゲを飼育する場合は飼育ケージの側面に霧吹きで水滴をつけて、湿度を管理しましょう。
保温器具
エリマキトカゲは暖かい環境に生息しているトカゲなので、保温器具が必要になります。エリマキトカゲを飼育する場合は温度は25〜30度の間で安定させるようにしましょう。
バスキングライト・紫外線ライト
エリマキトカゲが体温を上げられるようにホットスポットを作る必要があります。ホットスポットを作るためにはバスキングライトが必要です。
ホットスポットの温度は40度前後になるようにしましょう。また、ビタミンを作るために紫外線ライトが必要になります。
紫外線ライトは気付いたら切れていることもあるので、予備も用意しておきましょう。
水入れ
エリマキトカゲはカメレオンなどと同様に水が動いていないと水を飲みません。なので、水入れにはエアレーションを入れて水が動いている状況を作ってあげてください。
水入れから水を飲まなくても霧吹きをしたときに垂れてくる水を飲みます。
エリマキトカゲの飼育環境
エリマキトカゲは暖かい環境に生息しているので、飼育する場合は湿度や温度に注意してください。エリマキトカゲの適温は25〜30度ぐらいです。
室温は昼と夜で変化を加えて、夜は25度前後、昼間は30度前後になるようにしてください。また、ほかの昼行性のトカゲと同様にバスキングライトと紫外線ライトを設置して、ホットスポットは40度前後になるようにします。
湿度は70%ぐらいが理想なので、毎日霧吹きをして湿度が下がらないようにしましょう。エリマキトカゲは乾燥に弱いので、ケージ内が乾燥すると脱皮不全になってしまったりします。
1日に1回だけだとすぐに湿度が下がってしまうので、1日に最低でも2回は霧吹きをしてください。冬場など乾燥する時期は霧吹きの回数を増やしたりして対応してください。
霧吹きの水がエリマキトカゲに直接かかると体温が下がってしまうので、霧吹きは壁にするようにして、直接体に当たらないようにしてください。
エリマキトカゲの飼育にオススメの餌
自然界では昆虫やマウスなどの小動物を食べます。
飼育する場合はコオロギか冷凍のマウスを与えるのがいいと思います。ただ、コオロギはストックしておくのが大変なので、見た目が気にならないならデュビアがオススメです。
デュビアは暖かい環境で飼育しておくだけで、繁殖させることができます。見た目も日本に生息しているゴキブリと違うので、それほど気持ち悪くありません。コオロギやデュビアはちゃんと飼育しないとロスが出てしまうので、コオロギやデュビアを与える場合はちゃんと飼育するようにしましょう。コオロギの飼育方法を紹介!
エリマキトカゲは体長も大きく成長します。大きなエリマキトカゲにコオロギを与えるのは大変なので、サイズが大きくなってきらたピンクマウスに切り替えるのがいいと思います。
ほかのトカゲ同様にカルシウムが不足するとくる病になってしまうので、コオロギなどを与える場合はサプリメントをたまに添加するようにしましょう。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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