リクガメをペットにしたい人へ!!ペットとして人気のリクガメの種類を紹介!
ヘビやトカゲなどの爬虫類は苦手な方でも、リクガメは好きという方も多いのではないでしょうか?リクガメは動きがゆっくりで可愛らしいので飼ってみたい方も多いと思います。今回の記事では、ペットとして人気のリクガメの種類を紹介します。
水棲のカメに比べて、リクガメを飼育する場合は紫外線ライトや保温器具などの特別な器具が必要になります。特別な器具が必要になるので、初期費用はかかってしまいますが、見た目も可愛く、比較的飼育が簡単な種類も多いです。
リクガメには色々な種類がいて、大きさも12cm程度のものから120cm以上まで成長するものまで様々です。初めてでも飼育しやすい種類も多いので、リクガメをペットにしたいと思う方はぜひ飼ってみてください。
今回の記事では、ペットとして人気のリクガメを紹介するので、リクガメを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
リクガメについて
リクガメはアフリカ、ロシア、アメリカ、インドネシアなど世界中に広く生息している陸棲のカメです。
名前の通り陸上で生活しているカメで水に入ることはほとんどありません。気温の高い地域に生息している種類が多く、砂漠など水分がない環境にも生息しています。
性格はおとなしく、飼い主にも懐いてくれるので、とても飼育していて楽しい動物です。
飼育を始めたばかりだと新しい環境に慣れていなく隠れていることも多いですが、餌を与えたりしていると飼い主の匂いや顔を覚えて、飼い主に近づいてくれるようにします。
ペットとして人気のリクガメの種類
ヘルマンリクガメ
リクガメの中でも人気の種類です。
1番飼育が簡単で、人に懐きやすい性格なので、初心者の方にオススメです。体長は30cm程度で小柄で、生息している地域の気候も日本と似ているので、リクガメの入門種として人気があります。
値段も安くて、2万円前後で販売されていて、多くのペットショップで取り扱われています。
人に懐きやすいので、飼育ケージに近づくと餌が欲しくて近づいてきたりして可愛いです。甲羅はオレンジ色と黒色がはっきりしていて綺麗なので人気が高いです。寿命は20年ととても長生きなリクガメです。
リクガメの入門種!!ヘルマンリクガメの特徴と飼育方法を紹介!!
ホシガメ
インドやパキスタンに生息しているリクガメで、星のような放射状の模様が特徴のリクガメです。
30〜40cm程度まで成長する少し大きなリクガメです。見た目も綺麗で、値段も安いので、人気の種類ですがやや飼育が難しいので、ベビーを飼育する場合には温度と湿度をちゃんと管理するようにしましょう。
ホシガメはリクガメの中でも珍しく、湿度の高い状態を好みます。湿度は60〜70%前後で安定させて、温度は30度前後で安定させるのがいいと言われています。
湿度が高いとカビや苔が生えてしまうことがあるので、床材が汚れてしまわないように定期的に交換するようにしましょう。ホシガメは体長が大きいので、飼育ケージの中だけだと運動不足になってしまいます。なので、部屋の中を散歩させてあげたり、運動させるようにしましょう。
エロンガータリクガメ
ツルツルした甲羅が特徴のリクガメです。
アジアに生息しているリクガメなので、日本の気候にも合いやすく、飼育しやすいので、リクガメの入門種として人気があります。
高温多湿の環境を好む種類ですが、乾燥気味の環境でも十分飼育することができるので、湿度の管理が楽です。
値段は3万円程度で販売されています。体長も小さく小型の種類なので、90cm水槽で飼育することができます。
ロシアリクガメ
ロシアリクガメは名前の通りロシアに生息しているリクガメです。
ロシアリクガメは寒さに強いリクガメなので、日本の気候でも飼育がしやすい種類です。ヨツユビリクガメとも呼ばれていて、本来リクガメは前足の指は5本あるのですが、ロシアリクガメは4本しかありません。
穴を掘るのが得意なリクガメなので、穴を掘れる環境で飼育してあげると穴を掘って隠れることができるので、ストレスを軽減することができます。
体長は20cm程度と小さいので、狭い飼育スペースで飼育することができます。値段も安く1万円程度で販売されています。ロシアリクガメを飼おう!ロシアリクガメの特徴と飼育方法を紹介!!
ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメも寒さに強い種類なので、飼育がしやすい種類です。
ただ、ギリシャリクガメの中にも様々な種類がいて、種類によっては寒さに弱い種類もいるので、購入する場合には注意が必要です。
繁殖がしやすい種類なので、繁殖個体が販売されているので、値段が安く流通量が多いです。飼育がしやすい種類なので初めてリクガメを飼育する方に人気です。
寒さに強い種類ですが、ベビーは温度変化に弱いので、心配な方はなるべく大きく成長している個体を購入するようにしましょう。
フチゾリリクガメ
体調が最大で40cm程度までしか成長しないので、90cm水槽で飼育することができます。
販売価格は2〜3万円程度なので、そこまで高額じゃないので、飼いやすいと思います。明るい黄色と黒色の模様が綺麗な種類ですが、大人になるにつてれて、黒の色が増えてきます。
乾燥した環境に生息しているリクガメなので、飼育する場合は湿度が上がりすぎないようにしましょう。
目安として60%以上にならないように注意して、温度25度を下回らないようにしましょう。
日中はバスキングライトを使ってホットスポットを作ってください。ホットスポットは40度前後になるようにしましょう。
パンケーキリクガメ
名前の通り、パンケーキのような平べったい甲羅を持つリクガメです。
体長が小さく、20cm程度までしか成長しないので、狭いスペースでも飼育することができます。
小柄な種類ですが、活発に動き回る種類なので、飼育ケージは90cmぐらいのなるべく大きなものがオススメです。
バブコックヒョウモンリクガメ
アフリカに生息しているリクガメで、体長は70cm前戯まで成長します。
黒と黄色のモザイク柄のような模様は綺麗でとても人気があります。模様は成長するにつれて変化していき、より複雑な模様になっていきます。
模様が変わっていくので、飼っていて楽しいリクガメです。70cmほどにまで成長して、体重も50kgほどまで成長するので、飼育する場合は特注で飼育ケースを作るか、部屋で放し飼いにする必要があります。
販売価格は2万円ほどと比較的安いですが、飼育にはお金がかかるので、飼う場合はよく考えてからにしましょう。
リクガメの飼育に必要なもの
リクガメを飼育する際はまずはちゃんと飼育環境を整えてからお迎えするようにしましょう。飼育設備は全て揃えると10万円ほどしますので、あらかじめ用意しておきましょう。
簡単にリクガメを飼育する際に必要なものを紹介します。
飼育ケージについて
リクガメは運動量の多い動物なので、飼育ケージはなるべく大きなものを用意しましょう。ケージ内を歩きまわれるように、幅は体長の5倍ほど、奥行きは体長の3倍ほど必要になります。
ヘルマンリクガメなどの小型のリクガメでも幅90cm以上の飼育ケージが必要になります。飼育スペースに余裕がある場合は120cmサイズの飼育ケージを用意しましょう。
紫外線ライト・バスキングライト
リクガメは日光浴をするので、紫外線ライトとバスキングライトが必要になります。バスキングライトを設置して40度前後のホットスポットを作るようにしましょう。暖かい場所を作ることで、リクガメが朝起きた時や餌を食べた時に体温を上げて新陳代謝を活発にすることができます。
紫外線を浴びることで、カルシウムを吸収するために必要ばビタミンを作ります。カルシウムが不足するとくる病という骨の病気になってしまうので、紫外線ライトを設置して、毎日8時間ほど付けておくようにしましょう。
ヒーター
リクガメは種類にもよりますが28〜32度前後の暖かい環境を好みます。バスキングライトだけではケージ内を温めることができないので、パネルヒーターや暖突などのヒーターを使用して、ケージ内の温度が下がらないようにしましょう。
リクガメは冷たい空気を吸い込んでいると体調を崩してしまうことがあります。なので、パネルヒーターで床だけを温めるのではなく、暖突などを使用してケージ内の空間の温度をあげるようにしましょう。
昼間は28〜32度前後で安定させて、夜になったら25度前後まで温度をあげるようにしましょう。
床材
ガラス面などツルツルしている場所では踏ん張りが聞かないので、足や腰を悪くしてしまうことがあります。なので、リクガメを飼育する際はウッドチップやヤシガラマットなどの床材を設置しておきましょう。床材は吸水性や保湿性の高いものがオススメです。
水入れ
リクガメは水浴びをするので、全身が浸かれるぐらいの大きさの水入れを用意しましょう。
深いものだと溺れてしまうことがあるので、顔が浸らないぐらいの浅いものがオススメです。また、水入れに入る時に軽いものだとひっくり返してしまうことがあるので、重量があるのもを選んでください。
リクガメは水入れの中でフンをすることが多いです。水入れの水は飲み水にもなるので、毎日水入れを掃除して綺麗な水に交換するようにしましょう。
リクガメの餌について
リクガメは草食性の動物です。
餌はスーパーなどに売っている小松菜や青梗菜、豆苗、かぼちゃ、モロヘイヤなどを与えます。他にもタンポポやクローバーなどの野草を食べることができますが、農薬などが付着している可能性があるので、与える際はよく洗ってから与えるようにしましょう。
他にもリクガメフードなどの人工餌も販売しているので、リクガメフードと野菜を混ぜて与えてください。
餌の頻度について
餌は毎日2回、朝と夜に与えてください。
餌を食べた後にバスキングをして体温をあげることができないと消化不良になってしまうので、夜ご飯は消灯前に与えるようにしましょう。体温が低いと餌を食べないことがあるので、餌を食べていない場合は室温とホットスポットの温度を確認して見てください。
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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