ヒキガエルの飼育について!ヒキガエルの餌や寿命、必要な飼育設備を紹介!!
ヒキガエルは日本に生息しているカエルでとても身近なカエルです。ガマガエルとも呼ばれていて、日本にいるカエルの中でも非常に体が丈夫で飼いやすい種類のカエルです。今回の記事ではヒキガエルの飼育方法について紹介します。
ヒキガエルは日本に生息しているカエルで、昔からよく親しまれているカエルです。毒があることでも知られているカエルですがペットとして飼育することができます。
体も丈夫で動き回ることが少ないので飼育も簡単な種類です。カエルらしい見た目をしていて可愛らしいのでペットとして飼育したい方も多いと思います。
今回の記事ではヒキガエルの飼育方法を紹介するので、ヒキガエルを飼ってみたいと思う方はぜひ読んでみてください。
ペットにオススメのカエルについては、下記の記事で紹介しているのでそちらの記事も読んでみてください。
飼いやすいカエルの種類とは?ペットにオススメのカエルの種類を紹介!!
それではヒキガエルの飼育方法を紹介します。
ヒキガエルについて
褐色の肌に白や黒のまだら模様が特徴的なカエルです。中に沢山のイボやシワがあるのでヒキガエルの見た目が苦手という方も多いです。
森の中や田んぼや畑など様々な場所に生息しているカエルです。都市部では見かけることが少なくなりましたが、民家の周辺でも見かけることがある身近なカエルです。
繁殖期以外は陸上で生活をしているので、乾燥に強く飼育する際に湿度の管理がとても楽です。
ヒキガエルの種類について
日本には生息しているヒキガエルは、外来種も合わせると『ニホンヒキガエル』『ナガレヒキガエル』『ミヤコヒキガエル』『オオヒキガエル』の4種類のヒキガエルが日本に生息しています。
ニホンヒキガエルはさらに2つの亜種に分けられていて、東日本に生息しているのがアズマヒキガエル、西日本に生息しているのがニホンヒキガエルになります。
オオヒキガエルは南米が原産のカエルで、石垣島に移入されて日本に定着してしまったカエルです。特定外来生物に指定されているので、オオヒキガエルは飼育することができません。
ヒキガエルの体長について
ニホンヒキガエルの体長は最大で18センチほどになります。ミヤコヒキガエルはやや小さく最大で12cmほどまでしか成長しません。産卵期以外は陸地に生息するカエルなので水かきもなく動きも遅く管理がしやすいカエルです。
ヒキガエルの寿命について
ヒキガエルの寿命は長く、飼育下では10年ほどになります。アマガエルの寿命が5年ほどなのを考えると長生きなのがわかると思います。
寿命の長いカエルなので、飼育する場合は最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えするようにしましょう。
ヒキガエルの飼育に必要なもの
ヒキガエルは地表棲のカエルなので、飼育する場合は地表棲のカエルと同じ設備が必要になります。
ちゃんと飼育するためにはしっかりと飼育設備を揃えることが大切なので、ちゃんと飼育設備を揃えて飼育してあげるようにしてください。
日本に生息しているカエルで、夜行性なので照明や保温器具は必要ありません。必要な飼育設備が少ないのも飼育がしやすい理由の一つです。
飼育容器
ヒキガエルはプラケースで飼育することができます。なるべくお金をかけずに飼育設備を揃えようと思うならプラケースで飼育するのがおすすめです。
見た目を気にしたり、かっこいいレイアウトで飼育したい場合は爬虫類用の飼育ケージで飼育するのがいいと思います。
ヒキガエルは18センチぐらいまで成長するので、飼育容器は幅と奥行きが30センチ以上のものを用意するようにしましょう。
床材
地表棲のカエルなので、飼育する場合は床材が必要になります。
ヒキガエルを飼育する場合はある程度湿度が必要なので、床材は保湿性のあるものがいいです。よく使われるのがヤシガラ土や黒土、ピートモスなどです。
穴を掘って潜ったりすることがあるカエルなので、床材はある程度深くなるように敷きましょう。
他にはペットシーツやキッチンペーパーがよく使われます。ペットシーツやキッチンペーパーは汚れたらすぐに交換できるので、飼育環境を清潔に保つことができます。簡単に飼育したいと思う方はペットシーツやキッチンペーパーで飼育するのがおすすめです。
隠れ家
隠れ家があった方がヒキガエルが安心できるので、隠れ家を用意してあげましょう。隠れ家は植木鉢を半分に割ったものなどが販売されているのでそういったものを使用してください。
サイズは体がすっぽり入るぐらいの大きさのものを用意してください。
水入れ
カエルは水に浸かることで水分補給をするので、水入れが必要になります。水入れはカエルが入れるぐらいのサイズのもを用意しましょう。
水入れが深ずぎるとカエルが水入れから出られなくなってしまうことがあるので浅いものにしてください。軽いものだとひっくり返してしまうので、重量のある爬虫類用の水入れがおすすめです。タッパーを使うなら床材に埋めてひっくり返らないようにしましょう。
ピンセット
ピンセットは餌を与える時に使います。生き餌を飼育容器に入れて給餌する場合は使用しませんがヒキガエルを飼育する場合はピンセットでの給餌に慣れさせておきましょう。
ピンセットでの給餌に慣れさせておくことで冷凍のコオロギなどの餌も食べさせることができます。
餌
ヒキガエルは昆虫を食べます。
昆虫で飼育する場合はコオロギを与えるのが一般的ですが、自然界ではダンゴムシやミミズなどを食べています。
なので、ダンゴムシやミミズを捕まえて与えるのもいいと思いますが、用意するのが面倒だと思う方はコオロギを購入して与えるのがいいと思います。
ピンセットの給餌に慣れて入れば冷凍のコオロギも食べます。生きたコオロギを保管するよりも冷凍のコオロギを保管する方が楽なので、楽に飼育したい方はピンセットでの給餌に慣れさせて冷凍のコオロギで飼育するのがおすすめです。
生き餌を与える際はカルシウム剤をまぶしてから与えるようにしてください。また、コオロギの後ろ足は硬くて力も強いので、コオロギを与える際は足を追ってから与えた方が安全です。
ヒキガエルの飼育方法
ヒキガエルの飼育は簡単です。ヒキガエルは地表棲のカエルで湿度のある環境を好むカエルですが、乾燥にも強いカエルです。
もちろん完全に乾燥している環境では死んでしまいますが、他のカエルに比べて湿度管理が比較的簡単です。
床材が乾きすぎないように湿度管理をして、水入れの水を清潔に保ちちゃんと餌を与えておけばそう簡単に病気になったりすることはありません。
簡単にヒキガエルの飼育方法を紹介します。
給餌について
餌はヒキガエルの大きさにもよりますが、生態の場合は2〜3日に1回ぐらい与えるのがいいでしょう。1回の給餌でコオロギの場合10匹ぐらい食べます。
おたまじゃくしから変態したばかりのヒキガエルの場合は毎日食べるだけ与えるようにしてください。ヒキガエルの様子を見ながら体長が大きくなってきたら与える餌の頻度を少なくしていきましょう。
掃除について
ヒキガエルに限らず両生類は皮膚が弱く、飼育環境が清潔じゃないと病気になってしまうことがあります。
なので、ヒキガエルを飼育する場合は飼育環境を清潔に保つようにしてください。掃除のメインは糞を取り除くことです。カエルは餌を食べてから数日後に大きな糞をします。
日常の管理ではこの糞を取り除くことと餌の食べ残しがある場合はそれを取り除き飼育環境を清潔にしておくことが大切です。
水換えについて
水入れの中の水はいつでも清潔に保つようにしましょう。水入れの中に糞をしてしまったり、水入れに床材が入ってしまって汚れている場合は水入れを掃除して水を交換してあげてください。
水が汚れていなくても、2日に1回は水換えをして清潔に保つようにしましょう。
飼育ケージの設置場所について
ヒキガエルは夜行性なので、飼育ケージは明るい場所よりも薄暗くて静かな場所に設置してください。
リビングなど明るい場所に設置する場合はタオルなどをかけて、飼育ケージの半分ぐらいは暗くなるようにしましょう。
ヒキガエルの餌は何がいい?ヒキガエルの飼育にオススメの餌を紹介!!
爬虫類の飼育に必要な設備についてはこちらの記事で紹介しているので、爬虫類の飼育を考えている方は読んでみてください。
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